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靴下が片足で履けない、椅子から立ち上がれない... 若い女性に急増中の「ロコモ」っていったい何?

みなさんは「ロコモ」という言葉をご存知ですか? あまり聞きなれない、という人も多いかと思いますが、実はこの「ロコモ」、普段から運動習慣のない若い女性の間で急増しているそう。

ロコモっていったい何?

「ロコモ」というのは「ロコモティブシンドローム」のこと。日本語では「運動器症候群」とも呼びます。このロコモは、2007年に日本整形外科学会によって提唱された新概念。骨や筋肉、関節や神経で構成される「運動器」に障害が起こり、移動機能が低下した状態のことを指す言葉です。どうして最近になってこの新概念が提唱されたかというと、日本が高齢化社会に突入し、多くの人がこれまでよりも長い間「運動器」を使うようになったから。従来の運動器機能障害への対策では解決がつかなくなってきたため、この概念が生まれました。

「歩くとすぐに疲れる」「階段が上がりにくい」「つまづきやすい」「重いものを持つとすぐに疲れる」などが主なロコモの症状。進行すると、介護が必要になるリスクが高まってしまいます。一見すると若い人には関係のなさそうなロコモですが、若いうちからの運動習慣がロコモ対策には重要。20~30代が骨や筋肉量のピークなので、この時期に適度な運動で刺激を与えておかないと60代以降で思うように動けなくなってしまう可能性が。

20代、30代でもロコモに要注意!

若いうちからの予防が大切なロコモですが、実はすでにロコモの症状が始まっている女性も少なくないんだとか。5月15日に放送されたAbemaTVの「原宿アベニュー」では、東京・丸の内で働く20代と30代の女性352人に調査を実施。なんと30%もの女性にロコモが“始まっている傾向”が見られ、4%の人はすでに“障害が進行中”という結果になりました。街頭インタビューでは、多くの女性が片足立ちで靴下を履くことができず、「全然運動していない」と答える人もほとんど。
日常的に体を動かしていないと、ロコモに陥る大きな原因になってしまいます。

ロコモのチェック項目と対策は?

「どちらか一方の脚で40cmの高さから立ち上がれない」人はロコモが始まっている状態。
「両足で20cmの高さから立ち上がれない」人は既に移動機能の低下が進行している状態です。
他にも、大股で歩いた時の距離からロコモ度を出す方法など、日本整形外科学会の公式サイトには測定項目が提示されているのでぜひセルフチェックしてみてください。

ロコモを防ぐには、片足立ちやスクワットが効果的。つま先立ちをしてかかとを上げ下ろしする運動や柔軟体操もロコモの対策になります。「まだまだ先の話だから」と油断していると、いつの間にか思うように体が動かなくなるかもしれません。今のうちから運動習慣を身につけ、いつまでも元気に歩き回れる体をつくっていきましょう。

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