幸せ呼ぶ猫神の呟き 【脱貧困!】休眠口座に管理手数料が発生する場合も!放置している銀行口座をお得に解約する方法はある?

【脱貧困!】休眠口座に管理手数料が発生する場合も!放置している銀行口座をお得に解約する方法はある?

お金に苦労せず、幸せに生きていくことを目指す【脱貧困診断】。今回の相談は、深山英子さん(仮名・IT関連会社勤務・29歳)からの質問です。

「転職などで給与の振込先銀行がかわったり、便利で利用料が安いと聞いてとりあえず作ってみたネット銀行の口座がいくつもあります。整理したいのですが、解約する際、気を付けなければいけないことを教えてください」

さっそく森井じゅんさんに伺ってみましょう。

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1万円未満の休眠口座のお金は金融機関の収入に

働くアラサーの方々は、相談者さんのように、銀行を「給与の振り込んでもらう場所」として使っている人が多いと思います。

就職や転職、転勤のたびに指定銀行に口座を開き、自分が銀行口座をいくつ持っているのかを把握できていない……ということは、誰にも思い当たることでしょう。

学生時代にアルバイトのお給料を振り込んでもらうためだけに使っていた銀行や、口座を開いたものの、引っ越しなどで使わなくなって、そのまま放置している、なんてこともありますよね。

休眠口座、という言葉を知っていますか?最近、休眠口座のお金を子ども支援に活用しようというニュースなどもありましたし、聞いたことがある人もいるでしょう。

休眠口座とは、最後にお金を出し入れした日や定期預金の最後の満期日から、5年から10年経ってしまった口座のことです。

休眠口座のお金は日本全体で毎年800億円を超えるといわれ、その口座残高の大半は1万円未満です。

休眠口座の残高が1万円未満であれば金融機関の収入となります。
一般的には1万円以上なら、金融機関から預金者への通知を送り、それが届いたと判断されれば通常の預金として扱われる。通知が届かなかったと判断されれば、金融機関のものになります。

郵政民営化前(平成 19 年 9 月 30 日以前)に預けた定期性預金は、満期日から20年経過時に案内が送られてきます。そこから2か月経っても払い戻し請求をしない場合には、権利消滅となってしまいます。

休眠口座に管理手数料がかかる銀行も

たとえば、りそな銀行は、2004年4月1日以降の新規開設口座などで残高が1万円未満の休眠口座となった場合、管理手数料がかかります。

具体的には、休眠となった口座について案内を通知し、一定期間以内に利用や解約がない場合には、年間1,296円が口座から引かれます。そして、残高がなくなった時点で、自動的に口座が解約となります。

銀行にとっては、休眠の少額口座は収益に貢献しないものであり、解約を促したいものです。維持する管理・事務コストを考えると、今後はりそな銀行のように手数料がかかるというのが一般的になるかもしれません。

また銀行によっては、通帳やキャッシュカードを紛失し、口座番号が分からない場合には、対応困難としているところもあり、取り戻せない可能性があります。

自分が持っている口座をリストアップしてみよう

今の生活に必要のない銀行口座を賢く解約するためには、現時点でどこの銀行にいくらあるのかを把握することです。

まず、自分が持っている口座をいったんすべてリストアップし、使っている口座・使っていない口座を分けましょう。

お金が残っているのに放置されている口座はありませんか?通帳やキャッシュカードなどがあれば口座番号がわかり、確認がスムーズにできますね。多くの金融機関では、今のところ休眠口座になって、銀行の収入になってしまっていても、その預金を取り戻すことができます。残高が残っていれば解約して現金化しましょう。

一方、「昔作って使っていたような気がするけど、今は通帳もカードも何もない」という場合。
残念ながら休眠口座を一括で調べる方法はありません。銀行の吸収合併や統合もあったため、現在のどの銀行のどの支店に引き継がれたのかを確かめる必要もあります。その上で、心当たりのある銀行口座の情報がある書類等が残っていないか、探してみるのもひとつです。

解約しないで放置でOKの場合も

使っていない口座があった場合には、解約するのがいちばんです。
しかし、極論を言えば、残高が無い、あるいは無くなってしまってもいいと思っているのであれば放置という選択でも特に問題はありません。

先ほど、解約手数料はないと書きましたが、銀行の窓口に行って、手続きをしなければいけません。わざわざ出向く時間や待ち時間を自分の時給に換算したら、数百円のために解約手続きするなんて損、と感じる人もいるかもしれません。
もしも口座にお金が残っているというのであればATMなどで出金したり、振込をして口座残高を空にし、そのまま放置しておいてもほとんど問題になりません。
ただし、使っている口座とはしっかり分けておきましょう。

通帳の記帳はこまめに行なうべし

今はATMを使えば、基本的にキャッシュカードだけ入出金ができます。また、最近ではネット上で明細を確認できるため通帳記入をしていない、なんていう方もいるのでは。

でも、一定期間を超えて、記帳しないまま一定の件数を超える取引を行なうと、その期間中の入金と出金のみがまとめて記帳されてしまいます。

つまり、取引ごとの明細がわからなくなってしまうということ。
合計記帳をされてしまった明細の発行も基本的にはできますが、古い記録であれば手数料がかかることもあります。

また、ネットで出入金を確認できる期間は限られています。全体のお金の動きを見るためにも、こまめに記帳しましょう。実際、記帳してみることで、意外な年会費の引き落としに気づけたりします。ネットでいつでも確認できるという安心感から、見ているようで見えていないものも多いんですよ。

現在使っている口座をしっかりと把握して「こまめに記帳」。入出金管理をすることが大事です。

賢人のまとめ
現在所有している通帳やキャッシュカードをもとに、どの銀行にいくら残っているのか確認。使っていない銀行口座は解約して現金化しましょう。とはいえ、ATMで引き出したりして口座を空にしておけば、解約しなくても問題にはなりません。

プロフィール:女子マネーの達人 森井じゅん

1980年生まれ。高校を中退後、大検を取得。レイクランド大学ジャパンキャンパスを経てネバダ州立リノ大学に留学。留学中はカジノの経理部で日常経理を担当。一女を出産し帰国後、シングルマザーとして子育てをしながら公認会計士資格を取得。平成26年に森井会計事務所を開設し、税務申告業務及びコンサル業務を行なっている。

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