夏の不調は「クーラー病」かも? 寒さから身を守る6つの対策

夏場は気温の寒暖差が屋外と屋内で差が激しく、クーラー病(冷房病)と言われる症状が現れ、冷えにより体調を崩される方も多いと思います。

職場では設定温度をなかなか変えられないこともあり、自分で対策を取って寒さから身を守るしかありません。

今回は、クーラー病のメカニズム、症状、効果的な対策までを医師に解説をしていただきました。

クーラー病とは

夏に冷房が効いた環境と外気温を行ったり来たりするうちに、体調不良になることです。

正式な病名ではなく俗語です。
クーラー病のメカニズム

体温調節に関わっている自律神経が、大幅な気温変化に対応しきれずにバランスを崩し、自律神経失調症状態になることが原因の一つです。

暑さによって体力が奪われ、睡眠が浅くなり、食欲も低下し…といった夏バテも加わって体調不良が起こるとも考えられます。
クーラー病の症状

以下のような様々な不定愁訴が挙げられます。

・冷え
・疲労感
・だるさ
・むくみ
・肩こり
・頭痛
・腰痛
・腹痛
・下痢
・頻尿
・不眠
など
クーラー病の治療方法

それぞれの症状に応じた検査を行い、明らかな異常が検出されなければ、機能性の異常として対症療法が行われます。

全身を見て治療をするという観点で、漢方薬の使用も検討してみてもよいでしょう。
寒さから身を守る!クーラー病対策

空調の設定温度を上げる
外気温との差を5度以内にするのが望ましい。

空調の風が直接体に当たらないようにする
顔に風が当たると肌荒れやドライアイにもつながります。首筋やうなじに風が当たると肩こりが悪化します。

衣服で体温を上げる
カーディガン、スカーフ、靴下、腹巻などで、首・手首・足首を冷やさないようにしましょう。

下肢の筋肉を動かす
足指を動かす、足首を回す、つま先立ちするなどの運動で下肢の筋肉を動かし、血行を良くしましょう。座りながらでも、立ち仕事中でも可能です。

飲み物と食べ物を工夫する
飲み物は常温や温かいものを飲み、生姜や根菜類を積極的に食べる。一般的に、夏に旬を迎える作物(瓜、ナスなど)は体を冷やすとされています。

規則正しい生活をする
朝には日光を浴び、夜にはパソコンやスマホのブルーライトを避けましょう。
クーラー病予備群セルフチェック

□ 職場や家庭内で冷房の設定温度を自由に変えられない立場にある

□ 夏場は職場と暑い外を行ったり来たりしている

□ タンクトップ、ショートパンツ、素足など肌を露出する服装をしている

□ 職場は制服なので自分の判断で靴下をはいたりカーディガンを羽織るということができない

□ 氷を入れた飲み物が好き

□ 夏は湯船につからずシャワーのみで済ます

□ 夏は暑くて運動習慣が崩れてしまう

□ 毎年夏バテしたり夏風邪をひく
最後に医師から一言

クールビズが推奨され、省エネやエコの観点からも冷房の設定温度を下げ過ぎないような風潮が広がってきています。

またエアコンの高性能化により、同じ部屋にいても場所によって温度が変えられるような製品も開発されてきています。

しかし夏の暑さも年々厳しくなっており、今後もクーラー病はなくならないでしょう。ご自身の環境に合わせて工夫し、暑い夏を乗り切りましょう。

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