幸せ呼ぶ猫神の呟き ATMでおろす金額の工夫だけで20%節約する方法

ATMでおろす金額の工夫だけで20%節約する方法

■現金はできるだけ持たないという簡単節約術

 私たちは、あまり現金を持たずに暮らしています。おそらく給与は銀行に自動的に振り込まれており、お金をおろすためにATMを何度も使う日々ではないでしょうか。

 このとき、ATMで「いくらおろすか」は、節約の観点から考えると大きな問題です。なぜなら、手元の現金保有が多いほど、無駄遣いの可能性も高まるからです。人は目に見えるものは利用できるものと考えてしまいます。

例えば1週間で1万円くらいのペースで財布をイメージしていても、1万5000円あれば、ついつい心の財布の紐が緩んでしまいます。結果として1週間を1万5000円で過ごしてしまったりします。

 節約をしたいと思う普通の人は、現金は極力持たないことをおすすめします。現金を持たないと、いざというときが不安、という人がいますが、今の世の中で現金が必要なとき、お金をおろすことはとても簡単です。コンビニやスーパーマーケットの多くはATMがありますし、単体のATMを鉄道駅の改札などに設置する銀行も増えています。

自分の生活範囲で暮らす限り、ATMのありかさえわかればいつでもお金はおろせます(ATM利用無料条件をゲットしておくのは忘れずに!)。

 理屈としては合理的ではありませんが、人の無駄遣いの多くは非合理的な原因から発生します。節約の第一は「現金を多く持たない」ことです。

■さらにATMでおろすときは80%をおろすようにしてみる

 さらに節約を試みる人のために、ヒントを追加してみます。それは「ATMでおろすときはおろそうと思った金額の80%にしてみる」ということです。仮に1万円おろすつもりだったら8000円を、2万円おろすつもりだったら1万6000円をおろすようにします。

 理屈としていえば、生活に必要な金額はATMでいくらおろしても同じなのですから、「80%しかおろさない」の効果はないはずです。しかし、節約できずに困っている人が試してみると、生活費が1ヵ月後には10%くらいダウンサイジングされたりします。

 これは、先ほど説明した「ムダな現金を多く持たない」を具体的に実行したからです。財布に多くお金を持つことが無駄な買い物を誘発している可能性があり、少ない現金しか持ち歩かないことでこれをセーブする効果が生まれているというわけです。

 私たちはなんとなくATMでおろす金額を決めています。あるいは具体的に必要な額に適当な金額を上積みして金額を決めているはずです。「毎週家計に回す現金は○○○○円である」と具体化できており、それを週1回おろしている人はほとんどいません。

 「実際に必要な金額」と「ATMでおろす金額」にギャップがあるからこそ、「80%おろす」が有効になってくるのです。

 必要額の80%しかおろさない生活で、文字通り20%節約できれば最高ですが、結果として10%しか節約にならないかもしれません。それでもなんとなく普通に暮らして10%節約したと思えばすごいことです。ダマされたと思って「80%おろす」を試してみてください。

■銀行の残高も10万円以上持たないくらいがいい

 「お金があると気が緩む」は誰でも起きることです。筆者はFPとしてお金のことを考える専門家ですが、銀行預金通帳に100万円以上の残高があると消費の気が緩むことを感じます。ですから、基本的にメインバンクの残高は20万円くらいを上限として、サブバンクにお金を移すことにしています。

 これは「現金を多く持たない」を、銀行通帳にも拡大して応用したものです。メインバンクであれば「定期預金」にお金を振り替えて、普通預金の残高を減らす方法がありますし、金利のよいネットバンク等にお金を移し替える方法もあります。

証券口座に入金して、「これはおろさないお金」としてしまうのも有効です。見えないところに移したお金はなぜか残ったりします。

 老後のことを考えれば最終的に3000万円の現金を作りたいところですし、住宅購入資金や教育資金を貯めることを考えれば、メインバンクの普通預金だけでは管理は困難です。日々の節約からさらにステップアップしたときも「現金を多く持たない」の感覚を活かしてみるといいでしょう。

■現金を持たない場合も無駄遣いの恐れあり!

 ところで、クレジットカードや電子マネーは「手元にお金を持たない」方法ですから、節約に役立つかというと、実は逆効果です。現金を持って消費するより、実際の現金を介さない消費のほうが財布の紐が緩くなるのです。

 例えば現金で10万円というとためらう買い物も、カードの分割払いだと買えてしまうようなものです(実際には割高な買い物なのに!)。ネットの通販サイトのメルマガを見ると、買うつもりがなくても魅力的に見えて、ついついクリックしてしまったことは、誰でも経験があるはずです。

 電子マネーのように数百円の消費も同様で、小銭を出さないのが便利だからと気軽に使っていると、1万円くらいのつもりが請求は2万円だったりします。カジュアルな小さな消費だからと気持ちが緩んでしまうわけです。

 ここでは現金生活をベースに「ATMで金額を少なくおろす」ことについて考えていますが、カードの利用や電子マネーの利用には一定の制限を課すような工夫が必要です。

■節約のきっかけはささいなところから

 節約のきっかけをつかむことはなかなか大変です。強制的に天引きすることはオススメできる方法ですが、実行のため銀行窓口で手続きをするのはなかなか大変です。

 しかし「ATMで金額を少なくおろす」のは難しい話ではありません。いつものATMでボタンを少なく押すだけでいいからです。手間もかかりませんし、これで少しでも節約になれば儲けものです。

 節約が実現すると、それは小さな自信となりますし、続けばそれがさらなるステップアップにつながります。とりあえず、今日から「ATMでは1万円単位ではなく、80%の金額でおろす」を実行してみてはどうでしょうか。

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