梅雨時期は要注意!身近な食材にひそむ食中毒の予防法

最近、アニサキスによる食中毒が芸能ニュースで話題になっていましたが、梅雨から夏にかけては家庭でも食中毒が起こりやすくなります。身近な食材が原因だったり、当たり前にやっている保存方法に落とし穴があったり…。今回は、そんな食中毒のなかでも日常的に使う食材に潜む菌と、その予防方法を解説します。

鶏肉に潜む「カンピロバクター」

カンピロバクターは、主に、生や加熱が不十分な状態の鶏肉から感染し、冷蔵・冷凍で生存している菌です。潜伏期間は、2~7日間で、下痢、腹痛、発熱などの症状が出ます。

●予防方法
乾燥、加熱に弱いため、肉を十分に加熱調理することが第一です。また、生肉を扱った器具類と、サラダなど加熱しない料理の包丁やまな板は分けること。そして、手指も含めて洗浄殺菌の徹底が肝心です。

卵に潜む「サルモネラ属菌」

名前は聞いたことがあるけれど、感染原因はあまり知られていないのが、このサルモネラ属菌です。実は卵の汚染率が高い食中毒なんです。潜伏期間は、8~48時間で、悪寒、高い発熱、腹痛、嘔吐、下痢の症状が出ます。

●予防方法
加熱に弱いため、こちらも十分に加熱調理すること。しかし、卵かけごはんのように、卵を生で食べるという、世界でも珍しい食文化を持つ日本。出荷前に殺菌処理が施されていることがほとんどですが、生のまま食べる際は、購入後すぐに冷蔵庫へ入れて低温管理を徹底し、必ず賞味期限内に食べるようにしましょう。

カレーに潜む「ウエルシュ菌」

最後に、家庭料理の定番メニュー「カレー」。一晩寝かせるとおいしくなる、なんてよく言いますよね。でも実は、保存方法によってはとてもキケン! ウエルシュ菌は20〜50℃で発育し、熱に強く100℃で1〜4時間加熱しても死にません。潜伏期間は、通常は12時間前後で、下痢と腹痛の症状が出ます。

●予防方法
まずは加熱調理後、すぐに食べることです。保存しておきたい場合は、少量に分けてなるべく早く全体を冷却するようにします。特に中心部は冷めにくいので注意しましょう。

どれも日頃、口にしている食材だからこそ、気に留めずに調理してしまいがちですが、蒸し暑くなる梅雨の時期、食中毒の危険は案外、身近にあります。正しい知識と衛生管理で、あなたの家庭でも気をつけてくださいね。

(参考:食品衛生責任者養成講習会 文:カフェくろねこ)

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