「おひとり」老後に5000万円必要!?貯められない人の12の共通項

「ね、年とったらみんなでひとつの家に住んで、楽しくすごそうよ」――

「女子会」と呼ぶには少々、ムリが出てきた女たちの飲み会で、よく聞かれるこうした会話。気ままな独身生活の先に、気の置けない女友達との余生が待っているならば、それは大層、楽しそうですよね。

 でも、自分自身への反省を込めて、あえて言うと、この言葉には圧倒的にある視点が欠けている……。

 それは、何か?

 お金、の問題です。

 今はまあ、そんなにいいお給料ではないけれど、食べることに不安があるほどの生活はできている。バーゲンでちょっとハメをはずし、年に1回くらい旅行を楽しむくらいの余裕がある、としても……それを、老後も続けられるとは限らないのです!

 家計再生コンサルタントでフィナンシャルプランナーの横山光昭さんの『「おひとり」を不安0で生き抜く女子貯金』(祥伝社)によると、気ままで身軽に見える「おひとり」でも、老後、必要な資金はなんと5000万円!

 人生90年で、65歳でリタイアしたときの計算ですが(月平均支出を15万円に設定)、年金制度が完全破綻せず、そこそこもらえると仮定しても、老後の生活費として必要な自己資金は1500万円。さらに、自分の介護費用も考えると2000万円は貯めておいたほうがいいそうなんです。

 しかも、これは正社員として働いている人の場合。アルバイトやフリーランスで働いていて国民年金の人は、今から月10万円を貯金しても間に合わない……。

「別にそんなに長生きしないから、いいもん!」という声が聞こえてきそうですが、自分の意志では死をコントロールすることは難しいものです。自由を謳歌した先が「老後破産」……と思うと、少しは貯金しようかな、って気持ちになってきますよね。

 とはいえ、貯金ができる人は、「老後資金」などと意識しなくても、おそらく20代からコツコツと貯めていることでしょう。貯められない人は、なぜ、貯められないのか? どうやら、そこにはいくつかの共通項があるようなんです。

 以下のチェック項目、あなたはいくつ当てはまりますか?(『「おひとり」を不安0で生き抜く女子貯金』より編集部が作成)

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<貯められない人の共通項>

□ がんばって食費を節約している
□ 家計簿をつけて挫折したことが何度かあり、再度、チャレンジ予定
□ 出費にメリハリがない
□ 行かなきゃよかったと思う飲み会が月2~3回ある
□ 1日に5~10回、お財布を出している
□ 部屋が散らかっている
□ 財布がポイントカードとレシートでパンパン
□ 自分へのご褒美は当然の支出です
□ 流行大好き! 情報に敏感!
□ ストレス解消がお買い物
□ お金に余裕がある
□ ネットショッピングが習慣だ
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 お金の余裕がある人は、余裕があるがゆえに、ダラダラと使いがちで貯まらない傾向があるとかで、つまり、貯金体質になるために必要なのは、消費/浪費/投資の区別だと、この本では言います。

 逆をかえせば、お金が貯められないのは、この区別ができないタイプ。

 極端に将来への不安を募らせ、なんとかお金を貯めなきゃと思うあまり、食費を極端に節約して、体を壊したら本末転倒ですし、お金を使うことに罪悪感を感じてしまったら、自己嫌悪な毎日を過ごさなくてはならなくなります。

 つまり、「人生を楽しむ」のを基本スタンスにしつつ、使う部分は使う。ただし、衝動買いや惰性で行く飲み会など、「よくよく考えたら別にいらないじゃん」という浪費を抑えるというのが大事だそう。なんとなく、毎月、惰性で通っているネイルサロン。それは自分にとって投資なのか? 浪費なのか? 改めて、考えてみては?

 その他、『「おひとり」を不安0で生き抜く女子貯金』には、おひとり女子のマンション選び(老後、持ち家があると、やはり安心だとか)から、今すぐできる貯金習慣に“お金に稼がせる”投資術まで紹介されています。

 ひょっとしたら、将来が不安だからではなくて、将来も楽しむために、と考えたなら、老後のお金のことを考えるのもつらくはなくなるのかも、しれません。なんせ、楽しいことを考えるのは、われら、得意ですから!

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