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「油」極端に摂取量減らすと疲れやすくホルモン分泌に問題も

油は栄養学的には脂質といい、糖質、たんぱく質と並んで、人間の生命維持や身体活動に欠かせない栄養素の1つ。また糖質より効率のいいエネルギー源で、細胞膜やホルモンを作る材料にもなっている。

「以前、油は太るからできるだけ摂らない、という風潮がありました。確かに油を摂りすぎると体脂肪がたまり、動脈硬化の原因にもなります。ですが、極端に減らすとエネルギー不足で疲れやすくなり、細胞膜の働きが低下し、ホルモン分泌が正常ではなくなるなどの問題が出てくるんです」

 そう話すのは、慶応義塾大学医学部教授で油研究の第一人者の井上浩義さん。摂る油の種類によっては、善玉コレステロールが増えて、悪玉コレステロールは減り、血管の柔軟性を保つなどの作用もあるため、良い油を摂ることで動脈硬化を予防でき、脳卒中や心臓病のリスクも下がるのだ。

「ココナッツオイルにアルツハイマー型認知症の予防効果があるという論文が、2009年に発表されて話題になりました。また、亜麻仁油などのオメガ3系油には、脳血管型の認知症の予防効果が期待できます。高齢者こそ油を選び、積極的に摂ってほしいですね」(井上さん・以下同)


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