精神科医が説く4つのヒント!「職場の人間関係」を良くする魔法の思考

人の悩みの多くは人間関係だといわれます。働く人であれば一番の気がかりなのが、職場の人間関係だという人も少なくないでしょう。

精神科医の和田秀樹氏の新著『人と比べない生き方 劣等感を力に変える処方箋』の中で和田氏は、「ビジネス社会では鬱や社会不安障害といった心の病気が蔓延していますが、部下が(劣等感ではなく)優越性を持てるようにマネジメントすることは、ビジネスマンの心の病を減らす非常に有効な手段の一つになる」と述べています。

それでは具体的にどうしたらよいのか、同書から職場の人間関係を良くするヒントをお伝えします。

■1:劣等コンプレックスをもたらす上下関係をなくす

劣等感が強くなり、劣等コンプレックスになると神経症や鬱にまで発展する恐れがあります。

アルフレッド・アドラー(フロイト最大のライバルとされた精神科医)は頑張っても勝てない関係性や永続的な上下関係、すべてにおいて相手のほうが上だという関係性が続くことは、心の健康にとって非常に良くないものだと考えていました。

■2:感情的な相手には自己愛を満たしてあげる

人は自己愛が満たされていると人間が丸くなります。

機嫌の良い時は問題ありませんが、ちょっとしたミスで怒ったり、不安でイライラしたりするような相手の場合は、自己愛を満たしてあげると感情の起伏を穏やかにすることができます。

一つ目は褒めたり、注目したりすること。二つ目は「いざとなったら全力でサポートします」など不安を解消すること。三つ目は、「その辛さは身に染みて分かります」と共感することです。

■3:生理的に受け付けない相手には

生理的に受け付けられない相手と上手くやっていくのは難しいことですが、それが態度や言動にでると信頼を失うことになってしまいます。

そういう場合は、変えられるものを変えるという方法があります。「これもお給料の一部」とか「この人がいるから自分も食べていくことができる」と自分の受け止め方を変えるのです。

■4:共同体意識を持つ人は社会で重用される

アドラーが社会的成功を収めるために重要だと考えたのが、共同体感覚と優越性(勝つこと)の追求の二つを両立させることでした。共同体感覚は意識して育成するもので、それができなければ未熟なものになるわけです。

共同体感覚が発達している人は、自分の利益のためだけでなく、より大きな共同体の利益にもなるように行動します。こういった人のほうが良好な人間関係を築けることは明らかです。

このような方法があれば、これ以上人間関係を悪化させないこともできるでしょう。今良くない状態にある間柄も、ずっと同じ状態が続くとは限りませんし、人間関係は変わり続けるものなので、悪い状態から良い関係に変わる可能性はあるわけです。
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