安倍首相特使・二階幹事長の発言受け韓国キムチ政府が日本側に「発言は慎重に」と注意、韓国キムチ議員からも“忠言”飛び出す

2017年6月12日、安倍晋三首相の特使として訪韓した二階俊博自民党幹事長の発言が波紋を呼び、韓国政府が日本側に「発言に慎重を期すべき」との立場を伝えていたことが分かった。韓国・聯合ニュースはこれを日本に対する「注意」と報道、ニュース1は「事実上の抗議」と伝えている。

韓国外交部当局者は同日、「外交ルートを通じ、慰安婦問題を含む韓日関係に誤解を引き起こし得る発言に慎重を期してほしいとの立場を日本側に伝えた」と明らかにした。

二階氏は10日、木浦(モッポ)市で開かれた韓国国会議員らとの会合で、日韓関係の改善を妨害する動きが両国にあるとの認識を示し「一握りの悪巧みをする連中は撲滅しよう」「韓国にもいるかもしれないから、見つけたら撲滅してほしい」などと述べていた。日本の報道によれば、この発言は「お互い友情を持ってずっと仲良くやろうと考えている人々の方が何倍も多い」にもかかわらず、友好関係を引き裂こうとする「連中」が一部存在することを指摘したもので、二階氏なりの友好の呼び掛けと取れる。

しかし韓国では、二階氏の言う「悪巧みする連中」は、慰安婦問題をめぐる日韓合意の再交渉を主張する勢力を指すとの解釈が複数のメディアで報じられ、波紋を呼んでいた。ニュース1は、「悪巧み」と取られた可能性のある例を示すかのように、先月来日した文在寅(ムン・ジェイン)大統領の特使が「大部分の韓国国民が情緒的に慰安婦合意を受け入れられていない」と安倍首相に伝えたことや、外相候補に指名されている康京和(カン・ギョンファ)氏が慰安婦合意についてこのほど「疑わしいと思っていた」と述べたことを伝えている。

二階氏をめぐっては9日、韓国メディアのインタビューで日韓合意の再交渉について問われ「愚かなこと」と発言したことも韓国で大きな注目を集めており、以降、韓国では「韓日合意に関する放言で物議を醸した人物」との前置きで紹介する報道も目に付く。また韓国の報道によると、12日に二階氏と会談した与党「共に民主党」の秋美愛(チュ・ミエ)代表からは、「韓国のことわざには『一言で千両の借りを返す』とか『掛ける言葉が丁寧なら受ける言葉も丁寧(売り言葉に買い言葉)』というものがある」と、二階氏の発言を強く意識し、発言の重要性について説くような「冗談」も出たという。

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