幸せ呼ぶ猫神の呟き ■こども・子育て・・いじめ

いつがベストタイミング?子どものひとり部屋

外国の映画を見ていて、赤ちゃんにも部屋が与えられ、ひとりで寝起きをしていることに驚いた人も多いのではないでしょうか。日本ではそうした習慣はほとんどなく、小学校入学前に自分の部屋が与えられるのはほんのひと握り。部屋をもっている小学生でも寝起きは保護者と一緒という家庭が多いようです。 最近ではリビングで勉強する方が、能率が上がるといった報告もあり、ひとりの子ども部屋をどのタイミングで与えるのがいいのか、悩んでいる保護者も少なくないでしょう。そこで今回は、ひとり部屋について考えてみましょう。
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子ども部屋を与えることは責任を与えること

欧米などでは生まれてくる前から子ども部屋が用意されることがほとんどですが、これは子どもの自立を早く促すという意味があるようです。個人主義の風潮が強い欧米では当たり前のようですが、日本では欧米ほどそうしたスタイルは浸透していません。しかし、実際に子ども部屋は単純に勉強するため、あるいは寝るためだけの部屋ではありません。子どもは幼稚園や保育園に入った頃から、ひとりの個人として社会の中で自分の居場所を見つけていきます。親の保護の元にずっといるのではなく、ひとりで他人と関わっていかなくてはならないのです。子ども部屋はその基礎を養っていく場所でもあります。部屋を与えられ、その管理を任されることで自立心や自覚を育んでいくという側面もあるのです。
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自分の大切なものに気づくと他人も大切にできる

また、自分の部屋は他人を大切にすることに気づく場所でもあります。子どもがおもちゃの取り合いをするのはよく見ることですが、これは「自分のもの」という意識が強くなったときに多く現れるものです。両方が、もしくは片方が「自分のおもちゃ」という意識が強い場合にこうしたケンカが見られるのです。れは子どもに「自分のもの」と「他人のもの」というような区別がつきだしたあかしです。通常は1~2歳前後になるとこの“所有意識”が芽生えてくるとされています。

ひとり部屋を与えられた子どもはそこを「自分の部屋」と認識します。大切な自分の居場所であり、自分の大切なものを置いていいスペースとなるのです。こうして「自分のもの」への意識が強くなるのと同時に、「他人のもの」への意識も生まれてきます。他人にも「大切な自分のもの」があるのだという意識です。自分のものを大切にすることによって、他人にも大切なものがあることに気づいていきます。自分の部屋を与えられるということは、そんなきっかけにもなってくれるのです。

まずはリビングの一角を与えることから始めよう

ただ、部屋を与えられることは良いことばかりではありません。不安を感じる場合もあります。自分に自信がもてない子どもはそうした反応を先に見せます。そのため、大きなひとり部屋をいきなり与えるのではなく、まずリビングの一角を子どものスペースとして与えることがおすすめです。大切な宝物を置いたり、おもちゃを片付けたり、といった小さな管理から任せてみましょう。
こうした小さな責任を積み重ねることで、大きな自信につなげていくことができるでしょう。
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健全な成長のためにはルールづくりが肝心

部屋を子どもに与えることで気をつけなくてはならないのは、「自分の部屋だから勝手にしていい」という気持ちが芽生えることです。「自分の部屋だから片付けなくていい」「部屋の中で何をしてもいい」と思ってしまいがちなのです。小学高学年や中学生で起きるひきこもりや非行、ひとりで悩みがちになる、などの現象はこうした意識が引き金となっている場合もあります。そこで重要なのは、「自分の部屋は自由な場所ではない」ということを、部屋を与えたときから教えておくことです。家族で暮らす家の中の一室を与えられているだけで、自由にしていいわけではない、という考え方です。

そのためは最初にルールを決めておくことが重要です。「部屋を片付け、きれいに使うこと」はもちろん、「学校から帰ってきたらすぐに部屋に入らない」、「インターネットやLINEは部屋の中でしない」、「部屋に携帯電話を持ち込まない」、「勉強をするとき以外は夜10時には寝る」、「夕食は家族で食べる」などです。子どもが健全に育つように、成長するにつれて家族で相談しながらこうしたルールをつくっていきましょう。
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プロフィール 監修:三浦玲華
看護師として、総合病院の脳神経外科、皮膚科クリニック、介護老人保健施設勤務を経験。それを活かし、現在では医療系メディアのライティング、校正を中心に活動中。

※この記事は「ベネッセ教育情報サイト」で過去に公開されたものです。

保育料は自治体によって2倍違うことも。保活を経験した筆者が、保育園入所のメリットと保育料について解説します。

育休、産休に入るときに、こんな不安はありませんでしたか?

「果たしてこのご時世、保育園に入れるのか…?」
「保育園に入れたとして、子供にとってはどうなのかな?」
「保育園に入れるって、親の都合じゃないのかな?」
「高い保育料で、結局稼ぎが無くなってしまうんじゃ…?」

今回は、私自身が2つの自治体で保活した経験から、「保育園に入所するメリット」と「入れたとして、保育料はどのくらいかかるのか」についてご紹介します。
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保育園入所を迷ってる途中でも、保活は進めておく方が良い

共働き世帯が増えている中、子供が保育園に入れなければ働くことはできず、働かねば収入は途絶えてしまいます。

保活は、事前準備と動き出しがとても重要です。

また、出産後に会社へ復帰するかどうかを迷っている方も、保活のポイントは抑えておいて損はないでしょう。

出産後、復職するか否かは、迷ってもいいのです。

出産すると、女性は価値観が大きく変わることがあります。

その時の状況で、自分と家族にとって最善だと思う方法を選べば良いと思います。

何かを選ぶためには、選択肢を広げることがとても大事。

人口密集エリアにおいては、未だに保育園は足りない状況です。

復職を迷っている場合でも、保活についてあらかじめ対策しておいた方が良いでしょう。

保育園に入ることのメリットはたくさんある

一昔前は、「保育園に入れずに、お母さんが見てあげたら?」という風潮も強かったようですが、今は違います。

「保育園に子供を預けてよかった!」という声を、耳にすることが多くなりました。

保育園に預けていれば、安心して働けることが一番のメリットでしょう。

その他にも、「専門家による保育で、子どもが成長した!」、「集団保育で、お友達と遊べるようになった」などの、子供への好影響を実感している親はたくさんいます。

また、私自身が感じた、保育園に預けることの一番のメリットは「お母さんが自分の時間を持てる」ということでした。

妊娠~出産後の数年間、お母さんは「常に赤ちゃんと一緒」になります。

現代は、核家族が多いので、「お母さんと赤ちゃんが二人きり」の時間が多く、閉塞感を感じてしまうお母さんも多いのではないでしょうか。

「子供は保育園でのびのび遊び、親は元気に働いて自分だけの時間を持てる」というのは、保育園に入所することの一番のメリットだと感じます。

保育料はいくらくらいかかる?

さて、保育園に入れたとして、保育料は一体いくらかかるのでしょうか?

「働いても働いても、お給料は保育料に消えてしまうんじゃないの?」という不安。

保育料は、

・認可園か否か
・子供の年齢
・親の収入
・自治体の基準

によって大きく金額に差が出てきます。

■認可保育園とは…

国が決めた基準を満たしている保育園のことで、自治体を経由して入所申し込みをします。

私立、公立関係なく、認可保育園であれば、保育料は自治体の基準に従います。

保育料は、認可外園よりも低いことが多く、人気のため入りにくい傾向があります。

■認可外保育園とは…

認可保育園以外の保育園。

それぞれの認可外保育園が、自由に保育料を設定しています。

認可外保育園の場合は、保育料が高額になりやすい傾向があり、申込み金などが設定されている園もあります。

以下は、とある東京都北区と埼玉県さいたま市の認可外園の参考保育料です。

※参考例

東京都北区:認可外A園の保育料
8:00~18:00 週5日 
入園金 2万円
月6万3500円(0歳児)
月5万3000円(1歳児)

さいたま市:認可外B園の保育料
8:30~18:30 週5日
入園金 3万円
月6万8000円(0歳児)
月6万5000円(1歳児)
月6万円(3~5歳児)
認可園の場合は、申し込みする世帯収入とどの自治体かにより、保育料に大きな差がでます。

認可園の保育料は、納税する市民税の額が多いほど、保育料も高くなるため、高収入の世帯ほど保育料は高くなってしまいます。

また、自治体によって年収に応じた保育料の設定は異なりますので、どこに住んでいるかも重要です。

私は県を超えての引越しを経験したため、保育料の違いに驚きました。

さらに、年齢が低いほど保育料は高いので「子供が何歳の時に復帰するのか」という点も、保育料を調べる際のポイントとなります。

以下は、東京都北区と埼玉県さいたま市の認可園の保育料です。

※参考例

【東京都北区の認可園保育料】

世帯年収200~400万円(市民税額約20万円)の場合
月3万2500円(0~2歳児)
月2万1600円(3歳児)

世帯年収1000万円以上(市民税額約125万円以上)の場合
月6万3000円(0~2歳児)
月2万7500円(3歳児)

※年収、市民税額は税率や扶養など諸条件によって異なります。

【さいたま市の認可園保育料】

世帯年収200~400万円(市民税額約20万円)の場合
月5万5000円(0歳児)
月2万8000円(3歳児)

世帯年収約1000万円以上(市民税額約40万円)の場合
月7万2800円(0~2歳児)
月3万4500円(3歳児)

同じ条件であれば、さいたま市のほうがだいぶ高い印象です。

上記のとおり、認可園で同じ年収200~400万円でも、さいたま市に住むか、東京都北区に住むかで、保育料は月に2万円以上も差が出てきます。

また、0歳で保育園入所を考えた時、
さいたま市で認可外になってしまった場合:
月6万8000円

東京都北区で認可に入れた場合:
月3万2500円
どこで、どの保育園に決まるかで、保育料は2倍以上の差があります。

まとめ

いざ、「子供を預けて働きたい!」と思った時に、調べることや事前準備は多くあります。

また、認可保育園の入所申し込みは、年に1回です。

(翌年度4月分の受け付けは、大体10月中旬です)

保育園の入所申し込みをするか否かを迷っている場合でも、調査と保活は少しづつ進めることをおすすめします。

保育料の負担額については、諸条件により大きく差が開きます。

自分の住む街の保育園事情、税金などを確認し、計画を立てていきましょう。(執筆者:比嘉 あゆ子)

車に子どものパジャマを常備したら、子育てにゆとりが生まれる!


まだ小さい子どものころ、自宅までの夜のドライブで後部座席に乗り込み、ぐっすり眠っていたことを覚えています。ガレージのドアの開く音、そしてエンジンを切ったあとの鍵と鍵がぶつかり合う音を聞くことほど、嫌なものはありませんでした。

「起きなさい」と声を掛ける母に促され、私はシートベルトに垂らしたよだれを拭き取り、だるい体を動かして車から出ました。泣き言を言いながら、ゾンビのようにふらふらと家に入って靴を脱ぎ、歯を磨き、顔を洗ってパジャマに着替えるといういくつものステップをこなし、ベッドにもぐり込むころには、すっかり目が冴えているのが常でした。
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子どものパジャマを用意しておこう

大人になった今は、自分の子がかつての自分と同じ運命をたどらないように、帰りが遅くなるときに備えて、車の中に子ども用のパジャマを常備しています。まだ幼児期のお子さんがいるなら、車のなかでいつでも寝られるように準備しておけば、すんなりとことが運びます。

帰りのドライブ中に眠ってしまった場合でも、子どもを起こさずに車からベッドに運べるでしょう。もう少し大きな子どもでも、事前に少し準備するだけで楽になります。我が家では友人宅で夕飯をいただくことがよくあるのですが、友人宅を出る直前には、いつも就学前の子どもたちが全員で歯を磨き、パジャマに着替え、「さよならのパジャマダンス」を踊ってから帰路につきます(ええ、それはそれは可愛らしいのですよ)。そうすれば、家に着いたらすぐ、20秒とかからずに、娘は車を降りてベッドにもぐり込めるのです。

このトリックの醍醐味は、親であるあなたが、Netflixを観るにせよ、夜食のチーズを堪能するにせよ、自分の時間を増やすことにもつながります。

お医者さんはいませんか?…緊迫の「ドクターコール」に対する医師の思い

ドラマなどで「ここに、お医者さんはおられませんか?」というシーンをよく見ます。先日、新幹線内で痛ましい事件が起こった際も負傷者に適切な処置をされた先生がおられたとか。兵庫県伊丹市の「たにみつ内科」で日々診察にあたっている谷光利昭院長は、そんなときの医師の思いや実情をつづりました。


 新幹線や飛行機でドクターコールがかかった時に、自信をもって手を挙げれるような医者になりたいと思い、医師を志しました。以前の私の病院のホームページに載せていた文言の一つです。しかし、先日のような凄惨(せいさん)な事件に遭遇した際、私は何ができるのだろうか?新幹線の中で事件は起きた。現場に居合わせた医師の適切な処置で、けがを負わされた人も一命をとりとめたとの話を報道で見ました。

 私は今までドクターコールに遭遇したことはありませんが、よくテレビなどで緊急現場にたまたま居合わせた医師が最良の機転を利かせ、患者さんに関わっている番組が放映されています。自分はここまで機転を利かすことができるのだろうか?と、その医師の動きを感心して見ていました。

 ただ、現実では逆の場合もあり、新幹線や飛行機などの中で救命措置をしたにも関わらず、不幸の転機をたどられる患者さんも少なくないことは想像にたやすいです。医療に関わる道具や患者の情報がほとんどない状況で、的確に診断し、その場でできることを尽くす…。状況は千差万別ですが、手を挙げた医師にとって、そこでの最大限の努力の結果であることだけは、みなさんにわかっていただきたい。

 突然死の多くは不整脈、心筋梗塞、脳卒中です。現実問題で言うと、自分にできることは、心肺蘇生をしてAEDを装着することではないだろうか…。いつもテレビドラマのようにうまくいくケースばかりではないと想像します。

 以前、知り合いの看護師さんが、いつそういう現場に出くわすかもしれないので私は通勤路などでどこにAEDが置いてあるかを確認していると話をしていた。素晴らしい心がけで、プロ意識の高さの表れですね。人生には、上り坂、下り坂、まさかの3つの坂があると、私の師匠はお話をされます。その「まさか」にどう対応できるか?それが大切であると。日頃からの想いが行動につながり、患者さんの命につながるかもしれない。今回の事件を聞いて、改めて日頃の心がけ、勉強の大切さを認識した次第です。

 最後に、新幹線の中で勇敢に犯人に立ち向かっていった勇気ある男性のご冥福を心よりお祈りいたします。

つい言いがちな「お金がないから」 それを理由に我慢させることのデメリット


幼稚園にあがり、そろそろ大人がいうこともなんでもわかる頃。でも、「わかること」と「納得して動くこと」はまた別のお話。出先で子どもが何かを欲しがったとき、つい言ってしまうのが、「お金がないからだめだよ」という言い方。確かに、簡単に子どもを納得させられる言葉かもしれません。ですが、この言葉で我慢を続けさせると、いくつかデメリットがあるかもしれません。どんなデメリットがあるのでしょうか。子どもの心のコーチングについて、著書も数多く出されている菅原裕子さんにうかがいました。
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「お金がない」って、実はあいまいな基準

「お金がない」というのは、目に見えるものがないということで、とてもはっきりした基準のように聞こえます。ないものはない、だから買えない。大人は納得です。ですが、それならお金があるときならいいのか…? お金があるときとないときはどんなふうに違うのか…? と、子どもにとっては非常にあいまいな基準。ないものはない、の前に、まずあるのかないのか、というところさえはっきりしていないのです。

子どもは「基準がはっきりしないこと」を基準にされると、自分自身の考えを構築しにくくなります。状況Aのときは行動B、状況Cのときは行動D、というように判断して考えていくということが難しくなってしまうのです。言ってしまえば、それは「親の機嫌を見て行動を決めなさい」と同じくらい大変なこと。その結果、納得できない子どもがいても当然です。スーパーでの大騒ぎは解決することなく、毎回「お金がないからだめ」と言い続けることになります。もうその言葉に何の効き目もなくなっているというのに。
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家庭に対する劣等感につながる可能性

さらに、「お金がない」というのは、子どもにとって家庭にマイナスのイメージを植えつけてしまう危険性もあります。家庭の状況はそれぞれ。節約が必要なときもあります。それでも、子どもはそんなことはまだ深く理解できません。他の家庭と比べて必要以上に劣等感を感じてしまうこともありうるのです。将来必要になったときのために今は使わない、お父さん、お母さんが働いた大切なお金だから大切に使いたい、という意味を伝えるには、もっと丁寧な説明が必要です。

物の価値ではなくお金のあるなしで購入を決めるようになる可能性

もう少し子どもが成長した段階のことも考えてみましょう。「お金がないから買えない」と単純に理解することは、「お金があれば買ってよい」という考え方につながりやすくなってしまうというデメリットもあります。お年玉やそのほか特別なお小遣いとしてお金が手に入ったとき、「欲しいものを欲しいだけ買える」と思ってしまうことも。 小さいうちはお金をすぐに預かることもできますが、自分で管理すべき年齢ではそうもいきません。また、こういった金銭感覚は大人になっても根強く残る可能性もあります。


必要でないものを買わない、よい我慢を

金銭感覚は小さな頃から徐々に身につけるもの。「我慢する」のは悪いことではありません。しかし、それがきちんとした理由があっての我慢か、そうでないかによって、子どもにとって適切な我慢なのか、ただのストレスなのかが変わってしまうのです。お金がないからと言うのは簡単。でも、このようなデメリットもあると考えて、毎日繰り返し言ってしまうのは避けましょう。

最終的な目標としては、お金のあるなしで購入を決めるのではなく、「自分に必要か、今買っても無駄にならないものか」ということでの判断ができるようになること。最初は難しいかもしれませんが、そんなふうに「物の価値」ときちんと向き合う心構えをもって買い物をするくせをつけていきたいですね。
もちろん、小学生になってお小遣い制などにして「自分のお金がないから」という分には問題ありません。それこそ、ないものはない、のです。
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プロフィール 菅原裕子

NPO法人ハートフルコミュニケーション代表理事、有限会社ワイズコミュニケーション代表取締役。人材開発コンサルタントとして、企業の人材育成の仕事に携わる。1995年、企業の人育てと自分自身の子育てという2つの「能力開発」の現場での体験をもとに、子どもが自分らしく生きることを援助する大人のためのプログラム-ハートフルコミュニケーション- を開発。企業を対象とした研修や企業文化変革のコンサルティングやプログラムを提供するかたわら、ハートフルコミュニケーションの活動にも力を入れる。2006年、NPO法人ハートフルコミュニケーション設立。「子どもの心のコーチング」「子どもの「やる気」のコーチング “自分から学習する子”に変わる方法」、「自分と子どもがよくわかる本~エニアグラムで幸せ子育て~」、「子どもの心のコーチング-しつけ編」など著書多数。
NPO法人ハートフルコミュニケーション
http://www.heartful-com.org/

※この記事は「ベネッセ教育情報サイト」で過去に公開されたものです。

家事・育児を“やっているつもり”夫への対処法

 家事と育児を巡っては、しっかり“やっているつもり”の夫と「できていない!」といら立つ妻の間にあつれきが生まれることが珍しくありません。自身もワーママとして働くフリーランス記者の宮本さおりさんが、「育児は仕事の役に立つ―『ワンオペ育児』から『チーム育児へ』」(光文社)の著者の一人、立教大学経営学部の中原淳教授に、夫にイライラする構図の解消法について聞きました。
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頑張りすぎないことが大切

――家事や育児に取り組む夫には感謝しつつも、やっぱり「できていない!」とイライラする妻は少なくありません。

 夫婦は他人ですから、自分の考えが100%伝わることはありません。話し合いが大切です。重要なのは、指標の置き方。どのくらいまでできたらOKなのか、あらかじめ2人で決めておきましょう。

――家事・育児については、妻が基準を決めることが多いと思うのですが、これを夫婦で決めるということですね。

 そうです。私は「頑張りすぎない方がいい」と思っています。掃除、洗濯を完璧にこなして、おやつも全部手作りにすれば、暮らしの満足度は上がるかもしれませんが、何かを犠牲にしないと難しい。共働きが主流の今、そんなことをしようとすれば、どこかにひずみが出ます。

「ファミリーファースト」を目指せ

――結局、妻が無理をしてしまうパターンが多いように思います。

 日本の小売り・サービス産業の構造に似ています。ホスピタリティーが増せば増すほど、客の満足度は上がるけれども、従業員は疲弊していきます。同じことが家庭でも起こってしまいます。イライラしながら食事を作ったり、子どもに冷たく当たってしまったり。

――そうすると、家庭が殺伐としてしまいそうです。

 だから私は、必ずしも子ども第一じゃなくていいと思っています。大切なのは、子どもを最優先した生活である「チルドレンズファースト」ではなく、家族みんながにこやかに過ごせる「ファミリーファースト」を目指すことではないか、と私は思います。

――みんなが笑って過ごせるように、夫と家事・育児を分担するなら、お互いに高い水準を目指さないようにすることが大切だということですね。

 夫の家事が妻の思う通りにはいかなくても、「まあ、家族が笑っているならいいか」と考える。そして、一度夫に任せると決めたら、見守ることも大切です。

長期的に考える

――夫のやり方を見ていると、思わず口や手を出してしまいそうになります。

 例えば、保育園への送迎を夫が担当する時、子どもが「お母さんがいい」と泣き出したとします。ここで、「仕方がない。じゃあ、私が」と妻が代われば、子どもは「泣けばお母さんが行ってくれる」と学習してしまいます。夫も「じゃあ、お願い」と戦力にならなくなります。子どものために「よかれ」と思ってした行動が、夫を「無能化」してしまうのです。

――家事も育児も、自分でやってしまった方が早いと思ってしまいます。

 短期的に考えれば効率良く見えるかもしれませんが、長期的に見れば、妻の子育ての負担感が減らず、疲れてしまいます。これは仕事のマネジメントと似ています。部下が仕事ができないからといって、自分がその仕事を引き受ければ、自分の負担が増え、部下も育たなくなってしまいます。手を出したくなってもぐっとこらえる。そうやって家事・育児の分業を進めていくことが重要なのではないでしょうか。
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お互い無理せず、おおらかな気持ちで

――共働きだと、時間がないこともあってか、夫には「ちゃんとやって」、子どもには「早くしなさい」と、家族を追い込んでしまいがちです。

 子育ては子どもが巣立つまでの長期戦です。ワンオペで疲弊することなく夫婦で完走できるように、協力体制を作ったうえで、お互いに無理をせずに、おおらかな気持ちで見守ることが大切です。 それが“やっているつもり”の夫と「できていない!」と怒る妻のバトルの終止符につながるのではないでしょうか。
(聞き手=フリーライター・宮本さおり)

Profile プロフィル
中原淳(なかはら・じゅん)
 立教大学経営学部教授。同学部ビジネスリーダーシッププログラム(BLP)主査、リーダーシップ研究所副所長などを兼任。博士(人間科学)。東京大学教育学部卒業、大阪大学大学院人間科学研究科、メディア教育開発センター(現・放送大学)、米マサチューセッツ工科大学客員研究員、東京大学講師・准教授等を経て、2018年4月から現職。

子どもの将来に影響が。 子どもの前で夫婦の不満を言うのはありえない

夫婦喧嘩は、夫婦が意見を言い合え、生活の質を向上するためのひとつの手段として、ときに必要なもの。ですが、子どもの前で夫婦がお互いの不満を言い合うのは、子どもにとって不快であり、また子どもを不安にさせることでもあります。夫婦喧嘩を子どもの前ですることは、子どもにどんな影響をもたらすのでしょうか?

夫婦喧嘩は子どもにどんな影響が?

夫婦といってももともとは他人。一緒に暮らしたり、子どもを育てたりしていると、価値観の違いや意見の違いが出てきます。意見が違うことは必ずしも悪いことではありません。むしろ、お互いのことを見直したり、新しい発見や視点と出合うこともできます。それがもとで喧嘩をすることもあるかもしれませんが、意見を言い合うことで、お互いの関係や生活のクオリティを高める効果もあります。

しかし、罵るなど、不満をぶつけあう攻撃性の高い喧嘩の場合、どうでしょうか。一時的なものならば問題がないこともありますが、しばしば、それも子どもの前でとなると、子どもにも影響を与えます。子育てが始まると夫婦喧嘩が増えると言われています。不満をぶつけ合う攻撃性の高い夫婦喧嘩は子どもにどんな影響を与えるのでしょうか…。

・緊張感と恐怖感によるストレス
腹痛や頭痛などの身体症状のほか、ひきこもりなどのコミュニケーション障害をもたらすことも。

・不安による睡眠不足
子どもの睡眠不足は、成長ホルモンの分泌を妨げ、身長が伸びない、免疫力の低下などにつながることも。

・自分を肯定できなくなる
自己否定的で心が弱い人間になってしまいがち。自暴自棄になってしまうことも。

・人の顔色をうかがうようになる
気を遣い過ぎ、のびのびとした人間になれないことも。

両親が罵り合う様子は子どもを不安にさせ、精神的にも身体的にもよい影響を与えません。とはいえ、ぶつかりあうことはありますよね。もし喧嘩をしてしまいそうなときは、「子どもに見えないところで」を心がけて。子どもが犠牲にならないように気をつけてあげたいですね。

夫婦喧嘩をしてしまったときはフォローを忘れずに

なるべく子どもに見せないように喧嘩するのは、簡単なようで、案外と難しいもの。なぜなら喧嘩というのは、突発的に始まるものが多いからです。でも、子どもを育てているパパやママなら、子どものことは忘れないで。爆発しそうなときは、子どもの顔をみましょう。子どもを心配させたくない、不安にさせたくないという気持ちがクールダウンできるかもしれません。

また、子どもに喧嘩を見せてしまったときは、子どもを不安にさせてしまったことを「ごめんね」と謝りましょう。子どもをフォローだけでなく、お互いを思いやる気持ちで反省することも大事です。その思いは、ふたりの関係を見直すのにも役に立つのではないでしょうか。

参考:「夫婦げんかと子どものこころ: 健康な家族とはなにか」川島 亜紀子 著(新曜社)

左利きは直すべき? 我が子がそうかもと感じたら...

ひと昔前は、ハンディキャップとさえ言われることもあった左利き。もし子どもが左利きだったら、右手を使うように直してあげたほうがいいのでしょうか。

現代では左利きは頭がいいとか野球で有利だとかポジティブな意見もありますが、実際に左利きのまま大きくなったときに困ることがあるのかも少し気になりますよね。経験者のエピソードを参考にしながら、利き手について考えてみましょう。
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左利きで不便に感じることは?

まず、左利きのまま大人になったみなさんに、不便に感じていることがあるかを聞いてみました。

「駅の改札を通るとき、つい左手で切符を持ってしまいます。でも切符を入れるところは、たいてい右側。右手に荷物を持っていると、とっさに持ち替えることもできません。結果、手をクロスすることになって少し不便です。自動販売機のお金を入れるときも、難しさを感じます」

「ハサミや包丁、左利き用って高い!  欲しいときに100円ショップとかでパッと買えません」

「いちいち『左利きなんだ!』とか、『左で文字を書いてると難しそうに見えるね』とか突っ込まれます。小さい頃は、なんだか自分を変人扱いされているようで『ぎっちょ』と言われるのが嫌でした」

「テストのとき用紙の左半分に問題が、右半分に回答を書き込む欄があるんですよ。回答を書いて次の問題を読むたびに、いちいち手を少し浮かせなければいけません。小さいことだけど、不利だなと思います」

ちょっとしたことですが、毎日の生活で少しずつ感じるストレス。本人にとっては、しんどいこともあるかもしれませんね。
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子どもが左利きかもと感じたら、みんなどうしてる?

次に「もしかして、うちの子左利きかも?」と感じているママたちに、矯正しているか聞いてみました。

「無理に右でやらせようとすると、左のときよりうまくできなくて、子どもが『自分は不器用なんだ』と自信をなくすと聞きました。それもあって、自然に使うほうでやらせています」

「聞いたところによると、左利きの子どもは無意識に“左手のほうが何ごとも上手にこなせる”ことを分かっているらしいですね。それなのに親が右手にばかりに持たせようとすると、ストレスを与えてしまいそうだなと思っています。だから、直すことはしません。考えてみたら、私がもし他人に『左利きになれ』と無理強いされたら嫌ですもん」

「なんとなく練習箸も右手用を買ったし、クレヨンも右手に持たせています。左利きがダメとはまったく思っていません。けど、私が左利きで不便を感じていたので…最初から右で使わせていれば、自然と右で覚えるかと思ってのことです」

「確かに最近は、はさみも左利き用があるけど…将来学校でひとりだけ違うものを持っていると、みんなにからかわれないか心配です。思いもしないことが、いじめのきっかけになることもあるから。考えすぎなのは分かっていますが、親としては将来なるべく嫌な思いをしてほしくない気持ちもあって。直そうと思っています」

少数派を否定するような声かけは避けよう

なぜ昔の人は、左利きをハンディキャップとして直させようとしていたのでしょうか。それは、単に左利きが“少数派であるから”だけのように感じることがあります。左利きは人類の約1割程度しか存在せず、その割合は長い間変わっていないという説もあるようです。

少数派に属することで将来子どもが不便に感じないために、右手を使うように促してみるのは決して悪いことではないでしょう。しかし、単に「みんなが右だから、右で覚えたほうがいい」と感じられるような声かけは、避けたいものですね。

「みんなと違う子は変」という発想は、将来いじめや差別につながる可能性も考えられます。右利きか左利きかということよりも、その違いを将来子どもがどう受け止められるかに注意を向けることも大切かもしれません。
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違いを受け入れられる世の中でありたい

そもそも本来は、利き手がどっちか? なんて気にとめる必要すらないのかもしれません。なぜなら、それは生まれつきのものだからです。

それなのに利き手についての議論があちこちでされているということは、まだまだ多様性を認められない人が多いのかもしれないと考えてしまいます。人と違うことも個性だという考えが本当の意味で世の中に浸透すれば、ママたちの悩みがひとつ消えるのかもしれませんね。

「親がちゃんとしつけしているか」は見ればわかる? 子育てクイズに「分かる!」と共感の声

ショッピングモールで泣きわめく小どもと、その近くで黙ってスマホをいじる親――。こんなシチュエーションを見たら、あなたは「ひどい親」だと思うでしょうか、それとも「いい親」だと思うでしょうか?

 そんな「親子の様子から、親のしつけの良し悪しが分かる」という人のための「簡単なクイズ」が話題になっています。

 問題は全部で3つ。正解は、全問まとめてのちほど紹介します。

 1問目はショッピングモールで激しくグズっている子どもを前にしたときの親の対応について。親は黙ってスマホをいじっていますが、これはどんな状況なのでしょうか。「スマホに夢中」「現実逃避している」「別行動中の家族に連絡している」「落ち着くまで様子を見ている」といった選択肢が並びます。

 2問目は病院の待合室。子どもが静かに本を読んでいる理由を当てる問題です。「大人しくしていないと怒られる」といった行儀よさの裏に隠れたストーリーを予測する選択肢や、「親のしつけが素晴らしい」「おとなしい性格」「絵本を読みたい気分だった」など4つの選択肢が並んでいます。

 最終問題は、電車の中での様子についてです。子どもが大声で遊びだした場合、どのように対応するべきでしょうか。この問題に限っては「複数選択可/間違えると10分ほど泣き暴れます」といった注意書きが。選択肢は全部で9個あり、「真顔で注意する」「窓の外へ子どもの気をそらす」「寝たフリ」「人に頼んで声をかけてもらう」など幅広い対応策が用意されています。

 それでは、答えを確認していきましょう。1と2の正解は「分かりません」でした。その理由は「状況を見ただけでは判断できないから」というもの。3つ目の問題は「正解なし」です。どの選択をしたとしても、機嫌が悪くなることは子育てあるある。その日の気分によって子どもの機嫌はころころ変わってしまうのです。

 Twitterユーザーの、睡魔と戦う音子さんが問題と解答を投稿すると「先入観で決めつけはよくないですね」と感心する反応や、「修羅場の数だけ答えがある」「わかりやすい」といった賛同が多く寄せられました。

 子どもも親も、各家庭で事情はいろいろとあるものです。音子さんは「『あいつはしつけができないクソ親』と憤る前に『その親子にとっては何かしら意味があるかもしれない』と一度止まって考えてもらえるとありがたい」と、子育ての多様性についてつづっています。

甘えは自立心を妨げる!? 小学生の甘えの原因と対処法

子どもはいつまで親に甘えてくるものなのでしょう。小学校に上がってもまだ親にべったり…という子ども。いつまでも甘えられると、自立できないのでは…と、親としても心配になります。小学生が甘えてくる原因はあるのでしょうか。親はどのように接すればいいのでしょうか。

甘えたい子どもには甘えさせてあげる

子どもも小学校に上がると、ひとりで学校へ行くなど、行動の範囲が広がることで、少しずつ自立してきます。自分の意見が言えるようになったり、主張も出てきます。成長しているな、と思う親も多いのでは。でも、子どもによっては就学前と変わらず、親にべったりという場合も。家にいると、親にまとわりついてきたり、寝る前に甘えたり、留守番をしてもらおうと思うとついて行くと言われたり…。小学生とはいえ、まだまだ甘えたい子どももいます。低学年であれば、まだ就学前の延長ということもよくあることです。徐々に親離れをしていけるはずなので、そんなに気にすることはないのでは。

例えば、3年生頃の甘えは、学校ではしっかりした自分を演じ、そのギャップのために家で甘えてしまうというケースもあるようです。そんなときは、親は、甘えを面倒臭がらずに甘えを受け入れてあげましょう。「もう3年生なのに」と拒否するのは禁物。甘えさせてあげることで、子どもも落ち着き、安心できるのです。甘えることを責めたり、やんわりと拒絶したりすると、子どもは自分の存在を否定されたように感じてしまい、子どもの心を傷つけてしまうこともあるので、気をつけたいですね。
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自立を妨げないためには

子どもが甘えてくるときに、甘えさせてあげることは大切。ですが、甘えてくるからと言って、子どもが自分でできることまで親がするのは要注意です。 「これやって」「あれやって」と子どもが甘えてくることには、自分が面倒臭くて親に頼んでくることもあるからです。 片付けやしたくなど、自分でできることは、子どもにやらせること。甘えによる子どもの自立を妨げないためには、大事なことです。 甘えてくるからとむやみにかまいすぎず、成長を見守るスタンスを保ちたいものですね。

しかし、子どもの甘えの中には、学校などでいやなことがあったときや、何かうまくいかないことがあって、少し精神的に負担感を感じているときに甘えが出ることもあります。 子どもの様子がいつもと違うな、おかしいな、と感じたら、やさしく何があったのか尋ねてみるなど、気にしてあげましょう。 このようなとき、子どもはうまく話せないことも多く、しばらく様子を見守ってみても状況が改善しないときや、原因が思い当たらないときは、学校の担任の先生などにそれとなく相談してみるのもいいかもしれません。

小学生の子どもの甘えと言っても、いろいろなケースがあります。日頃から子どもとコミュニケーションをしっかりととっておくことで、どんなケースの甘えなのかを見極められれば、子どもの成長のサポートができそうですね。
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プロフィール 監修:谷圭祐
フリースクール パーソナルアカデミー代表。大阪教育大学大学院教育学研究科修了。公立高校、大手予備校、大検予備校、NPO法人理事長を経て、現職。現在、不登校の子ども達のメンタル面と学力面をトータルにサポートしながら、生徒一人ひとりの希望進路実現に向けて取り組んでいる。

習い事させ過ぎ? 生活が不規則になってしまいます…

教育評論家の親野智可等先生が、保護者からの質問にお答えします。

【質問】

長女は習い事を5つやっています。本人はどれも楽しくがんばっているのですが、中には夕食前だけでなく夕食後に出かけるものもあり、生活が不規則になっています。その日のうちに宿題をやらせたいのですが、疲れてそのまま寝てしまうこともよくあります。そういうときは、次の日の朝大慌てでやることになります。どうしたら生活のリズムができるでしょうか? (大雪小雪 さん:小学3年生女子)

親野先生からのアドバイス

大雪小雪さん、拝読いたしました。

現代の日本は子どもも本当に忙しいですね。小学3年生で習い事5つを抱えているのではかなりたいへんでしょう。絶えず追われていて、ホッとする時間も持てないのではないでしょうか? 「本人はどれも楽しくがんばっている」とのことですが、「本当にそうだろうか?」という疑問もわいてきます。それは、私がある女の子の実例を知っているからです。

その子は4年生まで完璧な子でした。勉強も運動もよくできリーダーシップもあり、先生や友達に信頼されていました。習い事や塾にもたくさん行っていて、そのすべてにおいて優秀で常にトップクラスでした。でも、5年生になったある日、突然すべてを投げ出してしまい学校にも来なくなりました。家の自室に閉じこもって親とも顔を合わせなくなりました。そして、リストカットを始めてしまいました。

やっと心療内科の先生に見てもらったところ、次のようなことを言われたそうです。
彼女は長い間がんばり過ぎて疲れ切ってしまい、燃え尽き状態になっている。親を喜ばせたいという気持ちもあり、それに生真面目で我慢強い性格もあり、愚痴もこぼさずがんばり過ぎてしまった。その溜め込んだストレスが一気に出てしまった。

お母さんはそれを聞いてショックを受けました。今まで、その子は何かを嫌と言ったこともありませんし、愚痴一つこぼしたこともなかったのです。そして、何かを始めればすぐうまくなり良い成績を取ることができました。ですから、親は本人も喜んでいると思っていました。だから、どんどんやらせたのです。親は決して押しつけているつもりはありませんでした。

このような例は、決して珍しいものではありません。子どもは、親が喜ぶ顔を見たいという気持ちを本能的に持っています。ですから、親の願いを敏感に察知して自分の願いにすり替えるのです。そして、この女の子のように生真面目で自己管理能力も高い子は愚痴一つ言わずにがんばってしまうのです。そして、溜め込んだストレスが一気に出るということになります。これは中学受験でも言えることです。愚痴や文句を言ったり、適当に手を抜いたりする子のほうがある意味健全であると言えます。

このようなわけで、大雪小雪さんのお子さんも本当に楽しんでいるかわからないわけです。本人も気付かないうちにストレスを溜め込んでいる可能性もあります。それに、習い事や塾通いが多すぎると他のいろいろな時間が取れなくなるという弊害もあります。
ホッとして素の自分に返る時間、ボウッとする時間、ぼんやり自分を見つめる時間、ダラダラする時間、何か自分だけの楽しみに没頭できる時間、こういう時間も大切です。 読書をしたり、自然の中で季節の変化を感じたりする時間も大切です。友達とおしゃべりする時間や家族とのんびりする時間も大切です。

このようなわけで、習い事を精選することも考えてみてください。始めたからといってすべてをずっと続ける必要はないのです。子どものために何が一番大切か、もう一度それを考えてください。習い事の≪断捨離≫です。これは食べ物と同じです。今朝、私はあるホテルで朝食バイキングを食べながらこのご相談のことを考えていました。それで思ったのです。一つひとつの食べ物はどれもおいしくて栄養があります。でも、バイキングで並んでいる物を全部食べれば食べ過ぎになります。結局体を壊すことになります。
精選して食べることが体のためなのです。食べ物のために体があるのではなく、体のために食べ物があるのですから。

このようなことをぜひ検討したうえで、次に生活リズムのことで提案があります。ご相談によれば、「疲れて宿題をやれずに寝てしまい、次の日の朝大慌てでやることがある」とのことです。それだったら、いっそのこと宿題はいつも朝やると決めたほうがよいかもしれません。学校と習い事で疲れているのですから、せめて夜はのんびり過ごせるようにするのです。

そして、今までより少し早い時刻に、しかも毎日同じ時刻に寝ます。こうすれば、毎朝同じ時刻に、しかも今までより早い時刻に起きられます。そして、宿題をやるのです。疲れも取れているので、すっきり集中してできるはずです。 毎日寝る時刻が違ったり宿題をやる時間帯が違ったりすると、それだけでストレスになります。生活リズムを整えるためには、寝る時刻を揃えることが大切です。寝る時刻が揃えば起きる時刻も揃います。朝食の時刻も排便の時刻も揃います。

最後に一言。
子どものころから全力疾走では、やはり疲れてしまうと思いますよ。
人生は長いですからね。ぼちぼちやってください。
老子も言っています。
「つま先で立つ者は長く立っていられない。大股で歩く者は遠くまで行けない」

私ができる範囲で、精いっぱい提案させていただきました。
少しでもご参考になれば幸いです。
皆さんに幸多かれとお祈り申し上げます。
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プロフィール 親野智可等
教育評論家。23年間の教員生活のなかで、親が子どもに与える影響力の大きさを痛感。その経験をメールマガジンなど、メディアで発表。全国の小学校や、幼稚園・保育園などからの講演に引っ張りだこの日々。

※この記事は「ベネッセ教育情報サイト」で過去に公開されたものです。

平均は何時?小学生の門限事情

門限はお子さまの安全を守るだけでなく、お子さまに社会の基本的なルールを教える機会でもあります。門限は何時頃が一般的なのでしょうか。またもし門限を守らなかった場合はどうすればいいのでしょうか。今回は小学生の門限事情についてまとめてご紹介しましょう。

小学生の門限は何時?

小学生の門限は、暗くならないうちにお子さまが帰宅できる時間帯に設定しているご家庭が多いようです。そうした理由から午後5時という場合が多いようですが、日の長い夏には夏休みもあるため、5時半や6時まで門限を延ばすといったご家庭も見られます。
また中学年から高学年になるにつれて6時間授業の日が増えるため、5時半や6時を門限に設定しているというご家庭もあります。

夕方のサイレンが鳴る地域の場合はサイレンを合図に帰って来なさい、という方法も有効です。時計を持たずに外で遊ぶことの多いお子さまにもわかりやすいでしょう。習い事の日やお祭りなどの行事がある日は門限の例外をつくってもよいでしょう。ただし通常の門限を過ぎて遅くなる場合は保護者のかたが同伴した方が安心です。
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門限が違う友だちと遊ぶときには?

お子さまが門限の違う友だちと遊ぶときには、「もっと遊びたい!」と言われることがあるなど悩ましいものです。お子さまを門限の違う友だちと遊ばせるときには、保護者のかたからその友だちや友だちのご両親に、「うちの門限は5時までだから、4時50分くらいまで遊んであげてね」と事前にお願いしておくとよいでしょう。もし門限の遅い友だちが自宅に遊びに来た場合には、自宅の門限が近づいた際に「まだ帰らなくていいの?」と気遣うように尋ねるようにすると友だちに対しても角が立ちません。
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もし門限を守らなかったら?

門限を破った場合に罰則を設けたいという保護者のかたもいるかと思います。ただし門限を破った場合には、罰則を科すよりも、約束やルール、時間を守ることの大切さを教えることの方が重要だということを頭に入れておきましょう。約束である門限を守らなかったからおもちゃを取り上げる、外出禁止にする、といったことだけでは、「約束を守らないと悪いことが起こる」ということは感じ取れても、約束を守ることの大切さについては、すぐには、お子さまは理解できません。

ルールを守ることの大切さについては、例えば「お店でお金を払うっていうルールを守らずにみんながお店でドロボウをしていたら大変なことになるよね。ルールを守らないのはそのドロボウと同じだよ」などとお子さまが理解しやすいように説明してみましょう。時間を守ることの大切さであれば、「今日の最後の電車に1分でも遅れたらその日は家に帰れなくなってしまうんだよ」などと説明すれば説得力があります。お子さまにとって身近な例で心に響くように約束を守ることの大切さを伝えましょう。

門限を定める際の注意点

門限を設定する際には、ただ「5時までに帰ってきなさい」というだけでなく、門限を設ける理由を伝えるようにしましょう。「暗くなると人通りが少なくなって危ないことがあったときに助けてもらえないから、暗くなる前の5時までに帰ってきてね」などと言った方が説得力があり、お子さまも門限を守るようになるでしょう。また門限を設定しても、その門限までに保護者のかたが自宅に帰ってこられない、という状況はできるだけ避けましょう。お子さまが「うちの門限は5時だから」と言って、外出先からひとりで誰もいない自宅に帰るようなことがあっては危険です。もし保護者のかたが門限までに自宅に戻れないというときには、友人や近所のかたなどに連絡し、預かってもらうようにすると安心です。逆に友だちを預かることになった場合も相手の保護者のかたと連絡をしっかり取り合うようにしましょう。

門限のある意味をお子さまに考えさせよう

門限はただ設定するだけでなく、お子さまに門限のある意味を考えさせることが大切です。お子さまが自分の身を守るためだけでなく、門限からルールを守ることの意味を理解できるようになるとよいでしょう。門限を決める際には、ぜひお子さまと話し合いながら、納得のいくルールを設定してみてください。

「しつけ」で子どもの心を傷つけないために、どうすればいい?


連日報道される目黒区の船戸結愛ちゃん(5)の虐待死事件。ニュースを目にするたび胸が痛み、涙を流す方も少なくないでしょう。3人の子どもを抱える筆者も、暗く、苦しく、辛い気持ちで報道に目を通しています。

これまで起きた一つ一つの事件は比べられるものではありませんが、今回は改めて子育てについて考えさせられる機会となりました。結愛ちゃんの事件を思いながら、再度考えたいのが「子どもの人権」です。日本は、1994年に国連の「子どもの権利条約」に批准しています。それでも自分は子どもの人権を意識して子育てできていたのか、振り返ってみました。
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子どもの自尊心を傷つけるしつけをしていないか

普段、私たちは子どもの人権を軽く捉え、子どもの自尊心を傷つけるような接し方をしていないでしょうか。たとえば以下のようなことを、無意識にしていないでしょうか。

 ・「おもちゃを片付けないと捨てちゃうよ!」「置いていくよ!」と、実際はしないことを言って子どもを脅す
 ・子どもの遊びに「何でそんなことをしたの!」と問いただす
 ・「もうあんたはダメなんだから」と人格を否定するような発言をする
 ・「ダメ!」と怒鳴って終わり
 ・大声で怒る
 ・疲れているときに子どもに対して口調が強くなったり、怒るなど八つ当たりをする
これらのことを、大人に対してやる人は少ないでしょう。大人にはやらないけれど、子どもにはやる。その時点で、子どもの人権を軽く考えているのではないでしょうか。とはいえ筆者も、上記のようなことを子どもにしてしまった覚えはあります。

児童精神科医の佐々木正美さんは、著書『子どもへのまなざし』(福音館書店)で「しつけというのは、子どもの自尊心を傷つけるようなやり方でしようとしては、ぜったいにいけないのです」と言います。しつけに関わらず、子どもの自尊心を傷つけるような言動はよくありません。それなのになぜ、「子どもだから」と人権を軽視してしまうのでしょうか。

いつまで川の字で寝る? 幼少期の寝かたが心の育ちに影響する

お子さまは保護者のかたと一緒に寝ていますか? それとも家族別々ですか? 実は、幼少期の寝かた(就寝形態)は、お子さまの発達や親子関係に大きな影響を及ぼすそうです。1984(昭和59)年から20年余り、5,000件以上も日本の家族がどう寝ているか調査してきた、教育学博士の篠田有子先生にお話を伺いました。

3~4歳までは添い寝OK!

日本では、古くから添い寝をする文化があり、現在も多くのご家庭で親子の添い寝が行われています。幼少期の添い寝というのは、親子の信頼関係を築くために、非常によい方法だといえます。皮膚接触はもちろん、寝息も聞こえ、匂いも嗅ぐことのできる距離ですから、全身のあらゆる感覚神経で親の愛情を感じ取り、安心感を得られるのです。親から愛されているという実感は、お子さまの感覚器官の発達を促し、知的能力を開花させるためにもとても大切です。また、「自分は親から愛されているんだ」という実感こそ、さまざまなことに関心を持って学ぼうという意欲につながりますし、成長してからどんな困難にあっても自分を信じて乗り越えていこう、生き抜こうとするパワーの源になります。

近年、欧米式に赤ちゃんのころから保護者とは別室で寝かせるかたもいるようですが、日本のご家庭で行う場合には、習慣も考え方も異なるため、保護者との接触不足が心配です。欧米の場合は、いくつになってもハグしたり、キスしたりして愛情表現をする習慣がありますが、年齢が上がるにつれスキンシップが徐々に減っていく日本では、愛情伝達が不足しがちだからです。乳幼児期にスキンシップが足りないと、精神的な落ち着きが育たず、反抗的になったり、なかなか自立できなかったりする心配もあります。3~4歳くらいまでは、ぜひ安心・信頼が育つ添い寝をおすすめしたいと思います。

お子さまの自立を促すのは母親中心の川の字

添い寝というとお子さま中心の川の字で寝られるかたが多いと思いますが、5,000件以上の家族の寝かたを調べたデータとその統計学的な分析から、お子さまの自立を考えた際におすすめなのは、母親中心の川の字です。では、両者を調査してわかった心の育ち方の傾向を見てみましょう。

1)母親中央型……母親中心の川の字
このタイプで寝ているお子さまは、母親の隣に寝て十分なスキンシップが得られ、安心や信頼の心が育ちます。一方、離れて寝る父親を母親とは違った存在として認識します。母親とは密着し、父親とは間接的に接触することで、依存と自立のバランスのとれた情緒的に安定したお子さまが育ちます。母親中央型の家族は、お子さまの自立を見守るやや厳しい父親と、父子の関係を演出する母親がいて、川の字で寝ている間も夫婦は離れず信頼関係が保たれるので、きょうだいが2人、3人と増えていくのにしたがって、またお子さまの成長に合わせて、ひとり寝やきょうだい寝へ移行するのもスムーズです。

2)子ども中央型……子ども中心の川の字
最近ますます増える傾向にあるのが子ども中央型です。育児に積極的に参加する「イクメン」が増えていることが影響しているのだと思います。このタイプの場合、お子さまは両親の隣に接して寝ますから、十二分にスキンシップを経験し、安心や信頼の心が育ちます。ただ、このご家族は父母ともに子どもとの一体感が強く過保護気味なので父性的なしつけが作用しにくく、お子さまは自己中心的になりがちです。ご両親は早目の子離れを心がけてください。

母親と子どもが添い寝をして。父親だけ別室に寝るというご家庭もあるかもしれませんが、この場合、お子さまは父性的な関わりを受けにくく、情緒は不安定で社会性も未熟な傾向があります。これらは、あくまで調査によって比較的多く見られた傾向ですが、お仕事やさまざまな背景からどちらかの親としか一緒に寝られないという場合は、就寝時以外に父親や母親(もしくはそうした役割を果たす親類や周囲の大人)との関わりを重視してあげたいですね。たとえば、夜勤が多いご家庭では、「お父さん(お母さん)はお仕事をいつもがんばっているよ」と伝える、そしてお休みの日にたっぷりと遊んであげるなどするとよいでしょう。
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プロフィール 篠田有子
東京大学教育学部卒業。同大学大学院教育学研究科博士課程修了。教育学博士。専攻は教育社会学。著書に『子どもの将来は「寝室」で決まる』(光文社新書)、『母と子のアメリカ--幼児教育の未来をさぐる』(中公新書)などがある。

※この記事は「ベネッセ教育情報サイト」で過去に公開されたものです。

中学受験する?しない?迷ったらまず考えること

小学3、4年生になると、塾に通い始める同級生もチラホラ出始めるでしょう。中学受験を意識して我が子も塾に通わせるべきなのか考えている保護者のかたも多いのではないでしょうか。お子さま自身が「中学受験したい!」とやる気になっている場合、そして保護者のかたが「中学受験をさせようかな」と思った時に、まず何から考えればよいのか、Benesse教育情報サイトで「中学受験歳時記コラム」を連載中の私学研究の第一人者、森上教育研究所の森上展安先生に教えていただきました。
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金銭面で、継続的なサポートは可能?

中学受験において真っ先に考えなければならないのは、なんといってもお金のことです。 地元の公立中学校に比べて、圧倒的に費用がかかるのは、皆さんご存じのことと思います。具体的にいうと、塾に通わせる場合、4・6年生の3年間でおよそ230万円の費用がかかるといわれています。このほかに、通わせるための交通費やお弁当代なども含めると、継続的にこのお金を捻出できる分水嶺となるのは、世帯年収が650万・700万円といったところといえるでしょう。

また、きょうだいがいる家庭では、上の子を中学受験させた場合、下の子も必然的に中学受験させることになることが多いようです。 準備資金に加えて、私立中学校・高校の学費は6年間で400万・500万円ほど。金銭的に余裕がない場合は、無理をするとお子さまの教育全体が行き詰まってしまうおそれもありますから、将来を見据えた資金計画を立てたいものです。

ただ、高校からは国が実施する「就学支援金」や各都道府県の「高校生等奨学給付金」が受け取れる場合もあります。そういった意味では、保護者のかたの学生時代とは公立と私立の学費面の差はとても小さくなっているといえるでしょう。
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地元の中学校の様子はどうか?

地元の公立中学校がきちんと機能しているかというのも学校選びの重要なポイントとなります。たとえば、2月、3月くらいになると、地元の塾のチラシが入ってくることがあるかと思います。ぼんやりとでも、進学を希望する高校がある場合は、その高校にどのくらいの人数が行っているのかチェックできるチャンスになりますので、ぜひ気にかけてみてください。 同様に、通う予定の公立中学校が、荒れていないかということも気になるところ。こういった情報は口コミなどで自然と耳に入ってくることも多いかと思いますが、うわさに惑わされないよう、学校説明会や文化祭などで、自分の目で確認してみることをおすすめします。

ズバリ、中学受験のメリット・デメリットとは?

私は、中学受験のメリットは、受験を目標にして勉強することで、今の学校の成績が上がることだと考えています。授業中に手を挙げることがたくさんできたり、発言が増えたりすると、ほめられる機会も自然と多くなります。ほめられると当然気分がよくなりますから、より勉強をする気持ちに拍車がかかります。これは長期的な目で見ると、何をどれくらい勉強すればよいのか、勉強に対する「構え」を身に付けることにもなり、勉強をする習慣にも繋がります。

一方、デメリットはというと、1点差が合格・不合格を分ける入試のシステム上、どうしてもほかの児童と比較されて、劣等感を抱かせてしまうことになりがちだということ。小学生というのは、まだまだ人生の初期の段階です。本来ならば、自信をつけさせてあげるべき時期に、苦手意識を持たせ、人生を悲観させてしまうことにならないように、くれぐれも気を付けたいものです。

特に塾は、勉強の出来によってクラス替えなどがあり、階層意識が生まれやすい環境です。劣等感を抱いてしまった子どもに、保護者が追い打ちをかけるようなことを言うのは絶対によくありません。保護者が逃げ場になるような役割を担ったうえで、劣等感を吹き飛ばすようなことを言ってあげる必要があるでしょう。以上の考え方は、中学受験を意識した時の基本的なポイントですが、お父さまとお母さまで中学受験に対する考え方が違う場合には、客観的な情報をもとに判断するポイントにもなるでしょう。
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プロフィール 森上展安
森上教育研究所(1977年に設立した民間の教育研究所)代表。中学受験の保護者向けに著名講師による講演会「わが子が伸びる親の『技』研究会」をほぼ毎週主催。 ※この記事は「ベネッセ教育情報サイト」で過去に公開されたものです。

「育児ストレス」 ためやすい人の4つの特徴

夜泣きに悩まされたり、お子さまがいうことを聞いてくれなかったり、思うように育児が進まないと、自分だけががんばっているような気がしてストレスもたまってしまうものです。できることなら少しでもストレスを軽減して、楽な気持ちで育児をしたいですよね。育児ストレスをためやすい人には特徴があり、それを見極めて改善すれば、ストレスを軽減することも可能です。今回は育児ストレスをためやすい人の特徴を4つご紹介しますので、ご自身が当てはまらないかどうかチェックしてみてください。
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【特徴1】完璧主義で理想が高い

「子どもをこんなふうに育てたい」「こんなふうに毎日家事をしたい」という理想が高く、完璧主義すぎる場合、育児のストレスもたまりやすくなってしまいます。家事も育児も完璧にこなそうと知らず知らずのうちに思っていませんか?また、「子どもがいい子に育つかは自分にかかっている」「育児中は専業主婦だから家事は自分がこなすべきだ」などの固定観念にとらわれてしまっていることも考えられます。育児だけでなく、家事や仕事も含め、「完璧じゃなくていい、100点でなく、60点くらいで大丈夫」と考えてみましょう。

例えば、「子どもが買い物の途中で泣くから買い物が予定の半分しかできなかった」と思ってしまいそうだったら、「時間があるときにもう半分買えばいいや」と思うようにしてみたり、「子どものせいでいつも部屋が散らかっていて悔しい」と思ってしまいそうだったら「子どもがいるから多少散らかっていても仕方がないや」と思うようにしたりしてみましょう。

また、お子さまがいい子に育つかどうかはお母さんだけでなく、お父さんも含めまわり全ての環境が関係していますし、育児はお母さんだけがするべきだと決まっているわけではありません。自分のルールで自分を縛りつけないようにするだけで、かなり解放されるはずです。
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【特徴2】他人や育児書と比べすぎる

育児書やインターネット上の口コミなどの情報にある子ども像と、自分の子どもの成長を比較しすぎていませんか? 「うちの子は発達が遅れているのではないか」と不安になったり、「どうして育児書通りにいかないんだろう」とイライラしたりしてしまうこともあるかと思います。 育児書は参考とするべき目安であって、実際の子どもは成長具合も性格も十人十色です。「うちの子はうちの子でいいんだ」という自信をもちましょう。 特徴1の完璧主義とも重なりますが、自分の理想像やイメージに当てはめすぎることは、自分自身にとっても、お子さまにとってもあまりよくありません。

【特徴3】独りで背負い込みすぎる

「育児は自分がメインでやるもの」と思い、ひとりで背負い込みすぎると孤独感が強まりストレスがたまってしまいます。 近年は核家族化が進み、お母さんが自身の両親などに家のことを頼れなくなってきています。仕事で忙しそうにしているご主人にも育児を頼めず不安になり、育児の重圧に耐えられなくなってしまうこともあるでしょう。その結果、「自分ひとりががんばっている」「誰も助けてくれない」と思ってしまうこともあるかもしれません。そうなる前に、できる範囲で親や夫に上手に甘えるようにしましょう。また家族に頼れない場合は、友人や託児所などの施設に頼るのも手です。
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【特徴4】仕事をがんばりすぎていた

これまで仕事をとにかくがんばってきたという人は、仕事と違って達成感を得られにくい育児に徒労感を覚えてしまうこともあるかもしれません。また育児だけに追われる日々が続くと、社会に取り残された気持ちになり、社会復帰できないかもしれないと不安に思うこともあるのではないでしょうか。最近では、育児から復帰してしっかり働いているお母さんもたくさんいます。育児をしていたからといって社会から取り残されることはありません。子育て中は焦らずしっかりお子さまに向き合ってあげましょう。
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育児ストレスはためこまないことが大切

4つの特徴を挙げてみましたが、いかがでしたでしょうか? 少しでも当てはまるものがあったというかたは、改善するよう意識し自分を楽にしてあげましょう。育児ストレスはためこまないことが大切です。「耐えられない」と思う前に家族やママ友に話を聞いてもらったり、外部の相談機関などに頼ってみたりするようにしましょう。育児においては、お子さまだけではなく、ときには自分もいたわってあげましょう。

「ドイツ式 整理術」を取り入れて、片づけができる子に育てる

毎日、子どもに向かって「片づけなさい!」と言っているのに、部屋がちっとも片づかない…。こんな状況から抜け出すには、どうすればよいのでしょうか? 整理整頓の習慣を大切にするドイツ人の母や祖父母のもとで育った料理研究家の門倉多仁亜さんに、子どもでも無理なく習慣にできる「ドイツ式整理術」のコツを教えていただきました。
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「なぜ片づけが必要なのか」を話し合うことからスタート

ドイツには、「整理整頓を覚え、好きになりなさい。時間と手間を省いてくれるから」ということわざがあります。本当に必要なものだけを手元に置き、暮らしを整えることを心地良いと感じる人が多いドイツでは、小さな子どもに対しても「使ったものは元に戻す」ことをしっかり教えます。 学校の持ち物をそろえるのも子ども自身の責任だというのが一般的な考え方なので、日本のようにおうちのかたが手伝うことはありません。幼い頃から「自分の持ち物は自分で管理する」という意識が身につきやすい環境だといえるでしょう。

整理整頓を習慣にするには、まず「なぜ片づけをする必要があるのか」を子どもと話し合ってみることをおすすめします。ドイツの暮らしには、あらゆる物事について「これは本当に必要?」と自分なりに考える習慣が根付いていて、整理整頓に関しても「なぜ必要なのか」ということをおうちのかたはくり返し子どもに伝えます。片づけは「ママに叱られるから仕方なくやること」ではなく、「探し物をする時間と手間を省き、自分がラクになるために必要なこと」なのだということを伝えてから、次に挙げるような具体的な取り組みを進めていきましょう。

1.子どもと一緒に「何をどこにしまうか」を決める

自分の持ち物を自分で管理するには、「どこに何があるか」を子ども自身が把握しておく必要があります。日本では、子どもが「ハンカチちょうだい」と言ったときに、おうちのかたがハンカチを引き出しから出して渡してあげるケースが多いように思いますが、「ハンカチはこの引き出しに入れておくからね」と伝えて、子どもが自分で取り出せるようにしておくのがドイツ式。一つひとつの物の置き場所・しまい場所を子どもと話し合って決め、使う人が各自で取り出せるようにしておくと、おうちのかたの手間も省けます。

一緒に使うものは一緒にまとめておく

学校に持って行くハンカチとティッシュ、宿題をやるときに使う鉛筆・消しゴム・下敷き・鉛筆削りなど、同じタイミングで必要になるものは一つの場所にまとめておくと便利です。いちいち探さずにすむように、「学校に行くとき」「遊びに行くとき」「勉強をするとき」「ゲームをするとき」など、場面ごとに必要な物の置き場所を決めておきましょう。

・使う場所に近いところに置く

リビングで勉強するのが習慣になっている場合、勉強道具を子ども部屋まで取りに行ったり戻したりするのは面倒です。リビングに勉強道具を置くスペースをつくり、使ったらそこへ戻すようにすると、わざわざ遠くまで物を運ぶ手間が省けて整理整頓をしやすくなります。

・よく使うものは出しやすいところに置く

よく使うものを引き出しやクローゼットの奥などにしまっておくと、使うときに不便ですし、片づけるのも面倒です。使う頻度が高いものは、取り出しやすいところに。子どもがよく使うものは、子どもの手が届きやすい場所に置くようにしましょう。ほうきなどの掃除道具も、使う場所にフックなどでかけておく。取り出す手間がないので、ゴミがあることに気づいた人がその場ですぐに掃除できる。

・分類は大ざっぱでOK
箱やファイルなどの分類を細かくしすぎると、分類すること自体が面倒になり、置きっぱなしになりがち。保管しておく必要がある書類は取りあえず1つの箱に入れておき、その箱がいっぱいになったタイミングで項目ごとに整理してファイリングすると、手間のかかる分類作業をまとめて処理できるのでラクです。子どもにも「おもちゃはこの箱に」「学校のプリントはこのファイルに」といった大まかな分類で、何をどこへしまえばよいのかを示してあげましょう。
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後日提出したり、保管のためにファイリングしたりする必要がある書類は、取りあえず「TO DO」ボックスへ。必要になったときは、このボックスの中から探せばよいのでラク。

2.1日の中での「片づけタイム」を決める

「使ったものは、しまってあった場所に戻す」のが原則ですが、常にそれを実行するのは難しいもの。そこで、1日の中で散らかってしまったものを元の場所に戻す「片づけタイム」を決めましょう。「夕食前の15分間はリビングのおもちゃや本、勉強道具などを片づける」というように決めておくと、整理整頓を歯みがきなどと同じ日々のルーティンにすることができます。
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3.「片づけなさい」ではなく、具体的な指示を出す

「片づけなさい」という言い方では、子どもには何をどうすればよいのかが伝わりません。「CDはこの箱に入れてね」というように、やってほしいことを具体的に伝えることが大切です。おうちのかたが伝えたとおりに子どもが片づけられなかった場合も、「なんで片づけないの!」と叱るのではなく、何をどうしてほしいのかをもう一度説明するようにしましょう。
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4.子どもの片づけの様子を見守り、できたらほめる

子どもは親にほめてもらえると、その嬉しい気持ちが「次もがんばろう」という意欲につながります。片づけの様子を見守り、子どもが一人でできたことがあれば、その場でほめてあげることを忘れずに。ドイツには「ハンツちゃんが学習しなかったことは、ハンツ青年は決して学習できないでしょう」ということわざもあります。日々の習慣は幼い頃からの積み重ねで身につくものなので、大人になってから改めるのは難しいもの。お子さまが将来、自分が心地良く感じる暮らしを自分の手で整えていける人になれるよう、子どもの頃から少しずつ整理整頓の習慣を身につけていけるといいですね。
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プロフィール

門倉多仁亜

料理研究家。ドイツ人の母、日本人の父をもち、ドイツ、日本、アメリカで育つ。国際基督教大学卒業後、外資系証券会社を経て、夫の留学に伴ってロンドンの「ル・コルドン・ブルー」で料理を学ぶ。現在は料理教室の講師を務めるほか、ドイツのライフスタイルを紹介する仕事も数多く手がける。著書に『タニアのドイツ式整理術・完全版 モノ・情報・時間の持ち方・しまい方・考え方』(集英社)など。

※この記事は「ベネッセ教育情報サイト」で過去に公開されたものです。

自分で考え、自ら行動する子に育てるには

京北幼稚園園長の川合正先生が長い教師生活の中で感じたこと、起こったことに基づいて、ご家庭でできるアクティブ・ラーニング(「行動できる子」を育てるための学び方)について具体的に教えていただきす。

お手伝いを通じて「3つのタイ」を満たしてあげる

「認めてもらいタイ」「ほめてもらいタイ」「役に立ちタイ」--子どもは、この「3つのタイ」が大好きです。この「3つのタイ」を活用させる一番簡単な方法は「お手伝い」です。保護者のかたのなかには、子どもにお手伝いをさせると、時間はかかるし、かえって手間が増えるとお考えのかたは多いかと思います。
しかし、失敗を繰り返したり、自分なりに工夫してやってみたりすることが、「行動できる子」になる子どもの成長につながるのです。

そして、保護者のかたは、お子さまの「3つのタイ」に対して、「認める」ことを大切にしてください。「あなたがいるから、お母さんは幸せだよ!」「あなたは家族の大切な宝物だよ」など、言葉はなんでもよいのです。認められたり、ほめられたりすれば、お子さまはもっといろいろなことにチャレンジしてみようと思うはずです。

家族でキャンプの準備をしよう

家族でキャンプに出かけるのもよいでしょう。ポイントは、保護者がすべて準備をしてあげるのではなく家族で役割分担をすることです。たとえば、お父さんはウェアを用意する、お母さんは調味料を用意する、子どもにはバーベキューに使う肉を選んでもらう……など、なんでもよいのです。

忘れたり、失敗したりしてもかまいません。たとえば、お母さんが調味料を忘れてしまったとしても、「あの時、お母さんが調味料を忘れたよね」と、それはきっと楽しい思い出話になるはずです。また、飯盒(はんごう)炊さんでご飯が黒焦げになってしまっても、火の加減やお米の炊ける時の音を覚え、学ぶチャンスになります。失敗すればするほど、学びのチャンスができるのです。
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否定的な言葉は、リフレーミング(物事の枠組みをいったん外す)してみる

保護者のかたは、つい我が子のことを否定的に捉えてしまいがちです。これが積み重なっていくと、いざがんばろうという意識があっても、「どうせ努力してもできない」「無理に決まっている」と無意識が応援してくれないため、なかなか行動に移すことができません。否定的な言葉を発しそうになったら、捉えた物事の枠組みをいったん外す、「リフレーミング」をしてみてください。たとえば、こうです。

 ●「うちの子、なかなか行動しなくて……」 → 「うちの子は、慎重な性格だ」
 ●「うちの子、暗いのよね……」      → 「うちの子は、落ち着いた性格だ」
 ●「うちの子、好き嫌いが多くて……」   → 「食べてくれる時が、楽しみ」

もちろん、やってはいけないことに対しては、毅然とした態度で叱らなくてはいけません。
ただ、人間の意識は常にプラス思考です。誰しも、「勉強したい」という気持ちを持っているのです。そこで否定的な言葉を保護者が発してしまえば、お子さまのやる気もなくなってしまいます。ぜひ、前向きなエネルギーにつながる声かけをして、「行動できる子」を育ててあげてください。

※この記事は「ベネッセ教育情報サイト」で過去に公開されたものです。

【自宅学習】くもん系、通信教育系、どっちがいい?みんなの「選んだ理由、辞めた理由」

幼稚園や保育園児の入学前学習に悩むママは多いですね。最近では「ひらがな」や「数字」はもちろんのこと、「カタカナ」や「計算」まで入学前にマスターしておきたいと考える親は多く、先取り学習が当たり前となってきました。

そんな先取り学習として思い浮かぶのが「くもん」や「こどもちゃれんじ」です。それぞれ内容は違い、どちらも自宅学習としては使えますが、どっちが良いのか、そもそもやらせる必要があるのかなど悩みますね。

そこで今回は、「くもん」や「こどもちゃれんじ」を経験した先輩ママ達に、それぞれを選んだ理由と辞めた理由、メリットやデメリットなどを聞いてみました。

「くもん」「こどもちゃれんじ」をママたちが選んだ理由

「こどもちゃれんじ」を選んだ理由と辞めた理由

まず、こどもちゃれんじの良いところはさまざまな「仕掛け」です。家庭学習において課題となるのが「継続」ですが、子どもが飽きずに継続するための工夫が至るところに見られます。

就学前はとにかく「勉強は楽しい」ということを体感させることが重要です。それを叶えてくれるのが「こどもちゃれんじ」だというママは多数いました。

また「こどもちゃれんじ」は費用が安いためお財布にも優しく、就学前の家庭学習定着の第一歩としては費用対効果が高く、満足しているママは多いようです。

そして気になるのが辞めた理由ですが、「最初は喜んでやっていたが、だんだんサボりだし教材が山積みになってきたから」というのが多数でした。いくら楽しい仕掛けがあっても、飽きやすい子は飽きてしまいサボってしまうようす。やはり自宅学習は「継続」が課題のようですね。

「くもん」を選んだ理由と辞めた理由

自発的に学習することが難しい子どもは、ちゃんと先生がつく「くもん」がおすすめのようです。教室にもよりますが、幼児クラスは1テーブル3~4人に先生が1人つき、まんべんなく見てくれますから、自宅ではやる気が出ないけれど、外へ出ればしっかり出来る子には合っているとママ達は言います。

学習のペースも、その子にあったペースでゆっくりと進んで行き、反復して学習していくため、就学前にじっくりと基礎力を付けたいと考える場合は合っているようです。

また、くもんは先生と親のコミュニケーションも大切にしており、子どもが得意なところや弱点なども都度教えてくれるので、忙しくて子どもの勉強が見られないというママは助かるのでは・・・という意見もありました。

そして気になる辞めた理由として最も多かったのが「子どもが飽きてしまったから」ですが、大量のプリントを反復してやる「くもん式の学習」に飽きてしまう子どもは多いようです。くもんもこどもちゃれんじも「継続させる」ことが最大の課題のようですね。

まだまだあるメリットとデメリット!どっちがいいか、子どものタイプ別にまとめてみました

「こどもちゃれんじ」も「くもん」も、家庭学習の第一歩としてはどちらも始めるメリットがありますが、デメリットもあります。それらを踏まえ、どっちが良いか判断するにはやはり「子どものタイプ」を見極めること。

ここでは、それぞれのメリットとデメリットと、どっちが良いのか子どものタイプ別にまとめてみました。

「こどもちゃれんじ」「くもん」のメリット・デメリット

「こどもちゃれんじ」のメリット

費用が安い予習、復習どちらも自在に使える楽しい「仕掛け」がたくさんあり、子どもを飽きさせないポイント制度があり、ポイントがたまると景品に交換できる(子どもは嬉しい)

「こどもちゃれんじ」のデメリット

子どもの自主性が必要学習のペースが速く、難しい問題を取り組み出すと親のサポートが必要さぼってしまうと教材の山になってしまい、1度溜まってしまうとやる気が出なくなる親の丸付けが必要

「くもん」のメリット

今出来ることを反復してやるので、やったらやっただけ達成感がある確実に計算力がつく毎日宿題が出るので、自宅学習の習慣がつきやすい先生が見ているのでサボれない

「くもん」のデメリット

月謝が高い休んでも振り替えられない親の送迎が必要大量の宿題にうんざりしやすい進むペースが遅く、子どもが飽きやすい

どっちがいいの?子どものタイプ別まとめ

「こどもちゃれんじ」が合う子どものタイプ

色々なことに興味を持ちやすいタイプ刺激がないと続かないタイプ目標があると頑張れるタイプ

「くもん」が合う子どものタイプ

繰り返すことがさほど苦にならないタイプ負けん気が強い頑張り屋なタイプ外では良い子になるタイプ

このように、ある程度は子どものタイプによってどっちが合っているかが分かるものですが、子どもの意思も大切です。親がこっちと思っても子どもの意見とは違ったりすることもありますから、よく相談しながら決めると良いですね。

また、ある程度親の考えで決められそうであれば、勉強の楽しさや興味を持たせ、家庭学習の習慣化を考えるなら「こどもちゃれんじ」、計算力を付け、達成感を味わわせたいなら「くもん」というママ達の意見も参考にしてみてください。

どっちかしかダメというワケではない!ドリルという選択や、全く何もしないという選択もある

「こどもちゃれんじ」か「くもん」かのどちらかを選択しなければならないというワケではありません。なかには市販のドリルや全く何もしないという選択をしたママもいます。

市販のドリルは、こどもちゃれんじのような楽しい仕掛けはありません。ひたすら問題を解くだけの問題集であることから、子どもが飽きやすいことはやはりデメリットのようです。

しかし苦手なものに特化した問題が集中的にできるのはメリットです。これは小学校に上がってからの話になりますが、例えば「時刻と時間」が苦手であれば、その問題ばかりを集めたドリルもあります。そう考えるとドリルも悪くはありません。

また、通信教育もドリルも何もしないという選択をしたママもいます。理由を聞いてみると、「子どもがなかなか興味を示さず、全くやる気がないから」と言いますが、何を始めるにしても、本人にやる気がなければ何も続きません。

「子どもが興味を示し、やる気が出るまで待つ」というのは親として忍耐力が必要であり、焦りも出ますが、「時が来るまで待つ」というのも1つの手段ですね。

このように、自宅学習定着化の第一歩としては「こどもちゃれんじ」や「くもん」は有効ですが、それ以外にも種類や手段はあり、場合によっては何もしないという選択肢もあります。

自宅学習の一番の課題は「継続」ですから、子どもの意思も尊重しながら、先輩ママ達の声も参考に、子どもとママにとって最適な自宅学習法が見つかると良いですね。

(ハピママ*/根本 愛)

子どもがキャンプを好きになる!子連れキャンプを成功させるための3つの秘訣

楽しい親子キャンプにする最大のコツを、「はじめての親子キャンプ教室」インストラクターが伝授。

失敗したら、キャンプ嫌いになっちゃうかも?

よく見かけるキャンプ場での「触るな」「あっち行って」

親子で楽しくキャンプをするコツは、とってもシンプルです。アウトドア経験も、キャンプスキルも、まったく関係ありません。

ただ、パパ・ママが「イライラしない」こと、ただ一つ。

せっかくのお出かけなのに、パパやママの機嫌が悪かったら、子どもにとって(キャンプに限らず、ホテルや旅館に宿泊する旅行でも同じですが)、嫌な思い出になってしまう可能性があります。

私は、年間30泊以上のキャンプをしますが、実際、キャンプ場で、

「危ないからダメ!」
「そんなことしたら壊れるだろ!触るな!!」
「●●くんにはまだ早いよ。あっち行ってて」

と、親が子を叱っているのを、よく目にします。

イライラしないための3つのポイント

とは言え、パパ・ママも、叱りたくて叱っているわけではありません。

小さな子ども連れで、慣れていないことに挑戦するとなると、ついつい、心に余裕がなくなってしまうため、必要以上にイライラしてしまうのです。

そこで、以下の3つがポイントになります。

「はじめての親子キャンプ教室」で実際にレクチャーしている内容を、そのまま紹介します。

1. スケジュールに余裕を持ち、臨機応変に

時間に縛られていると、

「まだやってないの!」
「次の予定があるんだから早くして!」
「邪魔しないで!」

と、イライラが募りやすくなります。

朝、出かける支度をするときなど、日常生活でも同じですが、やるべきことが多すぎると、子どもを急かさなければならなくなります。

15分前行動を心がけたり、通常よりも30分余裕を見たりと、充分に余白のあるスケジュールを心がけるのがベター。

キャンプに慣れないうちは、時間の決まったアクティビティ等の予約はせずに、ただテントを張って眠れればOK、くらいに、ゆるく考えておくのがおすすめ。

もし、ギリギリ間に合うかどうかわからない、という状況になってしまったら、思い切って予定を変更してしまうのも、一つの方法。

叱られてアクティビティをやらされるより、ただのんびりしているだけのほうが、子どもにとって良い時間になるケースもあります。

臨機応変にいきましょう。

2. 子どもの「やりたい!」を、どうしたら実現させてあげられるか考える

冒頭で紹介したとおり、キャンプ場では、「危ない」「触るな」「あっち行って」と、親が子を叱る姿が、しばしば見られます。

ところで、子どもはなぜ、危ないものに触ろうとしたり、触らないでほしいものに手を出そうとしたりするのでしょうか。

もちろん、探求心が働き、興味津々「やりたい!」から。

子どもの「やりたい!」という意欲は、世界を圧倒的に広げるきっかけとなり、飛躍的な成長につながります。

親はついつい、慣れない作業に真剣になっていて、余裕がないため、怒鳴ったり、叱ったりしてしまうのですが……。

子どもの心情に寄り添ってみれば、怒りも収まりませんか?

子どもひとりで危ないのであれば、「一緒にやろう」と声をかければ、万事丸く収まる話。

テントのポールを振り回していたら、「ちょっとこっちを手伝って、ポールをここに通して」と、役割を与えれば、喜んで手伝う子もいます。

3. 完璧にやろうとがんばり過ぎない、求めすぎない

アウトドアは、自然が相手。

私自身、何十回、何百回とキャンプに行っていますが、すべてが予定どおり・想定どおりに進むケースは、ただの1回もありません。

つまり、キャンプやアウトドアは、「予定どおりに進まない前提で予定を立て、不測の事態を楽しむリクリエーション」とも言えるのです。

ですから、うまく行かなかったとしても、「うまく行かなかったね」と笑い飛ばせばいいだけ。

直火で炊いたご飯が焦げてしまったら、カリカリのお焦げを「滅多に食べられないよね」と楽しむくらいで、ちょうどいいのです。

パートナーに「求めすぎない」のもとっても大切

また、ママは「あんたテントも立てられないの!」とパパを貶さないようにしましょう。

そもそも、テントは子どもでも立てられるもので、もちろん女性でも立てられます。パパが苦手だったら、ママが立ててもいいんです。

自分自身に対しても、相手に対しても、「求めすぎ」は、プレッシャーになり、言うまでもなく、イライラの原因となります。

気持ちのいい自然の中で、いつもと違った不便さを楽しむ。これこそが、キャンプやアウトドアの醍醐味のひとつです。
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