【結婚の県民性】離婚率が低いのは「富山」「新潟」、逆に高いのは…?

出会いあれば、別れあり。最近も、俳優の船越英一郎さん(神奈川出身)と松居一代さん(滋賀出身)の離婚騒動が話題だ。離婚を巡っても、地域性は表れる。

 離婚率が最も高いのは沖縄で、突出している。東京、大阪など都市部に加え、九州と北海道が高い。

 北海道は会費制の結婚式にみられるように、因習に縛られない合理的な発想が根強い地。恋愛、ビジネスなどさまざまな県民性を、『出身県でわかる性格と相性』など20冊超の著書で記してきた矢野新一さん(68)は「離婚に対する抵抗感やハードルが低いのでしょう」と説明する。また、岩中さんは大阪について、「建前でなく、本音で生きる気質。夫妻ともに、お互い嫌になれば別れましょ、となりやすいのでは」と話す。大阪の南隣の和歌山も高く、全国6位。85年は14位だっただけに、順位が上がっている。

 離婚率が最も低いのは、富山と新潟。このほかの県も、東北、北陸、山陰と日本海側に集中している。「世間体を気にする土地柄もあるでしょうが、雪などの厳しい自然環境を乗り切るには連れ合いがいたほうがよい。こうした面からも、簡単には離婚せずに我慢する気風があるのかもしれません」(『出身県でわかる人の性格』の著者で、出版プロデューサーの岩中祥史さん(66))

 全国平均でみると、今や結婚する夫婦の10組に1組は再婚者同士。離婚の多い地域は、自然と再婚同士率も高くなる。

 例外は東京で、離婚率が全国平均より高いのに、再婚同士率は全国最低だ。転勤などでほかの地域との出入りが激しく、再婚同士の組み合わせとなるのが珍しいのかもしれない。

 対照的に高いのが、宮崎、北海道、和歌山など。離婚後も同じ地域にとどまる人が多いと考えられ、再婚者同士の組み合わせが多くなっている可能性がある。

 結婚や離婚などの行動は、その地に住む人の意識の表れ。こんなデータもある。

 内閣府が09年に実施した「男女共同参画社会に関する世論調査」によると、「結婚は個人の自由だからしなくてもよい」との考えに賛成する人は、関東が最も高く約74%。中国と東北が最も低く約62%だった。「結婚しても相手に満足できなければ離婚すればよい」との考えに賛成する人も、関東が約57%と最も高かった。

 岩中さんは「結婚を巡る意識は大きく変わりつつありますが、平均初婚年齢や離婚率の高さなどは、地域の風土とも密接に関わっています」と話す。

 あなたの地元は、どんな特徴があるのか。探ってみてはいかがだろうか。

関連記事
最新記事