小池百合子を支える「アマゾネス軍団」9人の顔と履歴書

「試験を受けたのは一般の人だけでなく、ほかの党・会派に所属する都議や区議、大阪や九州など地方都市の現役議員も多数、いました」「希望の塾」塾生のひとりが、「小池フィーバー」の求心力の大きさに驚き、そう話す。政界とは無縁と思われていた主婦やOLが、都議選候補者として名乗りを上げ始めたのだ。戦々恐々としているのは、抵抗勢力として名指しされる都議会自民党だけではない。

「民進党議員の多くが『希望の塾』に参加し、選抜試験に合格している。どこの区から、誰が立候補するのかの探り合いが始まっており、党の存亡に関わる状況だ」(民進党関係者)

「都民ファーストの会」はすでに8人の公認を発表。

「塾生たちは、将来的に小池陣営が国政に打って出ると思っていますよ」(前出・塾生)と展望を語る。吹きやまない小池旋風が政界再編を巻き起こす日は近い。

●龍円愛梨(39・元テレビ朝日アナウンサー)

『龍円愛梨』

「希望の塾」では「政策立案に参加したい」と言う彼女。ダウン症の長男の存在が大きい。「障がいを持つ子供と健常者の間の垣根を取りたい。’20年の東京五輪でも、障がいを持つ人に対して支援体制を作っていきたい」と語り、現在も障がい児への偏見をなくす活動を続けている。

●若林利咲(30・タレント)

「大学を出て8年、まだ不安ですが、都議をやってみたい」と本人。過去には、「CanCam」(小学館)、「ROLA」(講談社)などファッション誌のモデルから舞台、映画を中 心に活動する女優に転じ、会社経営も手がける。「希望の塾」塾生のなかでは、早くから注目されていた。

●榎本あゆみ(33・港区議)

 ’15年に港区議に初当選。維新の会に所属したが、会派消滅で民進党へ。「いずれは国政を目指しています。こんなチャンスはほとんどないのでチャレンジしたいんです」。党の先輩議員からは慎重になるよう諫められたが…。「それでも、塾に参加してよかったと思います」

●中村彩(27・会社員)

「もともと政治家志望でした。候補者の選抜試験に合格してか
らは、俄然やる気が出ています。『希望の塾』の講義は勉強になります」。現在は金融関係の会社で働いている。持ち前の熱心さで、20代の都議を目指す慶応大卒の才媛!

●佐々木里加(40代・美大講師)

「小池先生は日々、都政で戦っているのに笑顔で明るい。タフですしね」と、小池氏の活躍ぶりに惚れ込み参加した。美大で教鞭を執っている。「美術は人の心を潤す。文化芸術の充実を訴えていきたい」と政策は具体的。

●上田令子(51・都議)

江戸川区議を経て’13年から都議。都議会会派「かがやけTo
kyo」から「都民ファーストの会」に合流し、中心的メンバ
ーに。自身も筆記試験を受け、1月23日に公認候補となった一
人。現在は候補を選ぶ側だ。

●茜ケ久保嘉代子(41・教育コンサルタント)

インターネットを中心に、教育コンサルタント業に携わる。「教育問題などを改革する手段として、政治があるんだとあらためて思いました。講義については、100%理解できてはいませんが…。中途半端かもしれませんが、挑戦する意欲はあります」と謙虚に語った。

●平田優美(35・起業家)

 一児の母で、起業家として婚活などのコンサルタント業を手がけている。「子育てをしているお母さんを支援する政策に関わっていきたいです。都知事選での小池さんの戦いぶりを、憧れを持って見ていました」と語る。有力なママさん候補のひとりになりそうだ。

●エド・はるみ(52・タレント)

現在は慶応大学大学院に在学中。「『希望の塾』はあくまでも勉強」と言い、都議選への意欲を聞かれても煙に巻いた。開塾式で、お馴染み「グ~」のポーズを控えめに披露した彼女。しばらくは、ギャグを封印するようだ。

死ぬまで現役 下半身のツボ セックスルーティンを身につける

 「セックスで勃起力を高めるには、一にも二にも副交感神経を優位にすること。つまり、どれだけ自分をリラックス状態に持ち込めるかがポイントです」こう語るのは、性感研究の第一人者で、医学博士の志賀貢氏だ。本コーナーでもたびたび説明しているが、“勃起のメカニズム”において、ヤル気や気負いほど邪魔なモノはない。

 「人間は、神経が張った状態――いわば闘争本能に火がついている時、交感神経が優位になります。この時、身も心も硬く緊張しているので、非常に勃起もしにくいのです。よく、初顔合わせの相手とは勃起しない…という話を聞きますが、まさにそれ。緊張や不安が強いと、脳から“勃起せよ”という指令がスムーズに出ないのです」

 多くの男性が勘違いしていることで、女性を前にして、「イカせてやるぞ」「勃起してやるぞ」と意気込むほど、交感神経が優位に働き、勃起を妨げるのだ、 「つまり、スムーズに勃起させるには副交感神経を優位(リラックス)にするように心掛けることなのですが、簡単なことではありません。

アスリートが平常心で試合に挑むのが至難の業のように、女性を前にヤル気を静めるのは難しいもの。ただ、多くのアスリートがそうであるように、セックス前の緊張しないルーティンを自分なりに持つことが大事なのです」

 そこで今回は、いくつかの勃起を促すセックスルーティンを紹介しよう。 「まず、リラックス状態とはどんな時か。多くの方は入浴中や好きな音楽を聞いている時、また食事の後なんてこともあるでしょう。自分なりに一番落ち着く瞬間を考えてください」

 例えば、入浴ならセックス前にゆっくり風呂に入ればいい。「ただし、この時にあれこれ考えないこと。あえて心を無にして、ボーッとするんです。何かしらの不安が脳裏をよぎれば“ま、なんとかなるだろう”と考えて打ち消すのです」

 また、気持ちを静める方法としてはこんな手も。「心理学では、寒色系の色を見ると、男性は性欲が鎮まる。そうした色のものを身近に置いて、いざセックスの前に見つめることも一つの手といえます」

 意外な方法では、耳かきもセックスルーティンに使いやすいという。 「綿棒でも用意しておいて、女性がシャワーを浴びている間、のんびり耳かきをするんです(笑)。些細な心地よさを自分の身体に与えることで、気持ちがリラックスしていきます」

 このように、自分なりの方法を見つければよいのだが、最も簡単なのはコレ。 「人間は面白いもので、1時間程度、話し込めばなんとなく相手に対して、プレッシャーを感じなくなります。それは女性も同じ。プレイボーイほど、ホテルに入ってもすぐにコトを始めず、最初はたわいない会話を女性と交わすと言います。その時間があるだけで、お互いリラックスできて、セックスでも深い快楽を得らえるのだと思います」

 女性とのコミュニケーションが苦手な方にはお勧めできないが、女性との会話が苦にならなければ、これが最強のセックスルーティンだろう。

志賀貢
医学博士。内科医として診療する傍ら、260作以上の小説やエッセイを執筆。また、性感研究の第一人者で『かなりHな夜の教科書』(河出書房新社)など、医学的見地に基づいたセックス&口説き術にまつわる著書も多数ある。

死ぬまで現役 下半身のツボ ストレッチで勃起力を高める

 「基本的に“セックスが面倒”と思う男性は運動不足。日頃から身体を動かしていないぶん、体も気持ちも重くなるんです」 こう語るのは、元AV女優で、スポーツジムのインストラクター経験もある竹下ななさんだ。

 運動不足がセックスを億劫にさせる――。心当たりのある読者諸兄も多いのではないだろうか。逆に、普段から身体を動かしている男性は、セックスをさほど面倒に感じないのも事実だ。 「ジョギングやスイミング、筋トレのしんどさに比べれば、セックスで使う体力なんて微々たるもの。また、運動をすることで男性ホルモンの分泌も盛んになり、面倒どころか性欲が旺盛になるんです」

 やはり“死ぬまで現役”を続けるには、運動が必須。しかし、長年何もしてこなかった身体で「今日からさっそくジョギングを始めよう」という気力は生まれない。 「なぜヤル気が起こらないのか。それはおそらく、身体が凝り過ぎているからです。特に背中が凝っている方にこの傾向は多い。背中が固いと、すべての運動が“だるく”感じやすいんです」

 実はコレ、セックスでも同じ。普段から背中が凝っている男性はセックスでも“だるさ”を覚えるという。 「特に挿入後のピストン運動がしんどいんです。ピストン運動では腰を動かしますが、連動して背中のしなりも大事。背中の柔らかい男性は、腰運動のとき背中も上手に使えるので、ピストン運動がやりやすいんです」

 逆に、背中が凝っている人は腰だけの力でピストンするためバテやすい=疲れた、だるいといった気持ちになるのだ。「つまり、セックスが面倒な男性は、背中のストレッチを心掛ければいいんです。背中の柔軟性が上がれば、セックス時のピストン運動はもちろん、すべての運動のパフォーマンスも上昇する。何より身体のだるさがとれるので、運動する気力も生まれやすいのです」

 むろん、ストレッチも面倒という人も多いはず。そこで竹下さんがオススメするのは“バランスボール”を使ったエクササイズだ。「背中の筋肉をほぐすには何より、背中を伸ばすことが大事です。それにはやはり、ブリッジが一番なのですが、年齢とともに自力でするのは厳しくなりますよね」

 しかし、バランスボールに背中を乗せる形で、背中を反らすのは難しくない。 「無理に伸びる必要はありません。自分がちょうど気持ちイイ程度まで背中を反らすのです。そして可能なら、その状態で腰を軽く上下左右に揺すってください。小刻みな動きを加えることで、背中のストレッチが非常に効くんです」

バランスボールを購入する必要はあるが、自宅に一つあれば背中の凝りが手軽に取れて、セックスのピストンもスムーズになる。 「それ以外にも、テレビを見るときの椅子替わりにバランスボールに座るだけでもOK。体幹が鍛えられるので、姿勢がよくなります。さらに座った状態で両脚を開き気味にすれば、股関節のストレッチにもなり、血行がよくなります。その結果、勃起力も上がります」

 まずは背中の凝りを解消!

竹下なな
精力料理研究家。元AV女優であり、現在はヨガインストラクターとして活躍。大の料理好きでもあり、精力アップのための食材を使った簡単料理を日々、研究している。近著に『セックスが危ない!』(三和出版)。

死ぬまで現役 下半身のツボ ED薬は“御守り”にもなる

 「ED治療薬を飲まず、勃起しないことを“気持ちの問題”と片づけてしまう人も多いですね」と語るのは、ED治療の第一人者である『浜松町第一クリニック』院長の竹越昭彦氏だ。バイアグラも、ジェネリックの登場のおかげで1錠1000円未満の価格で購入できる。しかし、その割にはいまだED治療薬の服用に抵抗がある中高年男性も少なくない。

 「その理由として多いのは、やはり来院すること自体が恥ずかしいというもの。当医院にも『最初、来るときは手に汗をかくほど緊張した』という方もいます。いまでは2カ月に1回は気軽にED治療薬を購入されにいらっしゃいますが…(笑)」病院も一度行ってしまえば慣れ、いつでも気軽に通えるようになるのだが、確かに“初めの一歩”を踏み出すには勇気がいるもの。

 「病院にもよりますが、当医院を始め、大抵の病院は問診も初回のみ。それもお薬の使用法などの説明をして、5分程で終わります。その後は来院されて、必要なED治療薬を受付で購入するだけ。大げさに考えるものでもないんです」 こうした知識があるかないかで、敷居の高さは全く変わってくる。そして、気軽にED治療薬を服用するようになれば、あらゆるEDが解決できるという。

 「確かに患者さんの中には心因性ED、つまり気持ちの問題の方も多いと思います。ただ、逆に言えば気持ちが乗っていないときは、何をやってもダメなんですね。そんな時、手元にED治療薬があるかないかで、気持ちの持ち方が変わってくるんです」

 確かに、いざという時“お助けマン”がすぐ自分の近くにいれば、心も折れにくい。「その結果、常に勃起できるようになり、いつの間にかED治療薬なしでも完全勃起できるようになった、というケースも珍しくないんです。もちろんその後、またダメなときが出始めたら、病院に来て処方してもらえばいいだけです」

 気持ちの問題であったとしても、ED治療薬は役に立つのだ。また、ED治療薬にはバイアグラ、レビトラ、シアリスの3種類があるのは周知のとおり。 「基本的には多くの男性がこの3種類から自分に合うものを使うのですが、なかには毎回、3種類購入される方もいます。それぞれ効果も若干違うので、毎回、その効果の違いを楽しんでいらっしゃるそうです。それぐらいの“遊び心”で使用しても構わないのです」

 今夜は即効性があり効き目絶大のレビトラで、一発決めよう。今夜は長時間効果が持続するシアリスで、じっくり楽しもう…というように、その夜の自分の気分次第で服用するのもまた楽しいはず、 「ただ、一つだけ注意が必要です。昨今はインターネット等でもED治療薬を販売しているサイトがありますが、あれは危険です。

実際、どんな成分が入っているか分からない。なので、ED治療薬を購入する際は、必ず、ちゃんとした病院に来院して、正規品を手にすること。当然ながら、1日1錠のみ。張り切り過ぎて一気に2錠、3錠と飲まないようにしてください」

 ED治療薬の服用は何も恥じることではない!

竹越昭彦氏
『浜松町第一クリニック』院長。ED治療の第一人者で、バイアグラやレビトラ、シアリスといった治療薬のそれぞれの効果や服用法などに精通。著書に『40代からの心と体に効く【生涯SEX】のすすめ』(扶桑社新書)がある。

死ぬまで現役 下半身のツボ 突然にして勃たなくなる原因とは

 「半年ほど前まで精力旺盛だった男性でも、一気にEDになることがあるんです」こう語るのは、ED治療の第一人者である『浜松町第一クリニック』院長の竹越昭彦氏だ。

 EDとは本来、何かしらの要因があり、基本的にジワジワと進行するものだ。 「特に器質性EDの場合、血流の流れが悪くなったり、体力が減退したりと年齢とともに進行するケースがほとんど。ある時突然、なんてことは滅多にないのです」

 一方、心因性EDは突発的なものが多い。 「その日の精神状態にも左右されます。初めてセックスする相手で緊張しすぎたり、仕事のことが気になってセックスに集中できなかったり…。ただし、この場合は“その時だけ”のケースが多い」

 ところが今回、取り上げるケースは違う。半年前まで元気一杯だったのに、ある時期から突如、勃起力が衰えて挿入も不可能、しかもその後、改善されないのだ。「これは一番厄介なタイプです。本人も原因がよく分からないので、改善法に検討がつかない」

 体力不足なら運動を始めればいい。精神的な問題ならメンタルの持ち方を変えればOK。だが、このケースの場合、本人も“なぜ?”となる。「実はコレ、女性にモテるタイプの男性に多いんです。昔から女性に苦労せず、コンスタントにセックスを楽しんできた男性が、40、50代あたりから突如、こうした症状に見舞われるんです」

 そうした“傾向”を調べるなか、竹越氏はもう一つの事実に気づいたという。「突然EDになった男性の話をまとめていくと、一定期間、セックスから遠ざかっている場合が多い。例えば、週に一度は誰かとセックスをしていたモテ男が、仕事や家庭の都合で1カ月ほどしない時期があった…すると、次のセックスの時、急にダメになってしまうんです」

 このことから考えられるのは、“感覚のズレ”だ。 「普段からセックス三昧のイケイケ男は、女性を満足させるテクニックと体力、ムード作りも持ち合わせています。本人も常に自信満々なので、女性が寄ってくるんです」

 しかし、人間はどんなに得意な分野でも、しばらく期間が開くと感覚が鈍る。「それはセックスでも同じで、いざ女性を抱こうとすると、本調子が出ない。前戯もどこかぎこちなくなり、ベッドでのトークもいまいち冴えない。すると、知らず知らずに“これでよかったのか?”と考えてしまう。自信のある分野であればあるほど、負の連鎖に陥ってしまうのです」

 その結果、脳が性的興奮を覚えにくくなる。いつも“当たり前にしていた”ことができなくなった時、人は快感どころではなくなる。
 「だから、突然EDになったと悩まれるんです。理由が分かれば改善方法も見つかります。まず“セックスを楽しむ”ことを第一に考えること。女好きのモテ男は元々、女性へのサービス精神も旺盛。それを少し控えて、自分が楽しむことを一番に考えれば、すぐに感覚は元に戻ります」

 女に苦労していない男性も、思わぬところでEDになる落とし穴があるのだ。

竹越昭彦氏
『浜松町第一クリニック』院長。ED治療の第一人者で、バイアグラやレビトラ、シアリスといった治療薬のそれぞれの効果や服用法などに精通。著書に『40代からの心と体に効く【生涯SEX】のすすめ』(扶桑社新書)がある。

死ぬまで現役 下半身のツボ 優しすぎるセックスはNG

 「女性に優しく接することは当たり前ですが、ベッドで遠慮しすぎるとEDを招く恐れがあるのです」こう話すのは、性感研究の第一人者で医学博士の志賀貢氏だ。実は昨今“ベッドで優しすぎる男性”が問題になっているという。 「最近はセックスに関する女性の本音が雑誌やインターネットの情報で頻繁に取り上げられており、男性の間でも『女性に○○はしてはいけない』という考えが強くなっているんです。

例えば早漏。男性がすぐ射精してしまうと“自分勝手なセックス”と言われてしまう。それで男性は射精を我慢したり、愛撫時間を長くしたりと四苦八苦するのですが、この時点でストレスがかかっているんです」
 思い当たる方も多いのではないだろうか。

 また、セックス云々の前に、“妻が怖い”“セックス中に彼女からダメ出しを食らう”といった話も少なくない。以前よりも女性がベッドで本音を言えるようになったことは喜ばしいが、それを気にするあまり、萎縮する男性も増えているという。すると、ペニスも委縮してしまう。 「男性は基本的に“メスを襲う”というオスの本能を持っています。ベッドでは自分がリードして、女性を悦ばせたい願望も強い。そうした本能や欲望にブレーキをかけてしまうと、当然、脳が性的興奮も抑圧しようとする。結果、勃起力が弱まるのです」

 もちろん、乱暴に自分勝手なセックスをすればいいわけではない。 「まず、セックスをする際、“女性をイカせよう”と変に意識しないこと。さらに“時間をかけよう”とか“クンニをちゃんとやろう”というように、ルールのようなものを作らないこと」簡単に言えば、自然の流れに身を任せればいいのだ。

 「一つのポイントとして、セックスの“出だし”で、強いオスをアピールすることも大事。セックスはムードが重要ですから、最初の段階で“今夜はお前を襲う”的な雰囲気を男性が出せば、女性はそれに乗りやすい。逆に男性が変に遠慮してしまうと、女性もどういう気分で応じればいいのか、分からないのです」

 極端な言い方をすれば、ベッドインすると同時にガバッと上にのしかかり、激しいディープキスを繰り出すぐらいがいいのだ。すると、男性の中にあるオスの本能が目覚めて性的興奮も一気に高まりやすい。「一方、女性も普段は優しいパートナーがベッドでは激しく自分を求めてくれる…。これによって、メスの本能が刺激されるんです」最初のムード作りでオスとメスになれれば、その後は多少、強引なセックスをしても女性は嫌がらない。

 ちなみに志賀氏曰く、「ドSの男性はEDになりにくい」という。「女性を苛めることで興奮する男性は、元々、オスの本能が強い。あくまでMのパートナーがいる場合に限りますが、普段はED気味の男性でも、女性のお尻を叩いたり、軽く首を絞めたりした途端、ペニスが硬くなるなんてケースも多い。やはり、それが本能なんでしょうね」女性の合意のもと、自分の本能に忠実になれるセックスこそが、最強の死ぬまで現役を貫く方法なのだ。

志賀貢
医学博士。内科医として診療する傍ら、260作以上の小説やエッセイを執筆。また、性感研究の第一人者で『かなりHな夜の教科書』(河出書房新社)など、医学的見地に基づいたセックス&口説き術にまつわる著書も多数ある。

死ぬまで現役 下半身のツボ ED解消は現状の理解から

 「EDとは、“たまに勃起しないときがある”こと。また、“勃起できるか不安である”という気持ちも、すでにEDと診断されます」こう語るのは、EDドクターこと『浜松町第一クリニック』院長の竹越昭彦氏だ。

意外や意外。EDとは「勃起不全」、つまり、完全にペニスが勃たない現象を指すのだと思っていたが、それは大間違いという。「中高年男性の多くが、いまだに勘違いされている。“いつもダメなワケじゃない”とか、“昔より勃起の時間が短くなっただけ”など、まだまだ自分は大丈夫=EDではないと思い込もうとするんです。でも、その時点でEDなのです」

 さらに言えば、我々が考えるED=完全に勃起しない現象は、稀なケース。「この事実に気づいていないと、次第に男としての自信喪失につながるのです」 いったいなぜなのか。そこで今回は、「EDによって引き起こされる男の人生マイナス面」を徹底検証した。

 まず、「自分はEDではない」と思いつつも、性交の時は時々勃起しないこともあるとしよう。 「すると、大抵の男性は二つのことを要因として考えます。一つは“肉体の衰え”。もう一つは“精神的な疲れ”ですね。その時の調子によって、男性はこのどちらかを最初に考えるのです」

 肉体の衰え、と考えた場合、男性は“オス”としての自信を失い始める。 「体力も精力も減退して、若い奴らには本能レベルで敵わないことを無意識に自覚し始めるのです」

 すると、闘争心も弱まる。肉体の衰えが“勝てる自信”も弱めるからだ。 「その結果、職場での存在意義も低下し始めるんです。自分は必要ないんじゃないかと…そうなると、もはや心の病です」時々、勃起しない現象をEDと理解しないでいると、別の部分でどんどん自分の自信を失ってしまう。

 “精神的な疲れ”と判断した場合も同じだ。「自分の心が疲れているから勃起しない――そう考える時点で、すでにプライベートや仕事で相当なストレスを抱えているのです。そして、ストレスとなる理由はズバリ、自分の描いた理想と現実があまりにかけ離れているからです」

 確かにその通り。ストレスの源は“こんなはずじゃなかった”という夢破れた心理だ。「こういうストレスを抱えると、いまいる自分の場所が嫌になる。例えば家庭。妻や子供との関係もうまくいかなくなり、家庭での自分の存在意義が低下してしまう。EDで妻との性交渉も回数が減っていればなおさらです」このように、EDによって引き起こされる男の人生マイナス面は、恐ろしいほど底が深いのだ。

 では、どうするべきか。
 「簡単です。時々、勃起しなくなったら、“俺もついにEDだ”と自覚して、ED治療薬を飲むなり、運動をしてみるなり、何かしらの対策を取ること。そういったポジティブな精神が必要なんです。逆にEDなのに、“まだ大丈夫”と諦めきれず、ずるずると勃起するかしないかの性行為を続けていると、あらゆる面で自分を傷つけることになります」

 まずは、自分がEDと認める勇気が必要なのだ。

竹越昭彦氏
『浜松町第一クリニック』院長。ED治療の第一人者で、バイアグラやレビトラ、シアリスといった治療薬のそれぞれの効果や服用法などに精通。著書に『40代からの心と体に効く【生涯SEX】のすすめ』(扶桑社新書)がある。

死ぬまで現役 下半身のツボ 気軽な会話がEDを解消する

 「EDになったことで、パートナーとの関係も悪くなった…これって、男性の勘違いから起こっていることが多いんです」こう話すのは、元AV女優で、精力料理研究家としても活躍中の竹下ななさん。今回はED解消のための食事メニューではなく、女性としての視線でEDについて語ってもらった。

 中折れなどを起こした際、皆さんはどういう態度を取っているだろうか。 「私の経験上ですが(笑)、多くの男性は無理をしようとするんです。必死に勃起させようと躍起になり、勝手にイラ立つ…。また、『今日は調子が悪いな』と呟いてしまう。こういう態度を取られると、女性は“どうしたらいいのか”分からなくなってしまうのです」

 心当たりのある方も多いのでは? むろん、記者もその1人だ。しかし、竹下さんの言うように、この時、女性もまた途方に暮れてしまうという。「なんとかしてあげたいけど、その方法が分からないんです。『無理しなくていいよ』と言ってあげればいいのか、それとも『私がシテあげようか』と言えばいいのか(笑)。下手なことを言って、男性を傷つけてしまうのも怖いんですね」

 事実、竹下さんも昔はソレで失敗したことがある。 「今から思うとヒドイ言葉ですが、私としては相手の男性をリラックスさせるため、冗談っぽく『大丈夫~?』と聞いちゃったんですね。私としては、“無理に挿れなくても私は満足だよ”って気持ちだったんですが、相手の男性はショックを受けたみたいで…」

 このようにEDが原因で、男女関係が険悪になってしまうのだ。では、こうした時はどう対応するのがベストなのか。「女性としては、一番困るのが『勃起しない』ことを恥ずかしがられることなんです。恥ずかしがって、その話題にあまり触れないようにされると、何を言えばいいのか分からない。逆に男性が『ごめ~ん、今日はダメみたい』と軽いノリで言ってくれれば、すごく安心するんです」

 ここが、男性の知らない女心。男性はEDになると“役立たず”と思われるのではないか、という恐怖や劣等感に駆られやすいが、女性はそんな風に考えてはいないのだ。 「もちろん、女性も挿れてもらいたいので男性が悪戦苦闘している姿を見ると、つい『しっかりしてよ』と言ったり、『私に魅力がないの?』みたいに言ってしまうんですね。でも、それらは男性をけなしているのではなく、女性も自分が何をすればいいのか分からず、焦っているだけなんです」

 お互い困り果てた結果、誤解を生じる言葉が出てしまっているのだろう。 「なので、一番いいのは男性が恥ずかしがらず『今度、ED治療薬を試してみようかな』みたいに、パートナーに相談すればいいのです。ちなみに、女性は男性と一緒に何かをすることがすごく好きです。ともに何かを頑張ろうとなったほうが、むしろ、愛情も深まるんですよ」

 もっと言えばEDがキッカケで、夫婦仲やカップル仲が一段とよくなる可能性も高いのだ。
 実はEDって悪くない!?

竹下なな
精力料理研究家。元AV女優であり、現在はヨガインストラクターとして活躍。大の料理好きでもあり、精力アップのための食材を使った簡単料理を日々、研究している。近著に『セックスが危ない!』(三和出版)。

死ぬまで現役 下半身のツボ 精子の“無駄打ち”も大切

 「精力減退を理由に“無駄打ちをしない”と考える中高年男性もいますが、あれは大間違いです」こう語るのは、医学博士の志賀貢氏だ。無駄打ちとはつまり、オナニーをして精子を放出することだ。 「確かに、精子を溜めることで性欲は高まり、勃起時の“膨張率”も高くなります。とはいえ、ずっと溜め込んでいては、それこそ無駄。むしろ、精力を弱めてしまう危険が高いのです」

 なぜなのか。その理由を解くには、精子が作られる過程を知る必要がある。 「精子は睾丸で作られるんです。精子の製造工場が睾丸。そして、精子が放出されるたびに、睾丸は新たな精子を大急ぎで作り始めるのです」

 “若い頃は何発もできた”という人も多いだろう。それは精子の製造工場も元気で、稼働率が高いからだ。 「20代ぐらいの男性は、精子がなくなってもすぐに作れるんです。しかし、加齢とともに製造工場の機能も低下。次第に生産スピードも落ちていくのです」

 その結果、1回放出後はしばらく性欲が湧かない。また、精液も出ない、という現象が起こる。「そう考えると、やはり無駄打ちは避けたほうがよさそうですが、工場の機械もずっと使っていなければ、だんだん錆びて性能も悪くなりますよね。それと同じです。しばらく使わないでいると、睾丸の機能も悪くなるのです」

 お分かりだろうか。睾丸は精子を放出しない限り、新しい精液を作らない。逆に、日頃から放出していれば生産ペースは多少落ちてきても、睾丸は一生懸命、新しい精子を作ろうと稼働するのだ。「常に製造工場が動いていれば、睾丸の機能低下も防げるのです。また、新しい精子はやはり元気です。それが溜まっているほうが、ムラムラしやすく、勃起時の膨張もすさまじい」

 その証拠に、60代、70代になっても現役バリバリの男性は、基本的にオナニー好きだという。 「頻繁に精液を出しているから、工場も休むことがない。またオナニーするたび、新しい精液が生産されるので、また放出したくなるんですね。こういうサイクルを作り出すことが、まさに生涯現役でいる秘訣です」

 それだけではない。精子を作る源は男性ホルモン。つまり男性ホルモンは睾丸からも分泌されるわけだ。 「新しい精子を作っている最中、男性ホルモンも大量に分泌されるのです。すると、ペニスだけでなく肉体全体が“男らしく”なり、体型もガッチリしやすい。また、男性ホルモンの分泌が強ければ性格も男っぽくなり“闘争心”も生まれやすいのです」

 いくつになってもモチベーションが高く、仕事にも女性にも情熱的でいられるというワケだ。むろん、なかにはオナニーやセックスをする時間も場所もないという方も多いだろう。 「そういう時は、入浴中でも就寝前でも構わないので、軽く睾丸マッサージをしてください。精子を放出しなくても、何かしらの心地よい刺激を睾丸に与えることで、精子の製造工場も稼働するのです」

 これは最後の手段。基本的には日頃から精子の放出を心掛けて、どんどん無駄打ちをするべきなのだ。

志賀貢
医学博士。内科医として診療する傍ら、260作以上の小説やエッセイを執筆。また、性感研究の第一人者で『かなりHな夜の教科書』(河出書房新社)など、医学的見地に基づいたセックス&口説き術にまつわる著書も多数ある。

死ぬまで現役 下半身のツボ 感情豊かな生活が勃起力を改善

 「人間は感情に左右される生き物ですから、セックスの時も、いかにしていい感情を持てるかが大事です」
 こう話すのは、『脳で感じるセックス入門』などの著作がある弘邦医院・院長のドクター林氏だ。

 こんな話がある。
 「30代の男性が“最近、突然EDになった”と相談に来られたのです。とはいえ、糖尿病でもなく、これといった原因が見つからない。ただ、話を聞いていくうちに、勃起しないだけでなく、セックスに集中できないことが分かったんです」

 その理由を本人とともに考えていくと、思い当たるのが職場環境の変化だ。
 「異動となって、以前の仕事に比べて、やりがいがなくなったというのです。かといって、人間関係に悩みなどはない」

 EDの要因には、ストレスも多い。だが、彼の場合、ストレスよりも「仕事にやりがい」を感じなくなったことが影響していた。
 「仕事に燃えていた頃の彼は日々、競争意識も強く、それによって落ち込むことも多かったそうです。しかし、それがセックスにもいい効果を与えていたのです」

 なぜか。実は人間は、感情が揺さぶられるほど性の快楽も得られるという。
 「性行為の最中、本来、人間は幸せや喜びを感じますよね。しかし、日々の生活が平坦で感情の浮き沈みも少なくなると、幸福を感じる瞬間も、さほど強い感情が高まらないのです」

 話は少し変わるが、女性も感情の激しい人のほうが、感度はいいという。
 「良くも悪くも普段から、よく落ち込んだり、逆にちょっとしたことで大喜びしたりする女性はセックスでもイキやすい。性行為になるや、その世界にどっぷりと浸かり、我を忘れるほど楽しめるのです」

 ちなみに、嫁とセックスレスになる男性は、仕事も私生活も淡々としているタイプが多いそうだ。
 「常に刺激的な人生が素晴らしいわけではありません。波風立たない普通の暮らしこそ、幸せでもあります。ただ、そういう生活を続けていると、感情が揺さぶられることを忘れて、セックスの時、熱く燃えることもできなくなるのです。結果、セックスに集中できない=心因性EDとなるのです」

 では、どうすればいいのか。人生を賭ける大博打でもやるべきなのか。
 「そんな必要はありません。これも気の持ち方一つで、まずは素直になること。さらに、楽しいという感情を強く持つのです。それにはいい方法があります。毎日、楽しかった思い出を一つ、日記に書くのです」

 楽しみなど一つもない、などと思うなかれ。
 「例えば、職場では何もなかったけど、昼に食べたお弁当が美味しかったなど、些細なことで人間は喜びを感じている。駅で可愛い女の子を見かけた――それだけでも構いません」

 そうやって“楽しいこと”を振り返ることで、感情は豊かになり、生きている喜びも感じられるという。
 「普段から感情豊かにすごしていれば、セックスも楽しくなるんです。その結果、性的興奮も高まり、心因性EDは解消できるのです」

 毎日、何もない…そんな状態は危険。ちょっと楽しみを知ることで、大きな快楽と自信を得られるのだ。

ドクター林
弘邦医院(東京・江戸川区)院長。『脳で感じるセックス入門』や『お医者さまが教える癒されてもっと気持ちよくなる!』など著書も多数。ED治療にも精通しており、現在、同医院では局部海綿体注入法による「ICI治療」も行っている。

死ぬまで現役 下半身のツボ セックスで重要なのは“リラックス”

 「男性の勘違いで多いのは“ハゲている男は絶倫”という考えです」
 こう語るのは、EDドクターこと『浜松町第一クリニック』院長の竹越昭彦氏だ。

 以前、こんなことがあった。
 「私の知人男性が『ついに俺もEDになった』と打ち明けてきたんです。それは年齢的にも仕方ないこと。まずはEDになった原因を突き止めることが大事です。心因性の問題なのか、それとも器質性の問題なのか」

 EDには2種類のタイプがあることは本コーナーでも何度も説明してきた。そして、EDの8割が不安や緊張といった心因性(精神的な問題)だ。
 しかし、その知人男性はこう言うのだ。
 「おかしいよなぁ。俺は若い頃から頭髪も薄かったし、今はハゲてるだろ(笑)。男性ホルモンの分泌が盛んなのにな~」
 つまり、ハゲている俺がEDなどになるはずがない…と思い込んでいるのだ。

 竹越氏がこう語る。
 「確かに、男性ホルモンが性欲の元です。これが少なくなれば精力も減退します。そのため男性は筋トレなどをして、男性ホルモンを分泌させたほうがいい」

 しかし、男性ホルモンの分泌がハゲさせるというのは、少し違うという。
 「難しい話になりますが、男性ホルモンが毛母細胞に入ると、毛乳頭や皮脂腺にある5αリダクターゼという酵素によって、ジヒドロテストステロンに変化するのです。ハゲになるのは、このジヒドロテストステロンの影響なのです」

 ただ、誰もがジヒドロテストステロンに変化するわけではない。
 「要は、変化しなければハゲないのです。なので、男性ホルモンの分泌が盛んでも、ハゲるどころか髪の毛の多い人もいるんです」

 つまり、男性ホルモン=性欲旺盛だからハゲるとは、決して言えないのだ。
 「もちろん、ハゲだから性欲が弱いなんてことはありません」

 それよりも怖いのは、ハゲだから…という理由で、「俺は性欲旺盛」と自信過剰になったり、「もう女性から相手にされない」と諦めたりすることだ。
 「自信を持つことも大事ですが、セックスにおいて自信過剰になると、逆に自分にプレッシャーをかけてしまう。これが、勃起力の妨げになるのも事実」

 一方、ハゲを負い目に感じて、自信を失うのもよくない。
 「中折れするかもしれないという不安がEDを悪化させるように、俺は見た目が悪い、モテないといったマイナスな感情を持っていると、性的な興奮が高まりにくいのです。かといって、自信を持ちすぎても勃ちにくい。難しいところです」

 セックスをするうえで最適な心理状態は、“リラックス”すること。
 「やはり一番いいのは、“勃たなくても大丈夫”といういい意味での開き直りです。さらに、心から落ち着く相手とのセックスを楽しむ。既婚者の方なら奥さんとの性交渉がベストなのです。ちなみに女性は、男性のハゲをさほど気にしていません。女性の中にも“ハゲは絶倫”と勘違いしている方もいるので、モテる要素と考えるのはいいでしょう」

竹越昭彦氏
『浜松町第一クリニック』院長。ED治療の第一人者で、バイアグラやレビトラ、シアリスといった治療薬のそれぞれの効果や服用法などに精通。著書に『40代からの心と体に効く【生涯SEX】のすすめ』(扶桑社新書)がある。

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