幸せ呼ぶ猫神の呟き 花粉症対策、巷のウワサを専門家に聞いてみた!
                 


花粉症対策、巷のウワサを専門家に聞いてみた!

花粉症の季節、少しでも花粉症の症状を軽減したい人も少なくないだろう。巷では花粉症にいいらしいとされる「外国に行くとよいらしい」「ヨーグルトが効くようだ」等の情報を見かけるが、本当のところはどうなのだろうか。花粉症にも詳しい慶友銀座クリニックの大場俊彦先生に話をきいた。

■外国に行くと花粉症は治るのか?

大場先生によると日本人の約四分の一が花粉症だという。

「花粉症とは、植物の花粉スギやヒノキ・シラカンバ・ハンノキ等の植物の花粉が原因となり、特有なくしゃみ・鼻みず・鼻づまりなどのアレルギー性鼻炎症状を起こします。アレルギー性鼻炎には、大きく分けて2つあり、原因を起こす物質であるアレルゲンにより分けられます。一つは通年性アレルギー性鼻炎で、通年あるダニやハウスダストなどにより一年中鼻炎症状がある病気です。もう一つは季節性アレルギー性鼻炎といい、症状は通年性アレルギー性鼻炎とほぼ同じですが、アレルゲンとなる花粉が飛ぶ間だけ症状がでるのが特徴で、花粉症※ともいいます」(大場先生)

大場先生によると、世界的にも花粉症は存在するという。

「世界の3大花粉症はスギ花粉症とイネ科花粉症、そしてブタクサ花粉症です。スギ花粉症は主に2月から4月までの日本でみられスギ花粉症の有病率も年々増加傾向にあります、イネ科花粉症は主にヨーロッパの5月から7月頃みられ、ブタクサ花粉症はアメリカ本土の8月から10月でよくみられます」(大場先生)

スギ花粉症は日本では他と比べて強い傾向にあるそうだ。スギ花粉のない地域に行けば症状は軽くなるのだろうか。

「日本でもイネ科やブタクサの花粉が飛ぶので、なかなか花粉症のない地域は見つけることは大変です。一番症状が強い傾向にあるスギ花粉症は台湾ではスギがほとんどないので、スギ花粉症の心配はまずありません」(大場先生)

尚、「ある特定のアレルゲンに対し、その花粉が飛散する場所から一時期退避するというのは、花粉症対策としては、効率の良い方法です」とのこと。ただし……「台湾では通年性アレルギーの原因であるハウスダストやダニが多く、バイクや車から発生される排気ガスにより鼻炎症状が強く出る傾向にあるので、台湾でスギ花粉症を逃れても、鼻炎になる可能性は避けられそうにはありません」とも、花粉症は治ってもアレルギー鼻炎の可能性からは逃れられないかもしれない。

一方日本国内ではどうだろうか。

「北海道はスギの花粉の分布が道南の一部だけで、スギ花粉症はその地域周辺に限られています。以前はイネ科の牧草の花粉が花粉症のメインでしたが、シラカバ花粉症が増加傾向にあります。沖縄ではスギは自生していません。またブタクサの花粉症もかなり少ないです。スギの花粉を避粉する目的で、北海道や沖縄や奄美大島周辺、東京でも小笠原諸島までいくとかなり効果がありそうです」(大場先生)

国内でもスギ花粉からの一時退避は可能そうだ。

■ヨーグルトは花粉症に効くのか?

最近注目のヨーグルトの効果についても聞いてみた。

「自然由来のある種の植物性乳酸菌が、ハウスダストや花粉によるアレルギーの症状を緩和するとの報告があります。この乳酸菌は、腸内にある免疫システムに影響を与え、アレルギー症状を抑制する働きのある物質の産生を促進すると考えられています。他にもある種の乳酸菌が花粉症に効果ありと次々と報告されています」(大場先生)

ヨーグルトには花粉症に効く効果が期待できそうだ。ただし「ヨーグルトにも含まれる乳酸菌全てが、花粉症に効果があるわけではありません。また一定期間摂取しないと効果は期待できません。自分が食べるヨーグルトの菌の種類をよく把握して、花粉症対策に役立てましょう」とのこと。ヨーグルトの摂取を習慣化することから始めるとよいかもしれない。

「教えて!goo」では「花粉症対策、何かしていらっしゃいますか ?」で回答を募集中だ。

※日本では原因となる植物が約60種におよぶ

専門家プロフィール:大場 俊彦
慶友銀座クリニック院長。慶應義塾大学院医学研究科博士課程終了。日本耳鼻咽喉科学会認定専門医、日本レーザー医学会認定専門医、日本気管食道科学認定会専門医など。「いびき治療」や「補聴器外来」も行っている。

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