砂漠の国の知恵!熱中症対策に塩ヨーグルトドリンクはいかが?

スーパー猛暑ともいわれる今年の夏。健康的な女性でも熱中症が気になりますね。そんなときは、海外からの知恵を参考にしてみませんか。日本よりもさらに暑~いドバイでは、塩ヨーグルトドリンクなるもので、熱中症対策を行うのがメジャーなのだそう。いったいどんな飲み物なのでしょう。ドバイからのレポートです。

50℃にもなるドバイで欠かせない「ラバン」

一年のほとんどが夏のドバイ。特に真夏は気温が50℃に達することもあるなかで、高温の日中は街を歩く人もほとんどいません。炎天下に駐車した車はハンドルも握れないほどアツアツ! 車中のペットボトル飲料はいつの間にか温かい飲み物に変わっているほどの強い日差しです。一方で室内は、どこもクーラーが効いていて快適。かえって寒く感じることも少なくありません。そして夏は、屋外と室内の温度差に対応するのに体力を消耗するので、疲れやすくなり風邪をひく人が多いのも実情です。

ドバイをはじめとした湾岸諸国や夏の暑さの厳しい中東全般で、よく飲まれているのが「ラバン」。スーパーやガソリンスタンド併設のコンビニエンスストアでも手に入り、見た目には牛乳と間違えてしまいそうなパッケージです。現地では牛乳よりもラバンを好む人が多く、「疲労回復に、エネルギー補給にラバン!」と謳うテレビ・コマーシャルでも有名。もはや中東では欠かせない飲み物です。

その正体はヨーグルトドリンク。インドのラッシーに近く、日本のヨーグルトドリンクよりもさらっとした飲み口。そして最大の特徴は塩味! 一般的に、ヨーグルトに甘みを加えるイメージはあっても、塩を加えることはないですよね。でもアラブでは塩味のヨーグルトドリンクがオリジナル、甘い味やフルーツのフレーバーは、あくまでもバリエーションの一部です。

この塩味ヨーグルト・ラバンは、中東の気候と食生活にも関係があります。高温の気候、特に夏の激しい発汗後の水分と塩分補給にはこの両方を兼ね備えたラバンが効果的。また、ヨーグルト本来の良さである善玉菌をはじめ、整腸作用やバクテリアに対する免疫力の強化、乳酸菌の効果もすべてそのまま生かされています。

食後や、食事と一緒に摂ることにより肉や豆、ライスといった典型的な中東料理をたっぷり食べた後の消化を促したり、膨満感を解消する効果もあります。同時に、ラバン自体のカロリーやコレステロールは低め。のどの渇きを癒すために、そして小腹が空いた時の軽食代わりにも飲まれるラバン。まさに良いことづくめの万能ドリンクと言うわけです。

日本では入手が難しいラバンですが、家庭でも簡単に作ることができます。市販のプレーンヨーグルト100CC と同量の水、小さじ1/2の塩を加えてミキサーで混ぜるだけ。慣れないうちは、しょっぱいヨーグルトに抵抗を感じるかもしれませんが、冷たいとより飲みやすいので、氷を混ぜたり、レモンを加えたりして飲むのがおすすめ。飲みにくいと感じる人は、ヨーグルトに細かく刻んだきゅうりと玉ねぎを加えて、オリーブオイルと塩コショウで味付け、サラダ風のディップから始めてみるのも良いかも。

この夏の熱中症対策に、中東伝統の塩味ヨーグルトを試してみませんか?

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