犬にも恐怖症がある!主な症状と原因、克服する方法まで

犬の恐怖症はこんな症状

犬がなんらかの要因に恐怖を感じているとき、頭を低くして耳を倒していたり、尻尾を後足の間に挟み込んでいるような恰好をします。また、下記のような行動を示します。

✔固まったり、震えたりする
✔吠えて威嚇をする
✔逃げ出したり、暗いところに隠れる
✔落ち着きがなくなる
✔おしっこ、うんちを漏らす
✔よだれを垂らす
✔鼻を鳴らす
✔嘔吐や下痢

反応は犬によって違いますが、前述のような異変があった際には注意深く愛犬を見てあげてください。注意しなくてはいけないのは、犬の恐怖症の場合、恐怖心から攻撃性が強くなることがあることです。人間や、他の犬へ攻撃が向かないよう気を付けて下さい。

犬の恐怖症、何に恐怖を感じている?

犬が恐怖を感じる対象は、

✔花火や雷、防風などの大きな音
✔知らない人や犬に対して
✔屋外に出ること

などが多く聞かれる対象です。

過去にした恐い体験などがトラウマになっていることもあります。黒い犬に襲われた経験から、それ以降黒い犬に対して恐怖を抱くようになってしまうような、記憶からの恐怖心もあります。これらのことは、幼少の頃にしっかりとトレーニングをされていなかった犬に起こりやすい傾向にあるといいます。知らない人や犬に対して激しく恐怖心を抱くのは、幼少期に社会性を身につけられなかったことが要因として挙げられます。

特に生後3カ月程度の頃に経験したことから、恐怖心を抱くようになることが多いとする報告があります。初めて見た車やバイクに驚いてしまってそれ以来怖くなってしまったり、留守番中に雷が鳴って恐い思いをしていたりなど様々です。犬がなんらかの事柄に対して恐怖心を抱くのには、多くの場合原因があります。愛犬の恐怖症を改善するためには、愛犬が何に対して、どうして恐怖を感じるのかを飼い主が把握しておく必要があります。

犬の恐怖症の対策

犬の恐怖症は、動物病院で安定剤などの薬を処方されることがありますが、ここでは恐怖症を持つ犬の症状を改善するためのトレーニングを紹介します。

犬が恐怖を感じる環境をつくらない

一番有効な対策はこれでしょう。出来るだけ愛犬が恐怖心を抱くものや環境に近付けないことです。

基本的なしつけを再度する

対人、対犬恐怖症の場合は、その原因の多くが幼少期に社会化を適切に行えていなかったことにあります。根気よく、人や犬に慣れさせるトレーニングをしましょう。また、家の外に出ることが怖いという犬に対しても、仔犬期にする散歩トレーニングと同じことを根気よく続けます。ごほうびのおやつは、犬がとても好きなものを用意してください。

注意!恐怖行動を示していても大げさに撫でないこと

犬が恐怖症状を出しているときに、飼い主が犬をなだめるために大げさに犬を撫でたり声かけをすることは好ましくありません。犬の不安行動が強化されてしまうことがあります。かわいそうな姿を見るのはつらいですが、よっぽどの緊急性がない場合は見守るのも愛犬のためです。撫でて安心させたい気持ちはグッと抑えましょう。ただ、無視を決め込むのはNGです。犬が飼い主が助けてくれないと思い込んでしまうと、自己防衛意識が高まってより悪化してしまうことがあります。犬が助けを求めて来たら、冷静に落ち着いたトーンの声で優しく話しかけてあげてください。その際には、ゆっくりと撫でてあげてくださいね。

恐怖心を抱く状況で改善が見られたらごほうび

いつもならこの状況だったら怖がっているのに今日は大丈夫なの?といったことがあったときには、たくさん褒めてごほうびを与えてください。

特定の音に対して恐怖症を持つ場合

花火や雷、暴風などに対する恐怖症を持つ犬は、聴覚に優れ音に反応しやすい犬種に多く見られます。日本での人気犬種では、コリー種に良く見られる症状のようです。音の恐怖症は、音に慣らすトレーニングをします。実際の音でなくて大丈夫です、録音した音などを聞こえるか聞こえないかくらいの小さいボリュームから始めていきましょう。2,3カ月かけて少しずつボリュームを大きくしていきます。音が聞こえている最中は、犬が喜ぶおやつやおもちゃを与えます。

このときもやはり、飼い主が大げさに「大丈夫だよ」などと撫でてあげたりするのは、犬の飼い主依存が強くなる可能性があるため控えましょう。犬が飼い主に助けを求めてきたら、冷静に落ち着いて静かに声をかけてやさしく対応をしてあげましょう。このトレーニングには注意点があります。このトレーニング中にはリアルな音(本物の雷など)を体験させてしまっては意味がありません。少しずつ慣らしている最中に天候の異変などがないように時期を気を付けましょう。

まとめ

犬の恐怖症の改善は、とても根気のいるトレーニングとなりそうです。確かに人間でいう「高所恐怖症」や「暗所恐怖症」などの改善がすぐにはできないのと同じですよね。愛犬の苦痛は出来ることなら取り除いてあげたいのが飼い主の心情です。少しずつ改善がみられるよう、愛犬とともにがんばりましょう。

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