マナー講師が指南!自己紹介で気をつけたいこと

社会人は就職・転職の際、学生は入学時や新学期に、自己紹介をすることが多い。印象に残る上手な自己紹介の仕方や成功例は、雑誌やネットでも数多く見かける。だが逆に「これだけはNG」「これをやったら嫌われる」という自己紹介でやってはいけないこともある。一般的にNGの典型例とされるのは「(メモなどを読みながら話すため)ずっとうつむいている」「声が極端に小さい」などを思い浮かべるが、他に気を付けたい点はないのだろうか。話し方に加え内容での注意点を、マナー講師の永田之子さんに聞いた。

■その場しのぎは禁物

行き当たりばったりで自己紹介を済ませてしまうことが一番おススメではないと永田さんは言う。

「自己紹介とは、出たとこ勝負で考えながら話すのではなく、『前もって内容を考える』『下書きを作成する』『覚えて暗記する』というプロセスを経て成功するものです。また、自分の前に自己紹介した人と同じような内容を話し、個性のない自己紹介をしてしまうのも、『どんな話をした人だっけ?』と薄い印象を与えることになり逆効果です」(永田さん)

ありがちな「◯◯と申します。よろしくお願いします」というシンプルすぎる自己紹介もインパクトに欠け物足りない。成功するためには、自分自身をアピールできるよう、事前のネタ作りが必要なのだ。

■子供がいるママやパパの自己紹介で注意したい点

子供がいるママやパパは、学校の懇談会や子供の習い事の初日などに、親として自己紹介をすることもある。その場合はこんな注意点があるという。「子供が在籍する学校や習い事の教室などでの自己紹介は、子供の性格などを交えながらするのが適切です。自分自身の自己紹介を中心にしてしまう人やさりげなく子供や自分自身の自慢話をしてしまう人もいますが、それにより場違いな人と思われては元も子もありません」(永田さん)

「非常識な親の子供」というイメージを植え付けられてしまっては子供が不憫である。自己紹介とはどんな場においても目的を外さず行うべきであり、第一印象を大きく左右する重要な行為のひとつであることを覚えておきたい。

■自己紹介時は口調や表情などにも注意

さらに、内容だけでなく、話すときの表情や話し方にも配慮が必要であると永田さんは教えてくれた。

「上手な自己紹介ができたとしても、無表情や無愛想過ぎては良い印象を与えません。話し方においても、早口やゆっくりすぎる口調、悪滑舌は、聞き手の『しっかり聞きたい』という気持ちを削いでしまいがちなので、話すスピードや発音にも気を付けましょう。また、たくさんの人が自己紹介をする中、自分だけ長く話しすぎるのも無神経です」(永田さん)

話し好きの人はうっかり話が長くなりがちなのでそこは大いに注意したい。マナー講師の見解は上記であったが、皆さんはどう思うだろうか。「教えて!goo」では、「自己紹介であなたが必ず言うことにしていることはある?」ということで、皆さんの意見を募集中だ。

●専門家プロフィール:永田 之子
元アナウンサー。お天気お姉さん、広報番組のキャスターなどを経て、2012年話し方・マナー教室を設立。全日本マナー検定上級資格などを持ち、良好な人間関係を築くためのマナーや話し方について指導。

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