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えごま油だけじゃない!今、押さえておきたいトレンド油はコレ

体にいい油・体に悪い油ということがよく話題になる。このような情報から、今、健康・美容に「油」を取り入れている人は多い。オリーブオイルやココナッツオイルなどは定番。しかし、今、どんどん他の油も登場し、選択肢が増えてきている。今、トレンドの油にはどんなものがあるのだろうか。油に詳しい料理研究家に聞いた。

■注目のトレンドの油「えごまオイル」

今回、トレンドの油について教えてくれたのが、実践料理研究家の岩木みさきさんだ。中でも、今注目しているのが、「えごまオイル」だという。

「えごまオイルとは、えごまの種子から搾った油です。原産地はインド高地や中国雲南省の高地ですが、日本では1万年~5500年前の遺跡の数カ所で栽培されていた痕跡が見つかっていることから、日本最古の油脂植物と考えられています。平安時代には灯明油や傘の塗装用として使用されていましたが、江戸時代後期に生産効率の高い『菜種(なたね)』が日本に入り、えごまは次第に生産とともに使用量も減っていきました。そのような中、最近になって健康効果があると注目されています」

●えごまオイルの特徴・メリット

「青魚に含まれるDHAやEPAと同じく健康効果が高いといわれているオメガ3に分類され、α-リノレン酸を多く含んでいます。α-リノレン酸は脂質の主な構成成分である脂肪酸の1種で、食品からしか摂取できない必須脂肪酸です。α-リノレン酸には、神経細胞の活性化、血栓予防効果、アレルギーを抑制、うつ症状を軽減する効果が期待できるといわれています」

●えごまオイルの取り入れ方

「成人一日あたり、オメガ3摂取目安量は、1.6~2.4g(*日本人の食事摂取基準2015年度版より)なので、えごまオイルだと一日約小さじ1杯が目安です。

熱に弱いため、高い熱を加えないでドレッシングのベースにするなどそのまま取り入れるといいでしょう。ヨーグルトに入れたり、スムージ-に混ぜたりすると手軽に使用できます。えごまオイルは無味・無臭で油臭さがないので、ドレッシングのベースにすると他の素材が活きますし、スムージーに混ぜても違和感がありません。

お味噌汁に入れてもいいでしょう。味噌の大豆に含まれる成分の『レシチン』は脳の活性化に役立つといわれています」

■押さえておきたい油3選

その他、トレンドの油といえば、ヘンプオイル、ギー、アボカドオイルなどもある。それぞれの効果や取り入れ方もみていこう。

●ヘンプオイル(麻の実オイル)

【特徴・メリット】
「アミノ酸やビタミン類を多く含んでいます。血中コレステロールを減らし、アレルギー症状の改善にも効果的なγリノレン酸という成分を含んでいるのも特徴です」

【おいしい取り入れ方】
「独特の風味があるので、じゃがいもや豆腐などの、味の淡泊な食材と合わせると、麻の香りが活きます。スープに入れてもいいでしょう。香りが苦手という方は、醤油や味噌などに混ぜてタレなどにして使用すると使いやすくなります」

●ギー(Ghee)

【特徴・メリット】
「無塩バターから水分やタンパク質、糖分を取り除いたもので、精製バターとも呼ばれています。余分なものが含まれていない油なので、腸に潤いを与え便通を良くするといわれています。ビタミンA・Eを豊富に含み、アンチエイジングの効果も期待できます」

【おいしい取り入れ方】
「こっくりとした味なので、炒め物のベースにしたり、ミルクと合わせたりするとおいしいです。スパイスと合わせるのもおすすめです」

●アボカドオイル

【特徴・メリット】
「美肌を作るビタミンEをはじめ、ミネラルも含まれています。保湿効果も高いので、食べる以外にマッサージにもよく使われます」

【おいしい取り入れ方】
「食べやすい味・風味なので、シンプルに“アボカドオイル+塩”をサラダにかけるだけでおいしくいただけます。オリーブオイルの代わりにパンにつけるのもおすすめです」

(取材協力)
実践料理研究家 岩木みさきさん

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