幸せ呼ぶ猫神の呟き 気になる出費の実情 中高で最もお金がかかる部活は何だ?
                 


気になる出費の実情 中高で最もお金がかかる部活は何だ?

中高生の部活にかかる費用をチェックした――。

■相場は年間3万~5万円

 まずは全体像だ。文科省の最新調査「平成26年度子供の学習費調査」によると、部活や学芸会・運動会などにかかる「教科外活動費」の平均は年額で、公立中が3万2468円、公立高が3万9840円。私立だと、中学が5万5170円、高校が4万5892円にアップ。毎月3000~5000円の出費だ。

 では、部活によってどんな違いがあるのか。都内の親や生徒に聞いた。まずは、中学からバスケを続けて今年高校に進学した女子高生の話。

「バスケットシューズは1足8000円ほどで、中学の3年間で2回買い替えました。バスケ用のパンツ代が2000円。試合ごとの交通費が毎回往復500円くらいで、夏の大会シーズンは毎週なので月2000円。でもバスケ部は安いほうだと思う。高校も同じくらいかな。リストバンドはお小遣いから出してる」

 中学時代は3年間で合計4万~5万円ほど。何とユニホームは学校のものを洗濯して使い回し、道具は学校の備品で、文科省の相場より安く済んだそうだ。

 バスケ部より安いのが水泳部だ。水泳部の男子高校生が言う。

「学校の授業で使う水泳パンツとゴーグルを使ってるから、新たに買うものはなくて、大会の交通費だけ」

 強豪校や有望選手なら、高機能水着を用意することもあるが、そうでなければ同じが普通。「運動部で一番安上がりかも」と笑った。ゴーグルと競泳パンツなら安ければ合計5000円程度。この生徒は弱小校で交通費も都内のみで、交通費込みで1万円ほどという。相場よりかなり安い。

■強豪校は遠征費、合宿代も

 やっぱり高いのが野球部だ。「入りたかったけどお金がかかるから」と諦めた生徒がいた。野球部の中学生を持つ親が言う。

「グラブとスパイクがそれぞれ2万円弱。消耗品のストッキングが年間5000円ほどで、父母会費が年間4000円。父母会費は試合や練習への差し入れ代です。試合ごとの交通費は毎年1万円以上かかり、その後は親同士の付き合いもあって、お茶代や食事代もかさみます」

 子供と親のお茶代と食事代を2000円、年間20試合とすれば4万円。最大で年間8万円近い。

「息子の学校は大したことないからいいですが、早実みたいに全国遠征するような強豪校だと大変ですよ。高校で合宿があったら……」(同)

 サッカー部も事情は同じ。スパイクなどの道具代や交通費のほかに、父母会費や親同士の付き合いがある。

 カネがかかるのは運動部だけではない。その筆頭が音楽系だ。中学生の娘が吹奏楽部の親が言う。

「娘はサックスで、学校にあるものを使えるのですが、『練習のためにも自分のが欲しい』と言われ、約3万円で買いました。学校の楽器を使っていても管楽器はリードを自分で用意するので、その買い替えで1万円以上かかります。チューナーは2000円ほどで、年間2000円の部費は楽譜代のようです。加えて演奏会などの交通費もときどき」

 学校によっては公立でも夏休みなどに合宿があるケースがある。その分を加えると、年間15万~20万円、それ以上になることも。家計がカツカツの親にとっては、「何事も経験」とは言えないかもしれない。

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