セックスレスは5割超! 浮気したい夫・妻がこんなに…どうなる日本の夫婦生活!?

「いつでもできる」はずが「いつまでもできない」――それは、結婚後のセックス。

 最近も、テレビや雑誌で「セックスレス」の文字を見ない日はない。結婚、出産を機に変容していく“夫婦の営み”。頻度は? 浮気は? 他人には言えないセックス事情に迫るべく、既婚者2000人を対象にアンケート調査(※)を実施した。

◆セックスレスは5割超!

 日本性科学会の定義によれば、セックスレスとは「特別な事情もなく1カ月以上性交渉がないカップル」を指す。この定義に照らし合わせれば、約30%ともっとも大きな割合を占めた「1年以上していない」のほか、「月1回未満」の合計は5割超!

  なんと世の2組に1組はセックスレス夫婦なのだ。その一方で男性の約75%は浮気願望を抱いており、性欲はみなぎっているようだ。だが、それを実行に移すとなると話は別らしい。

「50歳の上司は離婚して毎月養育費を払ってるけど、生涯年収が全然違うし絶対に無理。リスクがデカすぎます」(32歳男性・SE)

◆浮気願望はあるけど、妻とのセックスは……

  願望はあっても、余裕がないのだ。かといって、妻とする気力もない。夫婦問題研究家の岡野あつこ氏は、「近年、仕事や趣味に情熱を傾け、性欲はインターネットで解消する男性が増えています。疲れて帰宅してわざわざ奥さんを誘うのも億劫だし、アダルト動画のほうが気楽。つまり、セックスに労力を注ぐ男性が少なくなった」のだという。

 アンケートの結果によると、男性は旺盛なひとりエッチに加え、「出産を機に“お母さん”としか見られなくなった」(34歳男性・建築)など、「嫁は性的対象外!」なスタンスがセックスレスを加速させているようだ。

◆根本的な要因は“怒り”や“恐怖”

 しかし、こんなあきらめムード漂う現状に対し、臨床心理士の西澤寿樹氏は、「本当の原因を知れば、セックスレスは改善できるはず」と指摘する。

「根本的な要因は、“怒り”もしくは”恐怖“。結婚生活で積み重なった些細な不満やズレが、心の奥底に怒りや恐怖として定着することで、性欲が阻害されている」

 例えば、「聞き分けのいい夫を演じていたら、自分の性欲をぶつける気がなくなった」(36歳男性・保険)というケースは、妻の主張を優先するあまり、自分の主張が通らない“恐怖”が植えつけられてしまったパターン。

「ビジネスのように、落としどころを探すことで理解し合っていると勘違いする夫婦は意外と多い。ですが、付き合い始めの頃は妥協抜きに相手を理解し、共感しようと思っていたはず。

その姿勢が信頼を生み、“もっとも傷つきやすく、もっとも満足度の高いコミュニケーション”であるセックスに繋がっていたんです。セックスしたい相手と結婚したということを忘れてはいけません」(西澤氏)

 原因がはっきりせず、ついつい先送りしてしまいがちなセックスレス問題だが、相手としっかり向き合うことが解決の近道のようだ。

【西澤寿樹 プロフール】
臨床心理士、MBA。渋谷にて、女性と夫婦のためのカウンセリングルーム「@はあと・くりにっく/BetterCouple」を主宰

【岡野あつこ プロフィール】
日本家族問題相談連盟理事長。夫婦問題研究家。これまでの夫婦相談件数は2万5000件を超える。著書に『産後クライシス』など

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