幸せ呼ぶ猫神の呟き ホルモンバランスが乱れると、女性の体はどうなる?

ホルモンバランスが乱れると、女性の体はどうなる?


◆月経不順の原因の多くはホルモンバランスの乱れ?

女性の悩みで特に多いのが「月経不順」。月経不順を理由に婦人科に行くと、医師から「ホルモンバランスが崩れたんですね」と説明されることもしばしば。なんとなく納得したような気になってしまいますが、ホルモンバランスって一体何なのでしょうか? ホルモンバランスが乱れる理由について、ホルモンの基礎知識を踏まえ解説します。
.

◆そもそもホルモンとは

「ホルモン」と聞くと、何となく実体のないにおいみたいなものをイメージされる方も多いようですが、ホルモンはしっかりした物質です。

身体の中で作られ、体内の関係を調節したりコントロールしたりするはたらきがあります。よく食品に出てくる成分に、ホルモン<類似>物質と書いてあるのはそのためです。

ホルモンは血液で運ばれて標的の臓器に働きかけます。イメージとしては、郵便物が特定のポストに取りこまれる感じですね。
.

◆様々な種類がある体内のホルモン

身体の中を一定に保つためにはいろんなホルモンが働いています。たとえばよく知られたところで言うと「成長ホルモン」。これは寝ている間によく分泌されることでも有名です。「寝る子は育つ」というのは医学的にも本当なのです。

ちなみに、体内にはたくさんのホルモンがあるのですが、これの多くを制御するのが脳の中の「視床下部」と「下垂体」と呼ばれる場所です。
.

◆女性ホルモンはどうコントロールされているか

女性ホルモンとして有名なのは、卵巣でつくられる、

・卵胞ホルモン
・黄体ホルモン

の2つです。

そしてこの2つの分泌をコントロールするのが脳の中にある、

・視床下部
・下垂体

ここから卵巣に「このホルモンを出してください」と指令が行くと卵巣からホルモンが出るわけです。そしてこの卵巣への指令はどんな形で行くかというと、これもやはり「ホルモン」の形で手紙のように届けられるのです。

結局、女性の「ホルモンバランス」というものは、「視床下部」と「下垂体」と「卵巣」との間でやりとりされる「手紙の流れ」がうまくいっているかということだと考えると、少しイメージしいただきやすいのではと思います。

◆ホルモンバランスの乱れ・崩れが起きる原因は?

それでは、具体的に「視床下部」と「下垂体」と「卵巣」とのやり取りが上手くいかなくなり、ホルモンバランスが崩れてしまう時はどんな時なのでしょうか? 原因は大きく2つあります。

●原因1:ストレスやダイエット
女性ホルモンを分泌させる視床下部は同時に自律神経のコントロールもしているので、ストレスの影響を強く受けてしまいます。このしくみはとっても微妙で繊細なので、下手をすると自分では意識できないくらいのことも多いと思います。

例えば、「生理がくるはずだったのに、旅行中はこなかった」といった経験はありませんか? 月経リズムは本当に些細なことにでも影響されてしまいます。不規則な生活や睡眠不足、過度なダイエットなどもホルモンバランスを崩す原因になります。できるだけバランスのとれた食事、規則正しい生活、睡眠を心がけましょう。

●原因2:更年期、思春期
ホルモンバランスが乱れる時期が一生で女性には2回あります。ひとつは思春期。思春期はまだ身体がホルモンバランスをうまく一定化できないので月経周期が乱れがちです。そしてもうひとつは更年期。更年期は卵巣からの女性ホルモンの分泌量が減る過程で体が混乱してしまいます。更年期でイライラ、めまい、ほてりなどの不定愁訴が現れるのは、少なくなった女性ホルモンを察知して脳の司令塔(視床下部)が頑張ってしまって、その結果かえって逆に自律神経のコンロトールがうまく行かなくなるからとも言われています。

女性のライフサイクルにともなう時期的なものと、そうでないものと、ホルモンバランスが乱れる原因はいろいろですが、どちらにせよとても繊細で精密なしくみであることは確かのようです。気をつけてくださいね。

関連記事
最新記事