幸せ呼ぶ猫神の呟き 【脱貧困!】毎月の国民健康保険料で生活が圧迫。解約ってできないの?

【脱貧困!】毎月の国民健康保険料で生活が圧迫。解約ってできないの?

お金に苦労せず、幸せに生きていくことを目指す【脱貧困診断】。今回の相談は、出版社を退職し、フリーライターとして仕事をスタートさせたばかりの滑腰隆美さん(仮名・31歳)からの質問です。「国民健康料の毎月の支払が1万9800円。高くて驚きました。そもそも、在職していた時期だって一度も病院にかかっていないし、払い損だと思います。やめることはできないのでしょうか。また、安くしてもらう方法、支払いを待ってもらう方法などがあれば教えてください」

少ない収入でやりくりする中で、毎月2万円あまりの支払いは厳しいもの。切り抜ける方法はあるのでしょうか。森井じゅんさんに聞いてみましょう。

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社会保険に加入できない人は国民健康保険に強制加入

日本の健康保険は「国民皆保険」という制度で、国民は必ず何らかの公的保険に加入しなければなりません。私たちは、いつ、病気やけがになるかわかりません。公的保険は、そうした場合に備えて日ごろからみんなでお金を出し合い、医療費に充てようという相互扶助を目的とした制度です。

会社員には企業の健康保険、医師や理美容師には健康保険組合、公務員には共済組合といった社会保険制度があります。そういった社会保険に加入していない場合には、強制的に国民健康保険の加入者となります。国民健康保険は主に地方自治体が運営しており、保険料は国民健康保険料又は国民健康保険税と呼ばれます。

社会保険の加入者以外が国民健康保険の加入者となるため、主に自営業やフリーランスで仕事をしている方、そのご家族が対象になります。また、会社を退職して無職になった人も、国民健康保険に加入しなければなりません。

国民健康保険は原則、脱退できない

国民健康保険の加入手続きをとると、原則として脱退することが認められていません。脱退できるのは、就職して社会保険に加入する場合だけです。

国民健康保険の加入義務が発生した場合、「国保の加入手続きをしなければバレないのでは?」と思う人もいるようです。でも、実は強制的に加入させられているのです。加入しているということは当然納付の義務も発生しますし、滞納すれば処分を受けることになります。

とはいえ、国民健康保険料の負担は大きいもの。国民健康保険は基本的に前年の所得をベースに計算されるので、特に、会社を辞めて自営業になったばかりの人には楽ではありません。 また、フリーランスを始めたばかりなど、収入がほとんどない状況での支払いはつらいですよね。

でも、どうしても払えないという人に、森井さんから3つのアドバイス

どうしても払えない、そんな人のための方法3つ

1つ目の方法は、両親の扶養に入るということ。

相談者さんは現在、独身でフリーランスとのこと。今後の所得見込によりますが、ご両親が社会保険に加入している場合、扶養に入るというのもひとつの手です。家族の扶養になることで、相談者さんは健康保険料を払わずに済みますし、家族の保険料が増えるわけでもありません。健康保険により(協会けんぽなのか企業独自の健康保険組合なのか)扶養の認定要件は異なりますので、ご両親が加入している健康保険組合などに確認してみてださい。

2つ目に、減免を受けるという方法もあります。

国民健康保険では、保険料を納めたくても経済的事情などで納められない人のために、保険料の軽減や減免、免除という措置があります。上で説明した通り、市区町村によって、減額割合は異なりますが、前年の所得により、7割3割2割といった減額が可能です。

また、会社都合で解雇されフリーランスとなったような場合については、保険料が約7割減額されます。さらに、災害や病気等により生活が困難になった場合、または前年より大幅に所得が減った場合などにも保険料が免除・減免されることがあります。市区町村により異なりますので、保険料の納付が困難な場合には、市区町村の窓口でご相談してください。

3つ目の方法が、分割回数を増やすということ。

減免が認められない場合には、分割回数を増やしてもらうことができます。ただ、回数を増やし過ぎると、翌年納付額が増えて大変になる可能性もあるのでご注意ください。こちらも市区町村により方針が異なるので、まずは各窓口に相談してみてください。日本の制度は充実していますが、基本的に「聞いた人だけが教えてもらえる」というのが現状です。自分から行動を起こさないと、情報は入ってきません。公的な支払いについての相談は、まず住んでいる市区町村の窓口に問い合わせを。情報を取りに行くという姿勢で臨んでください。

賢人のまとめ
社会保険に加入していなければ、国民健康保険は強制的に加入させられるもの。滞納すれば処分の対象に。どうしても払えない!という場合は、扶養に入る、減免を受ける、分割回数を増やすという3つの手段で対応を。

プロフィール 女子マネーの達人 森井じゅん
1980年生まれ。高校を中退後、大検を取得。レイクランド大学ジャパンキャンパスを経てネバダ州立リノ大学に留学。留学中はカジノの経理部で日常経理を担当。一女を出産し帰国後、シングルマザーとして子育てをしながら公認会計士資格を取得。平成26年に森井会計事務所を開設し、税務申告業務及びコンサル業務を行なっている。

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