幸せ呼ぶ猫神の呟き 30代から始まっている、のどの衰えと「誤嚥(ごえん)」。あなたにも将来、誤嚥性肺炎の危険が!?
                 


30代から始まっている、のどの衰えと「誤嚥(ごえん)」。あなたにも将来、誤嚥性肺炎の危険が!?

 日本人の死亡原因の第1位は、「ガン」。2位が「心臓疾患」、そして、近年は「肺炎」が脳卒中を抑えて3位に躍り出た。特に高齢者では、その肺炎の70%以上に、「誤嚥(ごえん)」が関係している。つまり、誤って食べ物が気管に入ってしまうことで起こる「誤嚥性肺炎」で亡くなる高齢者の増加が、社会問題化しつつあるのだ。

 いや、高齢者だけではない。「よくムセル」「薬が飲みにくい」「声がかすれる」などの自覚は、30代、40代の人にもあるはずだ。すでにのどの衰え、すなわち老化が始まっているからだ。健康長寿を望むなら、食べ物を飲み込む力、「嚥下(えんげ)機能」を衰えさせてはいけないと訴える気管食道の専門医・西山耕一郎氏の著書、『肺炎がいやなら、のどを鍛えなさい』は、発売わずか2週間で重版4刷! 異例のスピードで12万部を突破している!!

誤嚥を防ぐ「食べる」ルールが九か条

 誤嚥を防ぐのには、ルールがあるという。たとえば、和食では最初にお椀の汁を一口すするのがマナーだが、これが誤嚥やムセの原因になりやすいそう。だから、最初の一口は、「柔らかくて、まとまりがあって、ベタベタしない」食べ物がおススメだという。そして、その食べ物は、「中華料理」がピッタリなのだ。こうした、いままでの常識を覆すような「食べるルール九か条」はぜひ、本書でご確認いただきたい。

 本書では、他にもさまざまな一般常識を覆す、専門医師の知恵が伝授されている。

 風邪などの感染症予防に、「うがい」は、欠かせない。ところが、うがい薬は、のどの粘膜を刺激し、正常な細菌までも殺してしまう。だから、水道水でウィルスなどを洗い流すだけで十分だという。のどが痛いときに舐める「のど飴」もその効果に疑問があり、医療関係者には、のど飴を舐める人はほとんどいないそうだ。そして、ムセ込んでいる人の背中を起こしてトントンと叩いたり、水やお茶を飲ませたりするのも厳禁。かえって気管に入ってしまうからだという。

 いびきをかく人は、上気道が狭くなっているので、横向き寝や枕を低くするといいそうだ。睡眠時無呼吸症候群は、のどの上気道が塞がることが原因で、専門医を受診することが必要だが、日ごろからのどを鍛えることが大切だ。

飲み込み力をアップさせて、健康寿命を延ばす「のど体操」

 では、のどを鍛えるには、どうしたらいいのだろうか。西山氏は本書で、8つの「のど体操」を紹介し、のどにある喉頭挙上筋群(こうとうきょじょうきんぐん)を鍛えることを奨励している。

 まずは、「嚥下おでこ体操」と「あご持ち上げ体操」で、のどの筋トレをやってみよう。風船やペットボトルなどを使って呼吸力を強化するのもいい。カラオケへ行くなら、キーの高い曲を選んで、できるだけ高い声で歌おう。のど仏を上下させるのだ。一日5分、いずれも楽しく行えるので、ぜひ挑戦してみたらいかがだろうか。

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