「電子レンジは体に悪い」 冗談を理解できない人に驚きの声

多くの人が日々愛用しているTwitter。「140文字制限」の中で投稿される文章は、ときに非常にウィットに富み、多くのリツイートを獲得する。

しかし、文字数が少ないせいか、冗談を真面目に受け取ってしまう人もいるようだ。先日から拡散されている「電子レンジは体に悪い」というツイートへの反応を紹介したい。

■電子レンジは体に悪い なぜなら...

Twitterユーザーのドンガメ六号‏ (@dongame6)さんの投稿。「電子レンジに健康被害がないと思ってる奴まだいるのか」で始まるかなり衝撃的なツイートだ。


電子レンジに健康被害がないと思ってる奴まだいるのか。電子レンジの原理を考えれば分かると思うが、電子レンジはマイクロ波を照射して中の物の水分子を振動させて暖めるが、マイクロ波とは高周波の電磁波であり、これによって夜中に酒飲んでる時でもスイッチひとつで唐揚げが食べられるので健康に悪い

— ドンガメ六号 (@dongame6) 2017年4月12日

しかし、最後までよく読むと「これによって夜中に酒飲んでる時でもスイッチひとつで唐揚げが食べられるので健康に悪い」と書かれている。夜中に唐揚げを食べれば体に悪いのは当たり前のことであり、そこに電子レンジは関係がない。

つまり、これはあくまでジョークであり、笑って済ませるべき内容なのだ。当然のように、上手にネタに乗っかる熟練ツイッタラーは多数確認できる。

・いい感じの温度で、焼酎のお湯割が簡単にできてしまうので無限に呑み続けることになり、これもまた健康によろしくないですなぁ。
・ガスコンロも駄目だな。火起こしの手間なく軽くひねるだけで簡単に火が使えて真夜中でも料理三昧。

・冷蔵庫の健康被害も深刻ですよね

・フライパンも高温に食品を加熱するとともに、熱を出して二酸化炭素をふやし、夜中に焼き肉を食べる原因になるので健康に悪いですね

どれもが、家電製品を批判しているようでその性能を褒めているものだ。

■一方で理解できない人も...

だが、一方で文章の真意を理解できないかったのかマジレスしてしまう人も出現。「電子レンジを40年以上使い続けて短命になったとか、発がん率が高くなったデータはどこにもない」「もしかして『電磁波危険教』の戯れ言かいな」「照射されてるのは食べ物飲み物だから」などの反応が確認できる。

Twitterの楽しみのひとつと言える大喜利にも、こんな反応をするとは......ユーザーの中には「テキストを理解する能力の欠如が今の日本の衰退を招いているような気がしてならない」と述べる人もいた。

一体、なぜジョークをジョークとわからず受け取ってしまう人がいるのか。しらべぇ取材班は、こういった事象に詳しいITコンサルタントの男性(30代)に話を聞いた。

「ブラックとかシニカルなジョークに対して耐性がないんですよね。要は概念がない。なぜそうかと言うと、ピュアだから。幼少期からシニカルさや皮肉を前提とした環境に晒されなかった。

わかりやすく言えば、汚い環境に晒されるほど雑菌に対して耐性が付くけど、無菌環境で育てば外に出た瞬間に風邪を引くのと同じということです。

そうなる原因はさまざまですが、基本は親の性格や気質でしょう。あとは本人が頭の回転の早い皮肉屋に晒されたか。言うなればロンブー淳のようなね笑

すごくざっくり言うと『人を疑うない人』ってことになりますけど、ピュアってネット上では鬱陶しさにつながることが多いんですよね。ネタをマジだと受け取って発信し始めることで、結果的にデマが広がったこともあるのではないでしょうか」

■ネット時代には大事な能力に?

140文字というTwitterの文字数制限を考えると、「但し書き」や「断り」をいちいち文中に入れるのは現実的に不可能である。むしろ、そうし始めたらジョークとして死んでしまうだろう。

上記のような「言外の意味」を把握できるかできないかは、ネットを通じたコミュニケーションが重要になっている現代においては、かなり重要な能力になってきているのかもしれない。

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