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【ビジネス女子マナーQ&A】下ネタが過ぎるセクハラ上司。上手にかわす方法は?

今回のビジネス女子マナーは、オフィスのセクハラ上司対策についての相談です。

「直属の上司がキモくてしょうがありません。指示を伝えてくるときなど、なにかにつけて、下ネタを差し込んでくるんです。下ネタを言った後、どう?みたいな顔をするので、本人は、おもしろい冗談を言っているつもりのようです。その顔を思いだすだけで、腹の底から怒りがわいてきてしまいます。とはいえ、反抗して目を付けられるのも困るし……。どう対応したらいいんでしょうか」(広告会社勤務・28歳)さっそく鈴木真理子先生に教えていただきましょう。

下ネタ上司は意外に多い

セクハラしてくる相手が営業先やお客様なら、真っ先に上司に相談すべきですが、肝心の上司が当事者だと、本当に困ってしまいますよね。しかし、これは決して珍しいことではなく、多くの女子社員が不快に感じていることのひとつでもあるんです。

実は私の知り合いにも、下ネタが大好きな男性の部長がいます。彼はとくにお酒を飲むと、若手の女性の部下がいようとお構いなしに下ネタをかましてきます。相談者さんがおっしゃるように、本人はおもしろいことを言っているつもりなのだと思います。

私もアラサーの頃は、そういう場に居合わせることを、とてもしんどく感じました。自分に対して言っていなくても、そういった話が耳に入ってくるだけで不快だし、それを発している人も幼稚に思えて、尊敬できなくなってしまいますよね。

男性だけじゃなく、年配の女性でも、聞きたくもないプライベートの男女の話を赤裸々に話して、得意げな人もいますよね。下ネタが好きなのか、ある種のマウンティングなのか……。いずれにしろ、これもある種のセクハラですね。

最初はかわいく拒否、それでもダメなら無視

数か月前のこと、その部長の部下のひとりの女性に会いました。
彼女の、下ネタ対応が本当にスマートだったので紹介しますね。

彼女は部長が下ネタを言うたび「ブブー」と言って、ジェスチャーつきでブーイングを知らせ、注意するのです。2~3回でしょうか。
飲み会の席でしたから、頻度も多かったんですよね(笑)。それでも部長は、めげずに下ネタを繰りだしてきます。すると、彼女は今度はスルー。無言、そして無表情で、聞き流すんです。それが3回くらい続きました。そうしたら、だんだん上司も言い疲れてきたのか、シュンとおとなしくなっちゃいました。

「キャ~」とか、「止めてください!」などと反応すると、敵は喜んでいると勘違いすることもあるんです。しまいに「君もソッチの話が好きだよね」なんてことを考えたりする。冗談じゃありませんよね。最初は、やんわりと指摘する、それでもダメなら無視をする。それが堅実女子の賢いかわし方だと思います。

下ネタ好きな上司を告発する!?

行き過ぎた下ネタはオフィス環境を悪化させ、業務に支障をきたすことになります。それは会社にとって不利益なこと。そういった判断の上で大きなトラブルになる前に、人事部など、相談窓口に連絡するという方法もあります。それはあなた自身が決めることですし、選択は自由です。

ただし、頭にきたからムカつく上司をとっちめてやろう、という短絡的な気持ちだとしたら、ちょっと落ち着いてみてください。カーっと頭に血が上った状態では、正しい判断ができないことも。自分にとって、なにがいちばん有益なのか、冷静に考えてみてくださいね。

賢人のまとめ
心の耳を閉ざしてみましょう。不快な表情さえ、反応してくれた、と楽しむ輩もいます。無反応こそが最大の防御、です。

プロフィール;女子マナーの賢人 鈴木真理
三井海上(現・三井住友海上)退職後、“伝える”“話す”“書く”能力を磨き、ビジネスコミュニケーションのインストラクターとして独立。セミナー、企業研修などで3万人以上に指導を行う。著書は『ズルいほど幸せな女になる40のワザ』(宝島社)のほか、近著『仕事のミスが激減する「手帳」「メモ」「ノート」術』(明日香出版社)、『絶対にミスをしない人の仕事のワザ』は7万部を超えるヒットとなる。 (株)ヴィタミンMサイトhttp://www.vitaminm.jp/

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