幸せ呼ぶ猫神の呟き 専門医に聞け! Q&A 感謝の言葉で認知症予防
                 


専門医に聞け! Q&A 感謝の言葉で認知症予防

Q:妻に、「あなたは、ありがとうと言ったことがない。感謝する気持ちがないと早くボケるわよ」と言われました。妻は専業主婦です。妻が作ってくれるご飯は美味しいのですが、感謝の言葉を口にしたことはありません。早くからボケたくはないし、何かいい方法はありませんか。(56歳・公益財団理事)

 A:感謝の気持ちを持たないことは、早く脳を老化させる原因となると考えられます。一方、感謝の気持ちを持って、「ありがとう」ということは脳の若返りに優れた効果があります。不思議に思うでしょうが、「ありがとう」と実際に言葉にして言うことで、感謝の気持ちが湧いてきます。「ありがたい」「嬉しい」などのプラスの感情が起こると、血流が促進します。このことも、脳の若さ維持、老化予防に役立ちます。

 また、そういった感情が湧くと、幸せホルモンと言われる「オキシトシン」の分泌が高まります。オキシトシンが増えると、自律神経が安定したり、ストレスが抑えられたりして、脳の老化やアルツハイマー病の予防に役立つと考えられます。

●感謝日記をつけよう
 ご質問の方は、妻に「ありがとう」というのが恥ずかしいのかもしれませんね。照れくさいでしょうが、思い切って言葉にして言ってみましょう。努めて言うようにすれば、次第に習慣となります。また、もう一つの方法として、私は「感謝日記」をつけるように勧めています。文字を書く行為は、前頭葉や記憶をつかさどる海馬などを含め、脳全体を刺激します。

 私が勧める感謝日記は、前日にあった感謝すべきことを3~5項目、ノートや手帳に簡潔に記すもの。記す内容は、人に対しての感謝だけでなく、物や動物に対して、行為に対しての感謝でもかまいません。たとえば、次のようなことを記します。朝、すっきり気分よく起きられたことに感謝。

・食事、きちんと食事ができ、夜はお酒を飲めたことに感謝。
・お風呂にゆっくり入れたことに感謝。
 感謝日記は朝に記すとよいと勧めていますが、これは前日のことを思い出す想起力を著しくアップさせるからです。

首藤紳介氏(表参道首藤クリニック院長)
久留米大学病院小児科、大分こども病院、聖マリア病院、湯島清水坂クリニック等の勤務を経て、表参道首藤クリニック院長。自然療法や代替医療をはじめ、水素温熱免疫療法や臍帯血幹細胞療法、遺伝子治療などの高度先進医療を実践。

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