恋に不要な演技、身につけたい演技

子どものころから誰もが「演技」を勉強している
結論から言うと、恋に限らず、生きていくうえで、ある程度の演技力は必要ではないかと、私は考えています。

多くの人は、子どものころから少しずつ演技を学んでいるはずです。「平気なふり」「仲のいいふり」「好きじゃないふり」「悲しくないふり」……書いていると、なんだか少し悲しくなってきますが、それも処世術のひとつ。いつも正直にまっすぐに感情をぶつけたところで、根気よく受け止めてくれるのは、せいぜい家族ぐらいのものですよね。

処世術としての演技をすることで「ペルソナ」が育ちますが、そのペルソナで、弱い自分を隠して大人になっていくのは、ある程度は仕方の無いことでしょう。そして、「演技が上手になること」=「大人になること」と勘違いしている方が多いのも事実。
本音を語らず、演じて、その場をやり過ごすことが大人なのだとしたら、私は、それを「成長」とは区別したいと感じます。「成長」とは、ごまかすことなく自分と向き合うことだと考えているためです。

私は、「ナチュラルビューティー」を育てることが自分のミッションだと考えています。ナチュラルビューティー、つまり、内面からキラキラ輝く、恋するカラダ(ココロ)になれば、自然と人を惹き付けられるのです。

スキンケアのように、心もデトックスしたり、ターンオーバーさせたりして、どんどん新しい自分になれます。そのためには、自分と向き合い、内面的に成長する必要があります。そして、自分らしく生きられるようになると、魂がワクワクと喜び、いわゆるオーラが出てくるのです。そうなれば、演技やテクニックは必要ないんですよね。


「演じる私」でモテても心は満たされない
少し話がズレましたが、演技力でがんばってモテることは可能です。私もかなり演技をしておりました。その演技力のおかげで、公私ともに、私の人間関係は快適なものでした。

当時、「演じる私」の状態で出会った前夫からの口説き文句は、「俺が守ってやる」でした。かわいいふりをして、そこにアプローチしてくれるのは、だいたい「俺についてこいタイプ」です。でも、私は守っていただくタイプではありません。「俺についてこいタイプ」が持て余す自由人です。

でも、この「守ってあげたくなるタイプ」が男性は好きなんですよね。そして、男性は「自分が守れそうな人」しか選びません。つまり、か弱さを装うということは、それだけ弱い男を呼び寄せていることにもなるのだ、という自覚が必要かもしれません。

「演じる私」で、本当に心の底から満足できるパートナーに出会うのは、難しいものです。


身につけたい演技は「所作」と「笑顔」
とはいえ、ありのままで飾らないのがいいからと、乱暴な言葉遣いや無表情で、男性を惹き付けるのは困難です。そこで、私がお勧めしたいのは「所作」と「笑顔」。そこには、ある程度の演技力があってもいいのではないかと思います。

普段からずっと、品良く振る舞う必要はありません。仕事上だけでも流暢に敬語が話せるとか、食事の所作が綺麗であるなど。これは、誰でも努力すれば身につけることができます。

かわいらしい方でも、魚の食べ方が汚かったり、握り箸をしていたりすることがあります。少し上品に振る舞えるだけで、男性からのポイントが高くなりますし、どんな男性の家庭に招待されても、緊張し過ぎることなく、食事を楽しむことができますよ。

また、「笑顔」は、やはり強力な武器になります。ホテリエ(ホテルに勤務する人)や客室乗務員の方の笑顔に、こちらも笑顔になってしまいますよね。ホテリエの方に取材をしたときに伺ったのですが、彼らはカウンター内のパソコンに小さな鏡をつけているそうです。普段目につく場所に小さな鏡を置いておくのもいいでしょう。

電車や店内など、公の場所で無表情の人は意外に多いものです。出会いはどこに転がっているかわかりません。外出時にドアの鍵をかけながら、表情のスイッチをオンにしてみましょう。口角を上げ続ける必要はありません。目元を笑顔にすることを意識して、自然な笑顔で過ごせるよう練習してみましょう。好きな人の写真や、赤ちゃんを見るときのような優しい表情を作るのがポイントです。

ただ、男性の心を捉えるには、心からの笑顔が出るかどうかもポイント。そのためには、日頃の体調管理やストレス発散も必要であることも、付け加えておきますね。

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