春休みこそ親が動く。いじめをなくすため学校側と話し合うべき事

小中学校などでは卒業式シーズンを迎え、新年度まであと僅かとなりました。無料メルマガ『いじめから子供を守ろう!ネットワーク』では、年度末の今だからこそ、我が子をいじめから守るために親が学校側にすべき確認、話し合う内容などをケース別に紹介しています。まさにこの時期が親御さんの動き時です。

学年末にやるべきこと

3月11日で、東日本大震災から6年が経ちました。復興も進む中、まだ避難生活を送っている方々も大勢いらっしゃいます。こうした方々が一日も早く、自分の生活が送れるようになればと思います。

そうした一方、昨年より原発避難いじめが問題になりました。文部科学省も、昨年12月、福島から避難している児童や生徒を受け入れている学校に、いじめがないか確認するよう通知を出しました。また先日、その実態を把握するため、初めて全国的な調査を行うことを明らかにしました。この調査は今月中に着手し、件数や発覚した際の支援の状況を詳しく調べ、結果はまとまり次第公表するとのことです。

ただ、文部科学省も調査をするのはいいのですが、その結果、何をするのかが問題だと思います。今まで通り、結果だけ公表するだけでは、何の進展もないのではないかと思います。明確な改善策を示し、現場を指導していくことを望みたいと思います。

間もなく学校は学年末を迎えます。保護者の皆様には、新年度を迎える前に、来年度からの環境がどうなるか、これをしっかりと確認しておく必要があると思います。

特に、学校と事前に話し合いをされている方などは、再度、確認の話し合いをし、約束を守っていただくようにしましょう。

現在の環境でいじめが落ちついているならば、この環境を維持してもらうこと。すでに、クラス替えや、担任の変更などをお願いしている場合は、きちんと対応していただけることを確認することが大事です。

また、校長先生や担任が、異動する場合もあります。その場合も、新しい先生に、話が伝わるようにしておくことが大切です。中学などに進学する場合も、今の学校から、次の学校へ情報を引き継いでもらうこと。できれば、新しい学校に出向き、現状を伝え、事前にクラス編成などのお話をすることをお勧めします。

安易に学校任せにしてしまうと、「言われていなかったから」と言って、何もしてもらえないことがありますので、十分注意をしていただきたいと思います。何事においても、万全の体制を整えるということは大事です。

新年度がより良い環境になるように、遠慮せず、また臆することなく、学校と交渉していただければと思います。それが、子供たちを守る、大きな力となるのです。

いじめから子供を守ろう ネットワーク
事務長 丸山秀和 image by: Shutterstock.com

夫の出世で豹変!? ママ友間でよくある嫉妬3パターンと上手なかわし方

こんにちは、海外在住プロママライターのさとうあきこです。嫉妬は人が持つ感情の中でもとびきり複雑でとびきり醜く表れやすいものです。誰だって感じたくないし、当てられたくもない嫉妬ですが、その原因は身近なところにたくさんあって、なかなか避けられません。残念ながら、ママ友の間にも嫉妬はつきもの。

ママ友間の嫉妬はどんなところから生まれやすいのか、それをどうすればトラブル化させずにかわすことができるのか、30~50代のママ仲間10人に聞き取りをしてみました。

●(1)経済的な背景への嫉妬

10人中4人が取り上げたのが、“実家や夫などの経済力に対する嫉妬”の怖さでした。

社宅住まいのWさんは、『夫の出世で、ママ友付き合いがガラリと変わってしまった 』と嘆きます。

これまでは同僚として一緒にキャンプにいくような家族ぐるみの付き合いをしてきたのが、夫が昇進するや、ママ友だったその妻の言葉遣いが変わり、子ども同士を遊ばせる回数も激減。

もうママ友とは言えないような関係になってしまったそうです。

Wさんは、『直接、嫉妬をぶつけられるわけではないけど、これも一つの嫉妬の形よね』と悲しげ。

また、ご主人が会社を経営しているTさんは、『B級グルメツアーに、何度か誘ってもらえなかった』と打ち明けてくれました。

ママ友仲間が計画したB級グルメツアーに、Tさんともう1名の“高収入な夫を持つママ”はメンバーとして声をかけてさえもらえず、後で知り、「え~、行きたかった」と言うと、「だってB級だし」と言われたそうです。

微妙ですが、そこにも嫉妬の影がチラチラ。

Tさんは、『「私も行きたいから次は誘って」とごり押しして無理矢理にでも仲間に入れてもらっている 』とのこと。

嫉妬を消すことはできなくても、こうしてママ友のつながりをキープするのが大切だとTさんは言います。

●(2)ママの仕事への嫉妬

専業主婦か、パートタイムかフルタイムで働いているかでも、嫉妬は生まれています。

ママ友の食事会。専業主婦なら参加が当たり前。パートタイムなら、時には不参加も仕方ない、でもフルタイムの場合は参加できなくて当たり前。その感覚には、気遣いだけでなく嫉妬も含まれているというのはYさん。

「Yさんはフルタイムだし、ランチは無理よね」と誘われる前にダメ出しされてしまう というYさん。

その横で、「何曜日なら大丈夫なの?」と聞かれているパートタイムで働くママ友は、「フルタイムで働けばもっと稼げるけど、ランチに行けなくなるのもイヤだしね」とこれ見よがし。

毎回繰り返されるこんなやり取りを「どう考えても、嫉妬からくる嫌味」とYさんは感じるそうです。

『この場合、「フルタイムは大変なのよ」とか「そんなに給料もらえないよ」といった愚痴は逆効果。かわりに、学校行事などで平日休みを取るときに私からランチや家でのお茶に誘う ようにして、関係をつなぐよう努力しているのよ』と教えてくれました。

同じく嫉妬の原因に「仕事」を上げたママは3人。そのうち2人は、『自分が働きたくても働けないからこそ、仕事の話題になるとうらやましくなってしまう』と嫉妬を感じる側の気持ちも代弁してくれました。

●(3)子どもの学校・学力への嫉妬

ママ友間の会話でのトップトピックスは「子ども」。

乳幼児なら、「言えた・できた」、入園時ならどこの幼稚園を受けるか、小学校や中学校なら成績や受験についての話題は避けられません。

幼児期におしゃべりが上手でも、ひらがなやカタカナを覚えるのが早くても、それが将来どの程度何に影響するかと聞かれると疑問もあります。でも、そのときのママたちの間では重大問題です。

『「うちの子はどうしてひらがなを覚えられないんだろう」と焦ってしまった』と話してくれたのはRさん。

入園前に通っていたママサークル内での子ども自慢に、疑問より先に焦りを感じたそうです。

Sさんもまた、『小学校受験のときも中学校受験のときも、うちの子が受験をしないというだけで、ママ友間だけでなく子どもたちの間もギクシャクしてしまった』と言います。

また逆にFさんの場合は、『「公立小学校に行かずに受験する」と話した途端に、ママ友からのメッセージが激減した』と話してくれました。

子どもの学校選びはプライベートな問題ですが、それが原因でママ同士も子ども同士も関係が悪化することがあり、『打ち明けるタイミングがとても難しい』(Fさん)とか、『早い時期に打ち明けておかないと言い出せなくなるし、否定的な意見は絶対に口にしたらダメ 』(Sさん)といったアドバイスもありました。

●まとめとして

嫉妬を全く受けない、全く持たないというのは難しいかもしれません。誰の心にも多少の「羨ましいな」は存在しているものでしょう。でも、それがママ友間の大炎上の原因になったり、ママ同士だけでなく子どもたちの関係にまで影響したりするとしたら問題です。

うらやましい気持ちを持つのは当たり前。だからこそ、それを隠しすぎずにサラリと口に出すことで流す、または大人らしくきっちりと胸のどこかに仕舞い込む、大人なママはそのくらいの嫉妬対策を身につけておくべきかもしれませんね。

「中学生以降はお金が飛んで行く?」疑問への答えが切実 「小学生までは体力が必要。中学以降は、お金が必要」

受験シーズンもピークを過ぎ、入学金などの準備に追われるご家庭も多いことだろう。とかく「子どもの教育にはお金がかかる」イメージがつきまとうが、3月6日、ガールズちゃんねるで、それを問う人がいた。来年から子供が中学生になるというトピ主は、「『中学生以降はお金が飛んでいく』と言いますが、実際どのくらい年間経費はアップしましたか?」と質問している。(文:okei)

「子供手当は中高生に必要だと思うくらい出費が重なる」

これに対して多かったのが「スマホ代、お小遣い、塾代、部活のユニフォームなど」という声だ。部活は入るものによって費用が変わるが、合宿代や遠征費、「遠征終われば飲み食いするよ」「食費も増えるし、部屋に長時間いるので地味に電気代もかかる」など枚挙にいとまがない。とりわけ多かったのは「塾はかなりかかる」という切実な悲鳴だ。

「特に受験生になると、夏期講習や冬期講習で札束飛んでいく」
「塾代、月に32.000円(中略)小学生のときよりプラス5~6万はする」

など、予想はしていたが小学生のときより確実に増えることが分かり、小学生の子どもを持つ筆者も、こんな教えに胃がキリキリする。

「小学生の頃の倍は、かかる。親は、小学生までは体力が必要。中学以降は、お金が必要」
「子供手当は中高生に必要だと思うくらい出費が重なる」

当然、「公立か私立かで大分ちがうよ」との指摘もある。スレッドには、幼稚園から大学までの「教育資金に必要な額」を示した画像の引用もあった。そこには、小学校は公立で200万円以上、私立で800万円以上、中学校は公立で140万円以上、私立で400万円以上などとある。これらを見た女性たちからは、

「やっぱりうちは一人っ子で我慢だな…」「三人目欲しくて悩んでたけど止めようかな…」
「子供を持つことは贅沢なんだよね、今の時代は」

などと、嘆く声が上がっている。

人それぞれの教育資金、データを鵜呑みにしないで

しかし待ってほしい。こうした「教育資金の必要額」の出所は、保険会社が学資保険を薦める広告であることが多い。それが嘘とは言わないが、かかる最大金額を提示していることも忘れてはならない。それらの一覧の下には、小さな字で「子供手当は考慮しない」とか「下宿通学・私立理系の場合」などと書いてある。実際、前述の引用された画像も、保険募集代理店が運営しているサイトのものである。コメントには、「これかなり盛ってない?」というツッコミも多かった。

一口に学資金といっても、どの程度の学校を目指すか、子どもの学力によっても変わってくるため、一概には言えない。ただ、親としては大体のところは把握しておきたいと思うものだ。

そこで、文部科学省の「子供の学習費調査」の結果を見てみよう。学校種別の学習費総額(2014年度の年額)によると、小学校の場合、公立は32万円、私立は153万円。中学校は公立が48万円、私立は133万円(千円以下切り捨て)とある。これは年額なので、それぞれを6年間、3年間で合計すると前述の保険代理店等が提示するデータとも遠くはない。注目したいのは、その内訳だ。

このデータには、学校教育費(授業料・交通費・納付金など)と給食費、学校外活動費(塾・習い事など)が含まれている。

結論から言うと、「塾や習い事代がスゴイ」のだ。例えば筆者の場合、子どもを公立小学校に通わせて年間1人32万円も(学費だけで)かからない。文科省の資料も、給食費を入れても公立ならば年間およそ10万円で済む。かかるのは塾や習い事で、構成比の68.2%(約21万9千円)を占めている。

つまり、それだけ塾やスポーツ、ピアノなどの習い事をしている子が多く、結果、この額が平均のように扱われてしまう。だが、それなりに身の丈に合った生活をすれば、小学生1人に年間200万円もかからないことは、多くの人が実感済みだろう。あまりデータを鵜呑みにしないほうがいいと感じる。

ただ、残念ながら塾代が一番高くなるのは公立中学の3年生だ。1・2年生で年間約16万円~20万円の塾代が、受験を控えた3年生は43万5千円と倍以上に跳ね上がる(文科省の資料より)。金額は人それぞれだろうが、スレッドの「特に受験生になると…」という書き込みを裏付けているだろう。こんな声が切実に響いた。

「塾に行って高い月謝を払って結果が出てくれたら、フルタイムでパート頑張っても報われるんだけどね…。現実は、なかなか…」

子どもの言動をすぐ悪いほうにとってしまう…どうしたらいい?


教育評論家の親野智可等先生が、保護者からの質問にお答えします。

【質問】
ある時、子どもが「××するより、お菓子を先に食べたい」と言ったので、私はイラッとして「わがまま言わないで」と答えました。すると、夫が私に「別にわがままじゃないよ。だって、○○だもの」と言いました。こういうことがよくあります。私は子どもが言ったことや行動に対して、すぐ悪いほうにとってしまいがちなようです。

相談者・あまがっぱ さん (年長 女子)
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【親野先生のアドバイス】

あまがっぱさん、拝読しました。

自分の解釈の仕方に疑問を持つのは、とてもよいことだと思います。自分の解釈には何の疑問も持たないまま、子どもを叱り続けたり、何でも周りのせいにしたりする人がほとんどですから。

人には誰でも「解釈の癖」、つまり「物の見方や考え方の癖」があります。認知療法では、これを「認知のゆがみ」と言います。そして、この癖(認知のゆがみ)によって、不必要なストレスを感じてしまうことがあります。

たとえば、授業参観の日のこと、晴香さんはママ友の道江さんに「今日はいい天気ね」と話しかけたとします。すると、道江さんは無表情に「そうだね」と言ったきり、うつむいてしまいました。それを見た晴香さんは、「自分は嫌われているに違いない」と思いました(晴香さんの認知)。そして、とても悲しい気持ちになり、居たたまれなくなって懇談会に出ずに帰宅してしまいました。家に帰ってからも、度々思い出して胸が苦しくなりました。

同じ日に、玲奈さんも道江さんに話しかけました。
すると、晴香さんの時と同じように、道江さんは「そうだね」と言ったきり、うつむいてしまいました。それを見た玲奈さんは、「道江さん、元気がないみたい。どうしたんだろう。心配なことでもあるのかな? あとでもう一度話しかけて、話を聞いてみよう」と思いました(玲奈さんの認知)。「嫌われた」とも思いませんでしたし、悲しいとか胸が苦しいなどということにもなりませんでした。そして、懇談会のあとにまた道江さんに話しかけてみました。すると、元気な返事が返ってきて、そのまま30分くらいおしゃべりが弾みました。

このように、同じ状況でも人によってまったく違う認知になります。認知の違いがストレスの有る無しに直結し、その後の行動も決定付けます。認知が違うことで、晴香さんは大きなストレスを感じましたが、玲奈さんは全然ストレスを感じませんでした。

ところで、あなたの普段の認知は、晴香さんと玲奈さんの認知のどちらに近いですか? これをお読みいただいたのをきっかけにして、日頃から自分の認知の癖に気付くように心がけるとよいと思います。 自分が何か認知した時に、それをもう一人の自分が見ている感じで気付くようにするのです。

すると、だんだん自分の認知の癖がわかってきます。心がけていれば、子どもが何か言ってイラッとした時も、「あ、自分は今イラッとした。子どもの言い分をわがままだと感じたからだ」と気付けるようになります。このように気付くだけで、イライラに飲み込まれて感情的に叱るようなことは避けられます。

さらに「他の考え方、他の認知はできないかな? えーと、そうか、わがままとは限らないかも。この子にしてみれば正当な言い分なのかも」と進めることができれば、自分の認知の癖に飲み込まれなくてすみます。とにかく、まずは自分の認知に気付くことが大事で、それをメタ認知と言います。メタといのは「一段上の」「より高次な」という意味であり、メタ認知とは自分の認知を認知するという意味です。自分自身をもう一人の自分が一段上から見る感じです。

最後に大事なことをまとめます。

まずは、メタ認知によって日頃から自分の認知に気付くように心がけましょう。すると、自分の認知の癖がわかってきます。そして、一つの認知をした時に、「他の考え方、他の認知はできないかな?」と考え直してみましょう。これが普通にできるようになると、物の見方や考え方が多面的になります。一つの見方にとらわれたままイライラに飲み込まれてしまう、などということはなくなります。
親としてだけでなく、一人の人間として非常に大きく成長したと言うことができます。さらに詳しく知りたいかたは、「認知のゆがみ」「認知療法」などのキーワードで検索してみてください。

私ができる範囲で、精いっぱい提案させていただきました。
少しでもご参考になれば幸いです。
皆さんに幸多かれとお祈り申し上げます。

積み木遊びが子どもの成長にもたらす効果って?

子どもは遊びを通じて世界のあらゆるものにふれ、さまざまなことを学び、成長していきます。そんな成長著しい時期にどのようなおもちゃを与えてあげるか、保護者として悩ましいところかもしれません。今回は、子どもの代表的なおもちゃである「積み木」に、どんな効果や遊び方のコツがあるのか、探っていきましょう。

積み木遊びでどんな力がつくの?

手先を動かす遊びは脳の発達にいい、なんとなくそんなイメージをおもちの保護者も多いですよね。実際に、積み木遊びはどのような力を鍛えてくれるのか、ご紹介しましょう。

◆想像力を鍛える

積み木の形は、一般的に抽象的な形のものが多いため、想像を無限に膨らませてくれます。例えば、ひとつの木片を車に見立てて走らせたり、積み木どうしを合わせて音を出して楽しんだり。ときとして大人の目には想像もつかないものに見立てて遊ぶこともありますが、修正してしまうと想像力の発達を妨げてしまうかもしれません。
一緒に楽しみながら見守ることが大切です。

◆創造力が発達する

物事を立体的に捉えることができるようになり、作りたいものを形にするうちに、創造力がどんどん身についてきます。また、上に積んでいくだけの積み木は崩れやすいため、崩れても繰り返しチャレンジする気持ちや意欲を育ててくれるでしょう。

◆手先の器用さ、バランス感覚、集中力を養う

積み木を積み上げるには重心が真ん中にないと簡単に崩れてしまいます。その作業はとても繊細で、手先の器用さ、バランス感覚、集中力が必要になります。高く積み上げることに挑戦し、夢中になって遊ぶことで、相乗的にそれらの能力を高めてくれるでしょう。

◆他にこんな効果も

きょうだいや友だちと一緒に遊べば、共同作業により協調性や連帯感が生まれるでしょう。他にも、色つきのものなら色を、文字入りのものなら文字を、遊びを通して覚えることも期待できます。.

何歳から積み木で遊べるの?選ぶポイントは?

「何歳から積み木で遊べるの?」
そんな疑問を抱える保護者も多いのではないでしょうか。しかし、この問いに正解はありません。生後半年の赤ちゃんも、7歳のお子さまも、想像力をかきたててくれる積み木遊びは楽しいもの。早すぎることも遅すぎることもありません。

ただし、年齢によって適した積み木があります。
0~2歳くらいまでのお子さまには、もちやすく、単純な形で、誤飲しないような大きなサイズの積み木を与えてあげましょう。 赤ちゃんは興味のあるものはまず舐めて確認する傾向があるため、材料・材質の安全面が気になる保護者も多いかもしれません。そんなかたには、口に入れても安心なお米でできた積み木などがおすすめです。お子さまが大きくなってきたら、高度な遊びのできる積み木をぜひ与えてあげてください。上手になってきたら徐々に買い足していくのもGOOD!

保護者も一緒に遊ぼう!

生後半年から1歳半くらいまでは、まだ積み上げることができないため、もどかしく感じるかもしれません。しかし、最初は倒すことも赤ちゃんにとっては楽しい遊びなので、保護者が積んであげ、倒したら「倒しちゃったね~」と声をかけてあげましょう。そうすることで、赤ちゃんは自分の行動の意味を学びます。

指先が器用になってくると、徐々に自分で積めるようになります。なんでも自分でやりたがる時期になったら、静かに見守りましょう。危険な行為をしない限り口出しせず、新たにできることが増えればよくほめてあげること、それがお子さまの意欲をかきたてます。単純そうに見える積み木ですが、お子さまにとっては遊びが無限に広がる夢のような世界をつくりうるのです。遊びながらいろいろなことを学べるなんてすてきですね!お子さまも大人も一緒に楽しめる積み木、その魅力をさまざまな遊びの中で発見してみてください!

性的少数者:いじめ経験、過半数「先生は解決に役立たず」

宝塚大調査

 同性愛者やトランスジェンダーら性的少数者(LGBTなど)の半数以上が学校生活でいじめを経験し、うち7割近くが「先生はいじめの解決に役立たなかった」と思っていることが、宝塚大看護学部の日高庸晴教授(社会疫学)が実施したアンケート調査で分かった。学校現場に正しい知識や情報が広がらず、教師も対処しきれていない状況が浮き彫りとなった。【藤沢美由紀】

 調査は、性的少数者を対象に保険会社「ライフネット生命保険」の委託で実施。インターネットを通じ10~90代の約1万5000人が回答した。

 調査結果によると、回答者の58%が小中高校時代にいじめられた経験を「ある」と回答。21%が不登校を経験していた。いじめられた経験がある人に「先生はいじめの解決に役立ったか」を尋ねると、「そう思う」は13%で、67%が「そう思わない」と回答した。

 また、学校生活で同性愛について「一切習っていない」とした人は68%に上った。「『異常』なものとして習った」人は5%、「否定的な情報を得た」とした人は17%、「肯定的な情報を得た」とした人は7%だった。

 自傷行為の経験があるとした人は全体の10%。32%が、気分の落ち込みや不眠などで心理カウンセリングや精神科などを利用した経験を「ある」と答え、生きづらさを抱える様子がうかがえる。

 文部科学省は2015年、性的少数者の児童・生徒へのきめ細かな対応を求める通知を全国の教育委員会などに出した。広告大手の電通の同年の調査によると、性的少数者は13人に1人いるとされ、日高教授は「いじめ被害者や不登校の児童生徒の中には、より高い割合で性的少数者がいるはず。学校現場は困難を抱えた子供たちを守るべく行動してほしい」と話す。

「証拠を教師に捨てられた」いじめの現場で起きる隠蔽の数々

横浜のいわゆる「原発いじめ事件」に関して、再発防止協議の議事録が作成されず、録音データの一部も消去されるという不手際が明らかになりました。もはや呆れるしかないこのような愚行を繰り返す教育の場に、子供を預ける親が打てる手はあるのでしょうか。無料メルマガ『いじめから子供を守ろう!ネットワーク』では同ネットワーク代表の井澤さんが、保護者として知っておくべきことについて記しています。

学校は「変えよう」と思えば変わる

先日、教育委員会にいたことがあるという先生からお話を伺いました。

2012年に大津のいじめ自殺事件が大きく取り上げられてから、教育委員会の姿勢は大きく変わっています。

それまでは、いじめを問題にしないための方法、あるいは、裁判になった場合の対処方法などの研修が行われていて言わば、『いじめはなかったことにする』のが当然という姿勢でした。でも、今は違います。いじめは起きて当然という考え方を持っています。いじめは『起こり得ること』なので、情報は隠さないこと、いじめを解決することに主眼を置くという姿勢です。当然、いじめ認知件数についても正確に報告するようになっています。

今、少しずつ、教育界が変わりつつあるということだと思います。しかし、この先生が働いておられる市のような対応はまだまだ少ないのではないかと感じています。

3月2日、横浜の原発いじめ事件についての更なる不手際が報じられています。横浜市の再発防止を協議した市教育委員会が、議事録を作成せず、録音データも一部消去したというものです。更に教委の総務課長は「感性が鈍かったと反省している」と述べたと東京新聞は伝えています。

「感性が鈍かった」のではなく、「故意ですよね」と言いたくなってしまいます。「いじめ隠しとしてあれだけ報道されても、いまだ「隠蔽体質」から脱却しようとする姿勢がたりないように見えます。他にも、昨年の仙台中2いじめ自殺事件でも、教師が生徒に対して、LINEの履歴を消去するように指示していたことも分かっています。私たち保護者としては、「ひどい体質の学校、教育委員会は、証拠隠滅を図る」ということを知っておかなければならないのが現実です。

いじめ相談を受けていてもよく聞く話です。

「担任に連絡帳を渡したら焼却されました」
「証拠の体操着を捨てられた」
「先生と一緒にいたのに、私は見ていませんと後から言い出したんです」

子供のことよりも組織を守ることが大事だと考えている教師があとをたたないのです。

一方、沖縄県那覇市の小学校の「いじめの認知件数」が1月現在、昨年の327件から13倍もの4,338件となっています。報道によれば、文部科学省がいじめの認知漏れを根絶することを目的とし、いじめの認知件数の多い学校は「いじめが多い」のではなく「いじめを積極的に把握し、解消に向けて取り組んでいる」と評価するとした方針転換が大きな理由としてあげられています。

前述した先生のいらっしゃる教育委員会のように「変えよう」と思えば変えることができるのです。「子供たちを守ることが第一である」という考え方を、教師にも、そして私たち保護者も共通認識とし、徹底していきたいと考えております。

3月は新学年に向けて大切な時です。何かご不安なことがありましたらすぐにご連絡ください。

一般財団法人 いじめから子供を守ろうネットワーク
代表 井澤一明

image by: Shutterstock.com



『いじめから子供を守ろう!ネットワーク』

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「いじめ」と学校の「いじめ隠ぺい」から、子供たちを救うための、父母によるネットワークです。いじめの実態やいじめ発見法、いじめ撃退法、学校との交渉法、いじめ相談などを掲載します。



気持ちに余裕ができる! 子育てママの“朝時間”活用法と早起きのコツ

こんにちは。メンタルケア関係を中心に執筆しているメンタルケア心理士の桜井涼です。

1日24時間を誰もが「有効に使えたら……」と思っていることでしょう。そこで朝時間の活用を考える人たちが増えています。

自分の時間がなかなか作れないというママたちこそ、朝時間を大いに活用して、自分の時間を増やして欲しいと思います。

●朝時間の活用法

朝早く起きたら、家事を済ませるということを考えている人も多いかと思います。

でも、朝時間はできるだけ自分のために使う時間にした方が1日を効率良く、良い気分で過ごすことができます。

しかし、家事のことが頭にあったらどうしても自分のやりたいことに集中できないという人もいるでしょう。

そのために、“家事と趣味を同時進行で行う ”ことを提案します。自宅にある家電を自分時間中に可動させるのです。

洗濯機や乾燥機を回す・食洗機を回す・朝食用のご飯を炊くなどを複数稼働させてもいいでしょう。

その間に、

・趣味を楽しむ
・ヨガなどの運動
・ゆっくりとバスタイム
・コーヒーや紅茶を飲みながらくつろぐ
・映画鑑賞
・資格取得の勉強
・ネットサーフィン

などを行います。

多くの人の場合、家事などの家庭のことを優先することを考えると思います。家事に限りはありませんから、家事のことが気にかかってしまうのは当然です。

だからこそ、朝時間は、同時進行で進める方法をおすすめします。

●早起きの方法

目覚まし時計のセットやスマホをセットするのはきっと皆さんやっていると思います。それでもなかなか起きられないということもあるのではないでしょうか。

タイマーセットと一緒に行うと効果的 なものを提案します。

●「起きたら楽しいことが待っている」と思い描く

心から好きなことがやれると思うと、起きやすいです。

●夜泣き時間が朝の4~5時だったら、寝かしつけた後は寝てしまわないでそのまま起きる

産後ママの場合の特権です。私もこの時間だった場合は、起きて好きな映画を観る時間にしていました。

●起きたい時間にテレビがつくようにセットする

テレビは光が顔に当たりますし、声もするので目を覚ましやすいです(著者実践中です)。

●寝る前にお酒やカフェインを摂取しない

カフェインなどを寝る前に摂ると、朝の目覚めが悪いので、早起きが失敗傾向に……。

●タイマーがなったら、一気に布団をめくる

布団をめくってしまうと、起きようという気持ちになります(著者実践中です)。

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「早起きしよう」と決めたときが始め時です。

起きる楽しみを感じて、タイマーセットなどと一緒に複数の方法を試してみてください。その中で自分に合う方法が見つかります。

●早起きを成功させるコツ

「早起きをする!」と決めても、朝になると「もう少し寝よう」という気持ちになってしまい、結局はいつもと同じ時間だったということってあると思います。まさに私もそうで、早起きがまったくできませんでした。

ここで気を付けたいのは、「決めたことなのに今日もできなかった」と自分を責めないことです。

子育て中は、どうしても疲れやすいですし、眠たさを感じます。起きられなかったときは、「しょうがない、明日は起きられるようにしてみよう!」と、前向きに考え、自分を責めない ようにしましょう。

早く起きるために、朝時間にやりたいことを事前準備しておくと、心にスイッチが入りやすいと思います。

子どものとき、遠足前夜は当日が楽しみでワクワクしながら準備をしませんでしたか? それと同じ要領です。

そして、あまりにも早い時間に起きようとしないことも大切です。最初は、10分~30分の間で試していきましょう。そうして体を慣らしていくと、目覚めやすくなっていきます。

無理をしないことが子育てママには必要です。まずは慣らしていくことから始めましょう。

●おわりに

朝時間を持つと、やりたいことができます。それに気持ちに余裕が持てます。そうすると、子育てに対しても、家事に対しても前向きになれるので、活動がしやすくなります。

私も実際に試してみて、起きられる日とそうでない日があります。でも、続けたことで毎日10~20分は早く起きることができるようになりました。

子育て中だからこそ、ママには自分の時間を楽しむことをして欲しいと思います。気負わずに、朝時間を楽しむために早起きを実践してみてくださいね。

【参考文献】
・『成功する「朝」の使い方 30分の早起きと通勤活用で人生が変わる!』松本幸夫・著

科学的実験で証明! 旦那が子どもと触れ合うことで「浮気防止」に!?

「子育てで苦しんでいたのは、私だけじゃなかった!」
「育児がつらい科学的な理由がわかって、救われた!」

放送後、大きな話題となったNHKスペシャル『ママたちが非常事態!?: 最新科学で読み解くニッポンの子育て』。

この番組は、これまで社会や行政の課題として語られがちだった「育児問題」について、人類の進化までさかのぼり「科学の視点」で見直すというものでした。

科学的な視点で育児問題を考えるという取り組みは新しく、放送後は前述のような安堵の声があがったようです。

さて、そんな視点のなかで、“愛情を司るホルモン”「オキシトシン」について紹介がありました。最近話題の「オキシトシン」です。

オキシトシンとは、脳内でつくられる神経修飾物質の一つ。これが分泌されると、精神的に落ち着いたり、脳のコンディションが整い、人間関係が円滑になるようです。

その上、幸せを感じることができるので、「愛情ホルモン」「幸せホルモン」と言われることも。

同番組が書籍化された『ママたちが非常事態!?: 最新科学で読み解くニッポンの子育て』を開いてみると、この「オキシトシンと男性」の関係について詳しく紹介されています。

その内容は、何かと女性を安心させるようなものになっています。

今回は、「オキシトシンと男性」について考えてみましょう。

イスラエルのある研究によると、15分間わが子とふれ合った後に父親の血液を調べると、体内で「オキシトシン」が増えていることが判明。

愛情ホルモン・オキシトシンです。お子さんとふれ合うことで、父親のわが子への愛情がより深まることがわかりました。

そんなオキシトシンが、実は「浮気防止ホルモン」になっていることが、最新の研究からわかっているのです。ドイツのボン大学教授レネ・ハールマンさんの研究です。詳しくみてみましょう。

この研究に参加したのは既婚の男性。男性の目の前5mに美しい独身女性が立ち、男性と目を合わせます。そこから女性が男性に向かってゆっくり歩き出すのですが、その女性に対して違和感を覚えたら男性がストップの合図を出します。

つまり、これは、パーソナルスペースに関する研究。誰でも他人が自分の側に近寄ってくると嫌なものですよね。今回はその距離を測りました。

実際の結果はといいますと、30人の男性が挑戦して、その平均距離は55cm。意外と近いですね。女性の皆さん、怒らないでください。

その後に、オキシトシンのスプレーを鼻から吸引。脳内にオキシトシンが入った状態で同じテストを実施してみました。すると、どうなったのでしょう……。

結果は、なんと70cmまで距離がのびたのです。なんとオキシトシンがあるだけで、15cmも違和感を覚える距離が遠のいたのです。

同書でハールマンさんのコメントが紹介されています。


「男性は魅力的な女性を見かけると、もっと近づきたいと思うのが普通だと考えるかもしれません。でも、すでにパートナーがいる場合、オキシトシンは他の女性に近づきたいという男性の意欲を奪うのです。つまり、妻以外の女性を遠ざけようとするのです。そうやって、夫婦の絆を脅かすものを遠ざけることで、夫婦の関係を長続きさせ、子どもが安定して育つ環境を守ろうとしているのだと考えられます」

出典(『ママたちが非常事態!?: 最新科学で読み解くニッポンの子育て』)

これは嬉しい研究結果となりました。

旦那さんが子ども愛せば愛すほど、浮気防止となっているのですね。

イクメンが増えつつある昨今ですが、これは女性の皆さんにとっても嬉しい傾向だと言えるのではないでしょうか。

(ハピママ*/屯田兵)

強制しちゃダメ!? 子どもに「ごめんなさい」の大切さを教える極意3選

こんにちは、海外在住プロママライターのさとうあきこです。

悪いこと・間違ったことをしてしまったら、「ごめんなさい」。これは世の中の常識です。

ただ、わかってはいても上手にその一言を口に出せない子どももいます。

そんなとき、子どもに「ごめんなさいは?」と押し付けるのではなく、「ごめんなさい」の大切さを納得させて自然に謝れる方法を実践しているというパパママに、その極意を教えてもらいました。

●(1)「ごめんなさい」は負けじゃない

「ごめんなさい」にマイナスじゃなくてプラスの認識を持たせるのがコツだと教えてくれたのが、5歳から13歳まで男女2人ずつ合計4人の子どもの子育て真っ最中のIさん。

『子どもが4人もいれば、毎日が戦争。ケンカも日常茶飯事。兄弟ゲンカだからって決着をつけずに放置しておくと、次のケンカにつながってエンドレスになる。だから、うちでは最初に「ごめんなさい」を言えた子を一番褒める ことにしているの』とのこと。

Iさんの家庭では、ケンカの原因が何であっても最終的には両成敗が原則。

さらに、どんなときでも「きちんと謝れる子は褒められる」という図式をしっかりと作ったことで、子どもの心の中に、謝ることに対する「負け」のイメージがなく、気持ちよく「ごめんなさい」を言ってくれるようになったそうです。

●(2)「ごめんなさい」は気持ちいい

「ごめんなさい」を言うべき場面で言わずに過ぎてしまうと、いつまでも心にしこりが残ります。

子どももそうとは意識していなくても、「また言えなかった」「次も言えないかも」「ごめんなさいって難しい」と言えない方向にどんどん流されてしまいます。

だからこそ、「ごめんなさい」の一言がいかに気分をすっきりとさせてくれるかを強調するのが効果的だと教えてくれたのは、フランス人のご主人との間に3人の子どもがいるTさん。

『主人は子どもに「ごめんなさい」は魔法の呪文だって教えているんです』と笑いながら話してくれたTさん。

『「ごめんなさい」を言えずにいると気分が悪いけど、「ごめんなさい」と言ってしまえば、気分はすっきりする だろって、魔法がかかるんだって』

子ども騙しにも聞こえますが、実はこれって大人にも通じる呪文になりそうです。

●(3)「ごめんなさい」を強制せず、待ってあげる

『「Say sorry!(ごめんなさいって言いなさい!)」は禁句』と語ってくれたのは、4歳と5歳の年子を絶賛子育て中のママYさん。

イギリス人とのハーフの女の子二人はとってもおしゃまで口もたちます。Yさんいわく、『私よりよっぽど英語はうまいから口では負けてしまいそう』なのだそうです。

そんな娘さんたちが友だちとの間でトラブルを起こしたとき、なかなか謝ることができないため、いつも、「Say sorry!」と言い聞かせていたそうです。

『それでも、なかなか謝ってくれなくて……』とためいきまじりに振り返ってくれました。

そんなとき、同じように子育て中の外国籍のママ友が『We can wait(待てるわよ・待ちましょう)』と言ってくれ、戸惑うYさんに、「ごめんなさい」を言わせるのではなく、自発的に言えるまで待ってあげるべきというアドバイスをくれたそうです。

『実際のところ、「言いなさい!」と言われると「言うもんか!」と強情を張るけれど、「言うまで待ってるからね」とにこやかにプレッシャーをかけられる ほうが、うちの子たちにはきいたみたい』と話してくれました。

●まとめとして

子どもの性格にもよるのかもしれませんが、「ごめんなさい」は強制されるとますます口から出にくくなる言葉のようです。

だからこそ、自発的なごめんなさいを導き出す工夫がポイントになるのですね。

ほとんどの子どもは、ごめんなさいの大切さを知っています。親の役割は、子どもたちが気持ちよく「ごめんなさい」を口にできる舞台を作ってあげることなのかもしれません。

男に求められるのは“子育て”じゃなく“子育ち”の環境整備【安藤哲也×田中俊之 パパの未来を語る】

 安倍政権下「女性活躍」が叫ばれる昨今、「男の家事・育児参加すべき」とする風潮になっている。イクメンなる言葉が定着したなか、いまどきの父親は新たな悩みを抱えている。果たして、父親となった男性諸氏に救いはあるのか。そこで、近著『「パパは大変」が「面白い!」に変わる本』(扶桑社刊)を執筆し、父親の育児支援を行う安藤哲也氏(NPO法人ファザーリング・ジャパン代表理事)と、「男性学」第一人者の田中俊之氏(武蔵大学社会学部助教)が特別対談。父親が抱える病巣とその解決策を話し合った。

◆「イクメン」は実社会に受け入れられているのか

安藤:まず、日本の父親たちの置かれている課題について教えてもらえますか。

田中:たぶんここから10年くらいでフルタイムの共働き家庭が本当に増えると思うので、男性が真剣に家事・育児をやらないと、家庭は回らないだろうなとは思いますね。

安藤:でも、急に男が家にいるようになると、かえって困ってしまう女性もいると言いますよね。

田中:そうなんです。これだけ「イクメン」が奨励されているのに、いざ男が育休を取ったり定時で家に帰ったとして、奥さんや周囲の目がそれを受け入れてくれるのか。どうしても「ウチのお父さん、会社で干されたりしていないかしら」「あの家のお父さんはちゃんと仕事しているのか」と思われてしまう。

安藤:そこは男性だけの問題ではなくて、日本の意識の面での環境が整っていないところがある。先生も去年お子さんがお生まれになりましたね。

田中:はい。先月でちょうど1歳になりました。

安藤:おめでとうございます。実際に自分で育児なさって、どうですか?

田中:やっぱり、今年一年間はほんとに仕事ができなかったという思いがありますね。大学の授業はやりますけれど、それ以外の時間にやっていた研究や執筆は本当にできなくなりました。

安藤:育児にがっつり向き合えば、当然……

田中:仕事のペースを落とさざるをえない。

安藤:かつて男性たちは育児しなくてよくて、仕事をバリバリやってきたじゃない。

田中:はい。

安藤:その時間を取れないことへの忸怩たる思いっていうのはあるんですか。

田中:それはやっぱりありましたね。よくないなと思うのは、「育児してるんだから」みたいに自分に言い訳をしちゃう。

◆部下育てにも子育てにも使える「30秒ルール」

安藤:男女関係なく、育児しているとそういったジレンマに陥るんですよね。どうやって落としどころを見つければいいんでしょうか?

田中:いまの時期、どっちが大事かをちゃんと考える機会にはなったとは思います。本は5年後でも書けるでしょうけど、子どもはいましかお世話できない。いつかは、お父さんのことなんて……(苦笑)。安藤さんのところはどうですか? 小学生になっても、お父さんのこと好きって言ってくれているんですか?

安藤:「大好き!」とはさすがに言わないけれど、家にいると横に寄ってきて、今日買ってきたベイブレードがどうだとか。やっぱり、お父さんには話を聞いてほしいんですよね。

 僕もいま管理職に伝えているんだけど、「30秒ルール」っていうのがあって。

田中:「30秒ルール」ですか。

安藤:子どもや部下が話しかけてきたときに、パソコンを見ながら「ああ、ああ」って言っていたらダメだよって。ちゃんと30秒、しっかり向き合って目を見て「こいつはこういうことを言いたいんだな」って理解しようとすることが大事なんです。

田中:それは本当にいいと思いますね。うちの子もまだ1歳ですけれど、作業しながら頷いても不満そうですよね。1歳児にして、すでに。

安藤:やっぱり承認されている、自分に関心持ってくれているっていうのは、対面しないと伝わらないですよね。いまはみんな、パソコンやスマホと会話しちゃっている。

田中:最近話題になったのが、『ママのスマホになりたい』(WAVE出版)っていう絵本があるそうなんです。

安藤:えっ、ママのスマホに?

田中:ママがスマホばっかり見ているから、そういうタイトルになっているのかなと。

安藤:それ、ママに振り向いてほしい夫の気持ちでもあるんじゃない?

田中:そうかもしれないですね(笑)。

◆父親の家庭内アイデンティティ

田中:僕が最近聞かれて、うまく答えられないのが「家庭内でお父さんにしかできない役割ってあると思いますか?」という質問なんです。

安藤:子どもの年齢にもよりますよね。やっぱり小学校低学年くらいまでは、ママと同じように子どものお世話がある程度できたほうがいいと思う。でも思春期に入ったら、父性ならではの役割があると思いますね。先生はこれからだと思うけれど。

田中:そうですね。

安藤:ただおまえのことを信じているよ、いつも見ているよ、愛しているよっていう。育てようとする、手をかけようとするんじゃなくて、見守って信じてあげられるパパでいようぜっていつも言っています。

田中:それは誰にでもできますよね。

安藤:管理職も同じで、部下のことをすぐ「アイツはできない奴だ」って言ってしまう上司がいるんだけれど、そうじゃなくて。その部下はそこで力を発揮してないだけであって、じゃあどういう環境に置けば彼の“やる気スイッチ”が入るのかと考えてあげるのが、本当のマネジメントだと思う。たぶん会社で根性論でハラスメントまがいのことをやっちゃう人って、家庭でも子どもに同じことをやっているんじゃないかな。だから子育てがうまいパパはたぶん、部下育てもうまい上司になると僕は思っているんですよね。

田中:父親の役割は環境づくり。仕事だったら部下、家庭だったら子どもが力を発揮できる環境作りをすることが大事だってことですよね。

安藤:「子育て」じゃなくて「子育ち」の環境整備ですよね。子どもは自分で育つ力を持っているんですよ。その環境をどう整えるのかが父親の腕の見せ所。逆にいま、「塾行きなさい」「習い事しなさい」って言っちゃうと、水とか養分をどんどん与えすぎて。

田中:はい、はい。

安藤:そのせいで根腐れしている子どもがいっぱいいる感じがしますね。以前、近所に習い事を週8つしていた小1の男の子がいましたよ。疲れたサラリーマンみたいな顔していて。

田中:それはとくに、東京のよくないところかなって思いますよね。やろうと思えば、8つでも9つでも習い事ができてしまう。

安藤:こういう時代なので、リスクヘッジのためにいろいろやらせようとしちゃう。それが逆効果になることもあると思うので、もっと子どもの力を信じてあげて、本当に必要最小限の養分や水を与えてればいいんだろうな、と。

田中:いま、うちすごいですよ。幼児教室のチラシが(笑)。1歳児に、もう小学校受験を意識したクラスみたいな手紙が届くんです。ママ友の間でそういうことが話題になったりすると、どうしても女性は気にしますよね。

安藤:パパたちには、そういう不安なママたちを中和してあげられるような、家庭内の情報制御をしてあげる役割もあるんじゃないかな。でも最近「ママ化」しているパパもけっこういて、ママのように母性を発揮して、「あれもしろ」「これもしたほうがいい」とリスクを気にしているパパたちも見かけるよね。これも現代のパパが抱えるストレスなのかな。

※対談は2月17日に飯田橋で行われた出版記念パーティの模様から収録

【安藤哲也氏】
1962年生まれ。二男一女の父親。出版社、書店、IT企業など9回の転職を経て、2006年にファザーリング・ジャパンを設立。厚生労働省「イクメンプロジェクト推進チーム」顧問、内閣府「男女共同参画推進連携会議」委員、内閣府「ゼロから考える少子化対策プロジェクトチーム」、観光庁「休暇改革国民会議」委員などを歴任。NPO法人タイガーマスク基金代表も務める。近著に『「パパは大変」が「面白い!」に変わる本』(扶桑社刊)がある

【田中俊之氏】
1975年生まれ。武蔵大学社会学部助教。博士(社会学)。社会学・男性学・キャリア教育論を主な研究分野とする。『男性学の新展開』(青弓社)、『男がつらいよ 絶望の時代の希望の男性学』(KADOKAWA)、『〈40男〉はなぜ嫌われるか』(イースト新書)、『男が働かない、いいじゃないか!』(講談社+α新書)など著書多数。一児の父。

【赤ちゃん】思わず笑える“あるある”満載! 子育てコミックエッセイ『すくすくそらまめ』に見る「悩み解決のヒント」

初めての子育ては、未知で予想外なことの連続。うまくいかなかったり、思い通りにならないことも多いものです。そんな子育ての日々をTwitterで発信しているのが、眉屋まゆこさん。現在1歳になる「ヒロ坊」くんを子育て中の眉屋さんが描くコミックは、ママ達から共感の声を集めています。

今回は、眉屋さんの著書『すくすくそらまめ』から、0歳児の「育児あるある」をピックアップしてご紹介します。

寝ぐずり、夜泣き……色々対策しても結局「時間が解決」

寝ぐずりや、夜泣きはママにとって切実な問題。眉屋さんは、妊娠中から「ねんトレ」の本を購入して、親子で睡眠を確保できるように準備していたそう。

「ねんトレ」とはねんねトレーニングの略で、生活リズムや睡眠環境を整えることで、赤ちゃんが自力で眠れるようにサポートすること。絵本や音楽などで入眠させたり、寝室を真っ暗に、抱っこや添い乳はNGなどのルールがあるそうです。

とはいえ、そんなに簡単にいかないのは皆さんご存知の通り。ヒロ坊くんも、結局抱っこと添い乳以外では寝られないという結果に……。

また、音楽CDやおしゃぶり、オルゴール、マッサージなど色々な方法も、寝られる日もあればダメな日もあり、なかなかコレというものは見つからなかったといいます。

それでも1歳になる頃には、自然と昼夜のリズムがしっかりつき、夜泣きも落ち着いてきたそう。

今睡眠不足で悩んでいるママは、色々な情報に流されがちですが、やはり「時間が解決」と割り切るのも、一つの手かもしれません。

「あの子はもう立っている!」わが子の成長速度にハラハラ

赤ちゃんの月齢が進むにつれ、気になるのが成長のペース。検診などで、同じ月齢の子ができているのに、わが子はできていないという場面を見ると、「大丈夫かしら」と不安になってしまうこともあるでしょう。

ヒロ坊くんも10ヶ月検診のときは、ずりばいもせず、お座りも安定しない状態。検診会場では歩いている子や、ハイハイ、つかまり立ちの子を見て不安になったといいます。

しかし、保育士である眉屋さんのお姉さんによると、子どもには立ち上がりの早い「ファンヒーター型」と、ゆっくりと発達する「オイルヒーター型」があるそう。ついつい早い子と比べがちですが、オイルヒーター型の子も、力を出し始めればちゃんと発揮できるから大丈夫だとアドバイスされたそうです。

ヒロ坊くんもそれから1週間後には、ずりばいができるようになったとのこと。焦らずに見守ってあげることも大切ですね。

共感せずにはいられない!他にも育児あるある満載

本書は、子育て中の人なら誰でも共感せずにはいられないネタが満載。

赤ちゃんの足の裏を思わず顔に当ててしまう場面や、赤ちゃんを布団にそーっと寝かせた後、ママの関節の音が鳴って赤ちゃんが起きてしまう場面、夜泣きした赤ちゃんを抱っこして寝かしつけているつもりが、実は夢だった場面など、あるあるすぎて爆笑必至です。

家事や育児の合間に読めば、肩の力もふっと抜けるのではないでしょうか。

(ハピママ*/平野 鞠)

その「子育て勉強会」、安心して参加できますか?

赤ちゃんを連れて日々外出すると、様々な「子育て勉強会」「子育てサークル」「ママサークル」などに出合うことがあります。タダで勉強できるんだな、お話ししたいな、興味あるな……なんて思ってもちょっと待って。その集まり、安心して参加できるのでしょうか?

以下、ママ友から聞いた話です。「子育て勉強会」という名のもとに、金銭を要求されたそうです。
しつこく誘われて参加。ママ友の話

ある日、子どもの習い事を通じて知り合ったママ友から「子育て勉強会に行かない?」と誘われたそうです。最初はお断りしていましたが頻繁に誘われるので、「じゃあちょっと行ってみようかな?」と思い参加することになりました。 場所は、別のママの自宅。5、6人のママたちが集まりました。子育て勉強会というよりは、お茶を飲みながら子育ての悩みを共有するという感じの、普通のお茶会でした。この時点では「普通のママ会だな」と印象付けられました。

しばらくして、「次は自宅ではなく、別の会場に先生のお話を聞きに行かない?」と誘われました。これが本当の「子育て勉強会」だった模様。断ろうと思いましたが、前回のお茶会も普通に子育ての話を共有する感じだったので「じゃあ……」と参加することになりました。

ところが当日、会場に向かう途中、お金の話が出てきました。 「先生からアドバイスを頂くときには、◯千円かかるの」。 確かめなかった方にも問題があるかもしれませんが、行きすがらの説明だったのでその場で帰るとも言い出せず、そのまま参加。 会場は、ビルの一室でした。数人のスタッフが登場して、子育てにまつわるお話があったようです。その中で少し心をひらいて、子育ての悩みを吐露すると

「それは、あなたに問題があるかもしれない」

という趣旨のことを言われました。そして

「先生から直接アドバイスを聞ける機会があるから、今日、予約していかない?」

と。カウンセリングの予約です!

帰ろうとすると引き止められ、その場で契約書のようなものにサインを求められました。金額はそれほど大きくなかったこともあり、その場の雰囲気にのまれて署名してしまいそうになりました……が、そこは熟考したいとなんとか思い直し、「一度契約書を持ち帰って検討します」と伝えました。しかし「なかなか予約がとれないから、もったいない。今すぐ契約したほうがいいと思う。予約せずに帰宅した方は、たいていご家族に反対されて来られなくなるから、内緒にしたほうがいいかも」と粘られたそうです。

結局、予約はせずに帰宅しました。その後はママ友から詳しく聞いていませんが、おそらくそこで縁は切れたのだと思います。 自分たちの身を守るために気をつけること 「子育て勉強会に参加する」「先生にお金を支払ってアドバイスをいただく」これらのことは、なんの問題もないですし、参加不参加も個人の自由です。

しかし断りにくい雰囲気の中で不本意に参加を決めてしまうママもいると聞きます。怪しいとまでいかなくても、最初の段階でどういう団体なのかを完全に把握することは難しいでしょう。 初対面の人すべてに疑いの目を向けるのは非常に心苦しいことですが、自分や子どもを守るためには、自衛が大切です。

・誘われても、すぐに参加を決めない
・有料か無料か確認する
・運営団体を確認する。パンフレットがあれば頂く
・運営団体について、口コミや評判をできる限り調べる
・参加する前に、家族に相談する

もちろん、すべての「子育て勉強会」が怪しいわけではなく、善良な団体もたくさんあります。ただ参加することで起こり得る様々な事態は、事前に考えておく方がいいはず。子育てサークルだけでなく、料理教室やヨガ教室がよくわからない団体の入り口になっていることもあります。雰囲気にのまれるとNOと言えない性格のママは一人で参加を決めず、まず家族やママ友に相談しましょう。

どうしたらいい?子どもに対してイラつき、カッとなってしまいます


教育評論家の親野智可等先生が、保護者からの質問にお答えします。

【質問】
子どもがわかっていない内容について、ついイライラして、カッとなってしまいます。そして怒号調で説明するので、子どもはおそらく怖くて内容を理解していないと思います。その場を何とかやりすごすことだけ念じて、じーっとしています。昔の自分を思い出しました。親にされたことを現在の私がしているのです。情けないです。でも放棄したら、自分の親と同じです。だから私は決してあきらめません。必ず的確な方法があるはずです。それが見つかるまでがんばりたいのですが、具体的に何をどうすればよいのか、わかりません。(33さん)
.
【親野先生のアドバイス】

33さん、拝読いたしました。

子どもと一緒にいてまったくイライラしないという人は、そうそういないと思います。というのも、子どもは、もともと大人の神経に障ることをするようにできているからです。それは、皆さんが日々感じていることだと思います。でも、本当はこれが真の理由ではないと私は感じています。

真の理由は別のところにあります。それは、子どもが大人より弱い相手だからです。つまり、人は、自分より明らかに弱い相手に対しては心のブレーキが効かないのです。 ブレーキがかからないので、イライラがどんどんふくらんでいき、他のことで溜め込んでいたものがすべてそこに出てしまいます。つまり、子どもに対して大人は、特に親は、自分のストレスをぶつけてしまいやすいのです。そして、そのとき、必ず「子どものために叱っているのだ」ということにしています。

でも、実際は、それは言い訳なのです。

その証拠に、子どもが同じようなことをしても、またはもっとひどいことをしても、心にゆとりがあるときは笑って済ませられるということがよくあります。 私は、このような自分の心の動き方によくよく気付いていることが大切だと思います。 心は常に自分を正当化しようとしますので、十分気を付けている必要があるのです。心は、自分で自分をだますことにかけては天才的です。そして、自分で自分をだますのが一番お手軽な道なのです。そうすれば、すべては相手のせいということで、自分が変わる必要がないからです。

イライラするのは子どものせい、夫のせい、妻のせい、それが一番お手軽です。そして、イライラを爆発させてすっきりしてそれでおしまい、一件落着です。その後も、「イライラさせたのは相手なのだから仕方がない」というわけで、自分は何のやましさもない安全地帯にいられるわけです。でも、これでは問題は何一つ解決されませんし、必ず自分に跳ね返ってきます。

では、いつ跳ね返ってくるのでしょうか?すぐのものもありますし、時間がかかるものもあります。本人も忘れてしまったころに返ってくるものもあります。そして、そのとき、私たちは、「なぜそんなことになるのか、さっぱりわからない」と首を傾げるのです。これが親子関係に影響を与えるのは、まず間違いありません。そして、子どもが成人したときはアダルトチルドレンになる可能性が高いのです。ダルトチルドレンの割合は、成人の6割から7割といわれるくらい高いのです。そのなかの何割かは、深刻な精神的ダメージを受けているといわれています。

33さんは、このような危険に気付いていると思います。 気付いているから、相談しているのです。 問題を感じていないなら、そもそも相談などしません。そして、それに気付いたのは、とても大きな一歩だと思います。 気付いたときから、少しずつ自分の進む方向が変わっていくからです。

では、どうしたらいいのでしょうか? 私は、まず、自分の心の動きを意識するようにすることをおすすめします。つまり、自分の感情や思考を客観的に見ていられるようにすることです。「今自分はあまりいい状態ではないな」「ストレスがたまってきているな「あっ、今自分はイライラしているな」 「もうすぐ切れそうだな」「子どものあの一言でかなりイライラしてきたな」

このように自分の心を見つめて、その動きに気付くことができると、それだけでかなり落ち着くものなのです。不思議なことに、無理にそれを押さえようとしなくても、気付いているだけで落ち着いてくるのです。これを私は日々実体験していますので、自信をもっておすすめします。これは、子どもとのことだけでなく、またイライラという感情だけにとどまりません。 一人でいるときも、または別の誰かといるときも、できるだけ自分の心の動きに気付くようにしていることをおすすめします。

「今自分は楽しい気分だな」
「今日は起きたときから憂うつだ」
「あれ、太陽が出てきただけで、自分の気分がよくなった」
「何かすっきりしない感じだな」
「今朝も夫にいつものいやみを言われたけど、今日は不快にならないな」

このように普段からできるだけ心がけることが大事です。それでないと、子どもといるときだけ気を付けようとしても無理です。すぐにはなかなかできないかもしれませんが、続けていると、少しずつできるようになってきます。そうなってくると、自分の心がとても落ち着いてきます。 先ほども言ったように、無理に押さえつけるのでなくても気付いているだけで、落ち着いてくるのです。そして、だんだん、自分はどんなときにイライラするかということもわかってきます。

曇りの日はイライラしやすい、仕事のストレスがたまると子どもにぶつけている、日曜日の午後からかなり不機嫌になる、木曜日くらいから安定してくる、夫の○○という一言に過剰に反応する、子どもの○○な行いに過剰に反応する……。

このような自分の傾向がわかってくると、対応もかなり違ってくるはずです。また、ある程度の予防もできるはずです。危ないときは、子どもと物理的に離れることも効果があります。私も、教師時代に、イライラして「このまま子どもと一緒にいると危ないな」と感じたときは、職員室に行ってボーっとしたりお茶を飲んだり同僚とおしゃべりしたりするようにしていました。このような逃避行はとても大切です。

また、ストレスがたまっているときは積極的にストレスの解消を試みることも必要です。 友達とのおしゃべり、喫茶店でのお茶、出歩く、ショッピング、音楽、映画、カラオケ、ジョギング、ウオーキング、スポーツ、マッサージ、スーパー銭湯、美容院、エステ……。
なんでもいいので自分なりのストレス解消法を見つけておくことです。これは、子どもの幸せのためにも絶対に必要です。

自動車の中に入って、音楽をかけて、その中でわめき散らすのもすっきりします。もちろん、一人になれる部屋があるなら、そこでやってもいいのです。一人で怒りまくり、怒鳴り散らし、毒づくのです。「まったくまったくまったくーーーー!! うーっうーっうーっうーっ!! むかむかむかむかぁーーーー!! くそくそくそくそぉ」枕か座布団を持ち込んで、それをボカボカ叩きまくるのも効果的です。

イライラしているとき、ぜひやってみてください。イライラだけでなく、不安なとき、心配事があるとき、何かが漠然と怖いとき、嫌な相手と顔を合わせなければならないとき、緊張しているとき、ストレスがあるとき……などなど、いろいろなときに有効です。たまっていたものを出してしまえば、とってもすっきりします。これは、全世界に広げたいくらい良い方法です。

このようなこともできないときは、せめて深呼吸をしてください。ふかーく息を吸って、ゆっくりながーく吐くのです。これを数回やってください。これだけでもかなり違います。深呼吸を数回やったあとでは、イライラを子どもにぶつけるのはもう不可能です。また、こういう方法もあります。イライラしてきたら「うーっ、お母さんイライラしてきたよーっ! うーっうーっ! あーっ、怒りそう怒りそう!怒っちゃう怒っちゃう! うーーーーっ!」とやってみるのです。もちろん、お父さんがやってもいいのです。

イライラ半分、冗談半分でやってみてください。これで少し吐き出すことができます。そのとき、「あんたのせいでイライラするんだよ」などと、余分なことは言わないでください。こうやって少しでも吐き出すことができれば、大爆発して子どもの心を傷つけるよりましです。この方法は、けっこうやっているかたも多いようです。以上、いくつか紹介しましたが、ぜひ、実際にやってみてほしいと思います。

ずっと以前から言っていることですが、親自身の精神衛生こそが子育ての最大のテーマだと思います。 自分の精神状態をよく保つように努めることがとても大切です。それが子どものためであり自分のためでもあるのです。33さんもすでにお気付きです。
ぜひ、この方向で進んでほしいと思います。 私ができる範囲で、精いっぱい提案させていただきました。 少しでもご参考になれば幸いです。3さん親子に幸多かれとお祈り申し上げます。

この先の学費は? 教育費と中学受験

私立の中高一貫校に進む場合、授業料や施設設備費などは学校ごとにかなり違います。また、大学受験等にかかる費用も違ってきます。今回は、志望校選択の際、確認しておきたい教育費のポイントについてお話しします。

授業料や入学金のほか、施設設備費、教材費なども確認を

教育費は、どの学校に進むかによってかなり違ってきます。たとえば首都圏の私立校の初年度納付金をみると、60万円台から120万円を越えるところまで、かなり大きな開きがあります。また、授業料、入学金、施設設備費のほか、教材費等にも学校によって差があり、海外研修がカリキュラムに組み込まれている場合など、年間20万円ほどかかる場合もあります。

志望校を絞り込む際、家計から見て無理のない学校かどうかを確認することも大切です。ただし、世帯の収入や生徒の成績に応じて、様々な奨学金制度を設けている学校も多いので、利用できる制度があるかどうかも確認しておきましょう。
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各都道府県の私立高校無償化・補助金制度を確認

現在、公立高校の授業料は無償化されており、私立高校にも就学支援金が国から支給されています。そのほか、独自に私立高校の授業料を低減する制度を設けている都道府県も多くあります。たとえば大阪府には、年収590万円未満世帯の授業料は実質無償となる制度があります。また、東京都は、2017年1月、年収760万円未満世帯の授業料を、実質無償化する方針を決めました。都内の私立高校の授業料は平均約44万円(年額、文部科学省「平成27年度私立高等学校等授業料等の調査結果について」より)ですが、対象世帯についてはこれを国と都が給付し、教育機会の平等をはかる見通しです。

これらの制度は各都道府県によって異なりますので、ぜひ一度調べてみていただきたいと思います。このように、私立高校の学費の保護者負担は、世帯年収に応じ、従来の2分の1程度から実質的な無償化まで、大きく軽減の傾向にあります。志望校選択の際、この点はぜひ念頭においておきましょう。
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大学受験までの費用はどう変わる?

私立校の説明会にいくと「学内の学習指導や受験指導がしっかりしているので、6年間塾に行かせる必要がない」と説明される場合があります。学習指導がきめ細かく、学習習慣をしっかりつけてくれる学校が多いのは事実であり、そこが私学の魅力です。特に全寮制の学校は寮費や食費がかかりますが、寮で塾のような学習指導を行っているケースが多く、その分「お得」だという考え方もあります。ただし、都市部にある難関校でカリキュラムのスピードが速い場合、授業についていけるよう、

補習として塾や家庭教師を利用している生徒もかなりいます。中学の間は学校の授業だけだったけれど、高校からは大学受験のために塾や予備校を利用する生徒が多くなります。また、大学附属校に進めば大学受験の費用はほぼかかりませんが、ほかの私立校より学費が高めという傾向があります。

入り口と出口を見比べて「お得」な志望校選択を

中学受験を終えたあと、「子どもを難関校に入れたい一心で、当初考えていたよりかなり多くの予算を使ってしまった」と振り返るかたが数多くいます。もちろん例外はありますが、難易度の高い学校を目指すほど、塾や家庭教師、教材費なども高くなる傾向があります。ただし近年は、比較的入りやすいけれど、高い進学実績を出している学校も数多くあります。

難易度の面からも、費用の面からも「無理をしすぎない」ことは大切ではないでしょうか。お子さまの適性をのびのびと伸ばしてくれそうな志望校を見つけるとともに、その裏付けとなる教育費の使い方についても、ぜひ一度ゆっくり考える機会をもっていただければと思います。

ワクワクを育てよう! 子どもが小学校入学を楽しみにする言葉がけのコツ

こんにちは。子育て支援を専門にしている臨床心理士の今井千鶴子です。

年度末となり、年長のお子さんにとっては園に通うのも残りわずかですね。

小学校への入学に向けて、「うちの子大丈夫かしら……」とソワソワされているママも多いのではないでしょうか。

今日は、この時期にママがついつい使ってしまう言葉がけをふまえ、卒園を控えたお子さんが“小学生になるのが楽しみになる”言葉がけのエッセンスをご紹介します。

●年長のママがついつい使ってしまう言葉がけ

年長のママがついつい使ってしまう言葉がけには、「もうすぐ小学生のお兄ちゃん(お姉ちゃん)になるんだから、自分のことは自分でできるよね」という類のものがあります。

「小学校で子どもに大変な(つらい)思いをさせたくない!!」そんな親心から、「もうすぐ小学生になるんだから〜」と言ってしまうこともあるかもしれません。

ただ、「小学生になるんだから……」と言うことで、お子さんが小学生になることにネガティブなイメージを抱いたり、ストレスを感じたりしていたら元も子もありません。

不安が強いお子さんや慎重派なお子さんには特に気をつけたい言葉 です。

●前向きな気持ちになる言葉がけ

ぜひオススメしたいのは、お子さんが前向きな気持ちになる言葉がけで、入学準備をすすめることです。

たとえば、ひらがなに自信のないお子さんだったら、「小学生になるのに、ひらがなが書けないなんて“困るよ”」よりも、「ママ(パパ・お兄ちゃん・お姉ちゃん)も最初は上手に書けなかったけど、“練習”したらできるようになったよ!」などと、“練習することによってできるようになる ”ことを伝えていけたらいいですね。

また、最初から“すべてのひらがなを完璧に書く”ことだけを目標にせず、「この字はいつも上手に書けているね」など、「続けて練習するぞ!」というやる気を持続させる言葉がけをみつけてみましょう。

“小学生になる”というキーワードは叱る場面でもしばしば使ってしまいますが、叱る場面で用いると、小学生になることが大きなプレッシャーになってしまいがちです。

プレッシャーを与えてもひらがなを書けるようにはなりません。親の不安やイライラを子どもにぶつけていないか、慎重に考えてみる必要があるでしょう。

●「小学校は楽しいところだ!」と思えるような言葉がけ

お子さんにとって小学校は“未知な場所”です。そのため、どの子も少なからず不安や緊張を感じているはずです。

ただ、その不安や緊張は“ワクワク”とも似ている感情です。

ですから、お子さんに対しては、「小学校って楽しいところだ!」と思えるような言葉がけを意識して、ワクワクの感情が自覚できるようにしてみましょう。

たとえば、「小学校には優しい先生(友達)がたくさんいるから楽しみだね!」「小学校では大好きなサッカーができるね!」「小学校には広い図書館があるから、たくさんの本が読めるよ!」など、お子さんの心がワクワクすること をたくさん伝えていけたらいいですね。

そのような言葉がけによってワクワクが広がり、入学後の生活にもとけこみやすくなると思います。

いかがでしたか?

今回は、卒園を控えたお子さんが「小学生になるのが楽しみになる」言葉がけのエッセンスをご紹介しました。

すべてのお子さんとママがワクワクした気持ちで新年度を迎えられますように心から願っております。

不倫に整形に夜のお仕事!?ママ友の驚きの秘密とは!?

ママになってからお友達になったママ友は、毎日顔を合わせていても、案外どんな人か知らないことも。秘密を打ち明けられたリ、噂で聞きかじったりして、ビックリするような素顔を知ってしまうこともありますよね。今回はママ100人に「ひょんなことから知ってしまったママ友の驚きの秘密」を、こっそり暴露してもらいました。

多すぎるっ! ママ友不倫事件簿

・「保育園の男の先生とデートしているところを目撃してしまいました。向こうも気づいたようで、後から連絡がきて、言い訳してました」(34歳・会社員)
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・「娘と行ったデパートでママ友とばったり出会い、軽く挨拶して別れた。一緒に歩いていたご主人と思う人は挨拶せずにそのまま先に歩いて行ってしまったので、娘に『ダンナさん若いね』と言ったら『お母さん、あの人はパパじゃないよ。パパはもっと痩せた人よ』と。驚いて何も言えなかった」(50歳・専業主婦)
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・「円形脱毛症にかかっていた私。お友達とママとのキャンプに誘われが、ズラだったので一番仲の良いママに相談。結局私は体調不良で不参加となったが、ママ友が『あなただから打ち明けるけど、私、○○さんのご主人と不倫しているの』だって。お互い誰にも言えない秘密を共有することになった」(57歳・専門職)
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・「ママ友は息子の剣道の先生と体の関係がある。剣道の先生とママ友がホテルに入って行く所を見た。後から考えると、『だからいつも胸の谷間が見える洋服やミニスカだったのかぁ』と…」(37歳・会社員)
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・「ひっそりと姿を消すように園から姿を見なくなったママ友。具合が悪いときいていたけど、実は役員として参加している他の子のパパと不倫関係になり、不倫された家族が園に乗り込んで、そのママは園に姿を出せなくなったと知ってしまった」(37歳・専業主婦)
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最も多かったママ友の秘密は「不倫」。主婦だけに出会いの場は限定されていて、相手が「〇〇さんのご主人」や「習い事の先生」だったり……。狭い世界なので、すぐに知られてしまうことも多いようですね。あたらずさわらず、遠巻きに眺めておきたいキケンな秘密です!

サバ読みは女のサガ!­

・「30代前半だと言っていたママ友が『夫の介護保険料負担が大変』と話してきました。が、以前にご主人は同じ年齢だと言っていたので、7歳はサバを読んでいることがわかった、ということがありました(介護保険負担は40歳から)。どうりで老けているわけだ…。お子さんにも年齢を伏せていたようです」(50歳・専業主婦)
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・「すごく爽やかで30代前半を自称していたママが、干支の話から始まって同世代のアイドルなどの話をしていると、どうも違和感。たまたま彼女のお母さんとごあいさつした時、『○○ちゃんママは〇年なんですね』と干支の話をしたところ12歳ごまかしていたことを知り驚きました!!」(43歳・専業主婦)
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ついついサバを読んでしまうことは女性にはよくあること。でも、10歳前後もサバを読んでいると、さすがに仰天してしまいます。そこまでして守りたいものって…何!­

美人には理由あり。「お直し」の過去

・「とても美人で有名なママが過去に整形を繰り返していたことを知ったことに驚いてしまった」(55歳・専業主婦)
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・「引越し先で出来た新しい友達・Aさんが、引っ越し前の場所でママ友だった方の知り合いだったことが偶然発覚。友達が教えてくれたAさんの秘密は、何と彼女はもとキャバ嬢でおまけに整形もしているということ。今の彼女からは想像も出来ない驚き。そして世間の狭さ、人の口の軽さに驚いた」(37歳・パート)
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・「自慢が大好きなママ友。モテる話も自分からしていて、どこからその自信が来るのだろうと思っていましたが、他の友人から高校時代と顔が違うと聞きました。整形で自信をつけているようです」(38歳・パート)
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お美しいと思っていたら、整形の過去が! 本人は隠していても、そういう情報は広まってしまうものなのでしょうか? 次に会ったとき、悪いと思いながら、ついついガン見してしまいそうです。

夜のアルバイトで荒稼ぎするママたち

・「昔、夜の女王だった人がいました。『たくさん稼げたわ』という話を聞きながら、今のおしとやかな外見とは全く違った彼女の一面を知った驚きでいっぱいになりました」(39歳・専業主婦)
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・「あるママ友さんはいつもお金があり余っている感じ。でも、旦那さんは安月給なので疑問に思っていたら、ママ友さんはデリヘルで働いていることが判明しました」(40歳・パート)
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・「内緒でプチ愛人業をしていたらしい。当然、旦那には内緒。やたらと金回りが良かったので、バレてしまったそうです」(35歳・専業主婦)
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夜のお仕事にいそしむママさんたち。お金のためと割り切っているのでしょうが、ママとしての顔を先に知っているとビックリしてしまいますよね。昼は主婦業、夜は女王様、なかなかハードそうですが……。

意外な才能にドッキリ! ママ友の華麗なる経歴

・「色白でとても和風な感じのママさんですが、意外なことに大型免許を持っていて、8トントラックをガンガン乗りこなしていたと聞いた時」(45歳・専業主婦)
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・「普通に接していたママ友が実は東京大学卒のインテリだったことを知った時は驚きでした」(43歳・専業主婦)
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・「ママ友の中でも一番大人しくて控えめなAさん。ランチ後にちょっとだけカラオケに行くことになった。そこでAさん、プロ並みの歌唱力、みんなびっくりしてあまりのうまさと普段のAさんとのギャップに大興奮。20代前半までバンドで歌手を目指していたそう」(37歳・専業主婦)
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・「普通のお友達だと思ってつきあっていたら、その人はある婦人雑誌にも載っているニットデザイナーさんだったことが判明。おどろいたのなんの!」(62歳・専業主婦)
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普通のママさんだと思っていたら、見かけからは想像できない華々しい経歴が! 地味~にしている人ほど、本当はスゴいものです。才能があるって羨ましい!
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以上、みなさんが驚いたママ友の秘密を披露してもらいました。それにしても、不倫の秘密が多かったのには驚きです。ママになっても恋は現役!なのかもしれませんが、くれぐれも大火事にならないよう祈るばかりです……。
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※暮らしニスタ編集部が既婚女性100人を対象に行ったアンケート調査より

子どもの指しゃぶりが直らないのは、親の愛情不足が原因?

育児に悩みは尽きないもの。ママたちの悩みに、子どもの「発達心理」の研究をされている菅原ますみ先生(お茶の水女子大学教授)がアドバイスします。

【ママからの相談】
4才の息子は、指しゃぶりがやめられません。ほめたり、叱ったり、はげましたりしながら、いろんなやり方をためしてみましたが、眠っているときやボーっとテレビを見ているときに、つい手が口にいくようです。「愛情不足じゃないのか?」と夫に言われ、ショックでした。でも、そんなことはないと思っています。(年中 男の子のママ)

子どものクセに「意味づけ」は必要ありません

そんなママの悩みに、菅原先生からはこんなアドバイスがありました。

「『なくて七癖』というように、年齢にかかわらず、クセというものはだれにでもあるものです。ご自身はいかがですか? 大人になって指しゃぶりする人はあまりいませんが、話しながら髪の毛をいじったり、食事のときにひじをついたり、語尾に『ね』などをつけたり。

私にも髪の毛をついさわってしまうクセがありますが、アメリカのスピーチトレーニングの場などでは『髪の毛をさわるのは自信のない証拠』と言われているため、プレゼンテーションや会議の場では『絶対に髪の毛をさわってはいけない』と言われたことがあります。単なるクセなのに『自信のない証拠』という意味づけがなされてしまうのです。

子どものクセも同様で、なかなか直らない習慣があると、大人はどうしてもそこに意味づけをしたくなるものです。2才児なら見過ごすことができても、4才で指しゃぶりしていると、『甘えがたりないから』『さびしいから』という意味づけをしたくなってしまうのです」

胎児期から指しゃぶりをするケースも

「でも、『愛情いっぱいに育った子は指しゃぶりはしない』という根拠はどこにもありません。愛情不足で指しゃぶりをする子は確かにいますが、愛情いっぱいでもなかなか指しゃぶりのクセが直らない子もいるのです。

指しゃぶりは、多くの場合、泣いたときにたまたま口に指をいれて(胎児期からずっと指しゃぶりしているというケースもあります)、吸っていたら安心できたので続けてしまう、ということから始まるようです。ある意味、自分を落ち着かせるためのスキルともいえると思います。まれにストレスとクセが重なってしまう子もいるかもしれません。けれど、愛情いっぱいで育っても、クセが直らない子はたくさんいます。深読みしすぎる必要はありません。

もしもふり返って、『かまってあげる時間が少なかったかも』『さびしい思いをさせちゃったかな』などの気になることがあれば、いつもよりたっぷりかわいがってあげてください。寝つくまでそばにいてあげたり本を読んであげたりするなど、子どもが安心できるような場面をたくさんつくってあげるといいですね」

クセを直すときに注意することは?

「では、気になるクセは直した方がいいのでしょうか。それはお母さんの考え方次第だと私は思います。指しゃぶりの場合、幼稚園などでお友だちに指摘されたりして『赤ちゃんっぽくて恥ずかしい』と気がついて、自主的にやめる子が多いようです。『自分から自然にやめるまで待ちたい』と思うなら、それもひとつの方法です。

ただ、4~5才以降も指しゃぶりを続けてしまうと、永久歯の歯並びに影響が出ることも多いそうです。『指をチュッチュしていると、前歯がネズミさんみたいに前に出ちゃうんだって』と話してみるのもいいかもしれません。もちろん、言われてすぐにやめられるとは限りませんし、言われても全然気にしない子もいます。永久歯の歯並びを気にされるお母さんは、歯医者さんに相談してみるといいかもしれませんね。

また、指しゃぶりはテレビを見ているときや、寝つくまえにすることが多いので、テレビの見せすぎに注意したり、寝つくときには手をつないであげたりするということも、いい方法です。いずれにせよ、『指をしゃぶるなんてダメ』としかりつけて、無理やりやめさせるようなことは避けたほうがいいと思います。気付いたときにその都度、やさしく注意してあげるようにしましょう」

将来「あの人、育ちが悪い」と思われないために!親が子どもの前でしてはいけないこと

「どこへ出しても恥ずかしくない子」に育てようと日々、子育てに奮闘してきたのに…。 子どもが大人になって「あの人、育ちが悪いわよね」と言われてしまったら、親としては凄く悲しいですよね。 でも、日頃の親のちょっとした後ろ姿や、子どもの前で見せている言動や対応が、そのような大人に育ってしまうきかっけになっていることがあるのです。 『1人でできる子になる 「テキトー母さん」流 子育てのコツ』の著者の立石美津子がお話しします。

■「育ちがいい・悪い」の意味

実は、育ちがいい・悪いというのは「経済的に裕福な家庭に育ったかどうか」ということではないのです。 “氏より育ち”という言葉にも表されているように、家柄や身分よりも、育った環境やしつけのほうが、人間の形成に強い影響を与えます。

■「育ちが悪い」と感じた実例
■挨拶をしない

以前、ニュースにもなったことです。 神戸のマンションの管理組合の会議で、小学生の子を持つ住人から 「知らない人に挨拶されたら、逃げるように教えているのでマンション内では挨拶をしないように決めてください。 子どもには、どの人がマンションの人かどうかは判断できない。教育上困ります」との提案がありました。 年配の住人からも「挨拶しても挨拶が返ってこないので、気分が悪かった。お互いにやめましょう」と意見が一致し“挨拶しないルール”が決まりました。

物議をかもしたニュースでしたが、こんなことをしていたらマナーのなっていない子どもが育ってしまうと思います。 そして、むしろ普段挨拶をする関係があるからこそ、子どもが怖い目にあったとき、赤の他人でも助けてくれるのではないでしょうか。 さて、私はマンションに住んでいるのですが、交流がなく名前も知らないのにエレベーターや廊下で会ったとき「おはようございます!」「こんにちは!」と私より先に挨拶してくる小学生と、ムスッとしていて黙っている小学生の2タイプいることに気が付きました。

数日後、その原因がわかりました。

いつもダンマリを決め込んでいる子どもが、親子でエレベーターに乗ってきました。私が会釈をしても「特に家を行き来していないでしょ」の態度で、そのママも挨拶をしないのです。 その様子を見て「ああ、この小学生はこの親の元で育てられているから、挨拶ができない子に育ってしまっているんだな」と思いました。

その子どもの手には、学習塾用のカバンが握りしめられていましたが、「勉強ができるようになっても、挨拶さえ出来ないのはどうなのかな」などと感じてしまいました。 家庭内でも、食事前にママ自身が作ったものに「いただきます」と言い、夫婦間など家族の間でも「いってらっしゃい」「ただいま」「おはよう」「おやすみなさい」と声をかけあう、そんな大人の姿を見て、子どもに自然と挨拶の習慣が付いていきます。

■ファミレスで…

最近、ファミレスなどでサラダバーやドリンクバーがありますよね。 「無料だから」と食べきれない量を盛ってきて残したり、そこでは飲まないティーバッグや砂糖やミルクを余分に持ち帰るママを見かけることがあります。 でも、子どもはちゃんとその様子を観察しています。そして、親の真似をします。 家では「残さず食べなさい!」と叱りながら、外では“大量にとってきては残す”という違う態度を見せてしまっています。これではマナーが身に付きませんよね。

それから「食事中にテレビを観ちゃダメ!」と子どもに言いながら、自分は食事中にスマホに夢中なのも、親が指示していることとやっていることが矛盾しているように、子どもからは見られていますよ。

■公共の乗り物内で…

私がよく利用するバスに、3歳くらいの子どもをベビーカーに乗せてスナック菓子を与えているママがいます。乗車時間はわずか10分ほどなのですが「子どもが騒いで周りに迷惑をかけないように」のためか、乗車すると、サッと子どもの手にスナック菓子を手渡します。 そして、下車する停留所が近づくと、ママは子どもの服やベビーカーに付いたスナック菓子の粉をパッパッと床に払って降りていきます。家では絶対にしない行為だと思うのですが、ベビーカーの汚れだけに目がいってしまい気になるかもしれませんね。

これだけ汚いのが気になるのですから、家庭ではきっと「零さないように食べなさい」と注意しているでしょう。でも、これでは公共のマナーが身に付きませんよね。 それから、長時間乗っている新幹線でもない車内で菓子を与えていると、大きくなったとき電車でパンを食べたり化粧をしても“恥ずかしい”と思う脳が育たないのではないでしょうか。 賛否両論あるかとは思いますが、私はわずかな乗車時間に幼い子どもに菓子を与えるのはよくないと思うのです。

■思わず「マジ、すげえ、むかつく」と叫ぶ女性

身だしなみも整えて、化粧も綺麗にしているのに… レストランで、注文したものと違うものを運んできた店員に対して、後で「むかつく!」と言う。 大きなピザをみて「でかい」と思わず叫ぶ。 「とっても美味しそう」ではなく「うまそう」と口をついて出てしまう。 「美味しい・まずい」「きれい・汚い」を、なんでも「やばい」の一言で済ます。また、言葉だけでなく、親のこんな行動はどうでしょう?

「思いやりの心・優しい心」を持った子に育ってほしいと思いながら、電車に乗ったとき「ほら、あそこ空いているから早く座っちゃいなさい!」と椅子取りゲームのように命じる。 駅や公園のゴミ箱に、家庭ごみを捨てる姿を見せる。時代ごとの流行り言葉は確かにあり、人間関係を築く上であえて使っている人もいますが、少なくとも母国語が完成する幼児期は、そんな言葉のシャワーを浴びせないようにした方がよいかもしれませんね。

なかなか難しいかもしれませんが…子どもの前では「ちょっと気分が悪いよね」「とっても大きなピザ」「おいしそうなピザ」などの言葉遣いをしてみましょう。 子どもも周りの友達の影響で、汚い言葉を使い出す時期もありますが、それはあくまでも一時的なもの。 しっかり家庭で言葉遣いの土台を作っておけば、一時期周りの友達に合わせて使うことがあっても、美しい日本語の基礎は育っています。

■まとめ

大人でも、公共のマナーが身についていない人はたくさんいますが、これも小さいころから長年培われてきた“育ち”が大きく影響します。勉強ができるとか、仕事ができるとか以前に、大事なことですよね。 見た目はいくらでも変えられても、無意識に出てくるその人の言動から、長年培われてきた“育ち”を隠すことはできないものです。

わが子にきちんとした日常生活の常識やマナーを身につけさせるために、親御さんは日々あらゆる言葉や方法でしつけに奮闘していると思います。 しかし、実はしつけの一番の近道はもっとシンプルなこと。昔の人から語り継がれているあの言葉にあります。

“子は親を映す鏡”、“子は親の背中を見て育つ”

まさにその通りで、いくら親御さんが「○○しなさい!○○しちゃダメ!」と、口やかましくしつけたところで、親自身ができていなければ、残念ながらその背中から学んでしまうのです。 皆さんはどう思いますか。

「息子たちをメシの食える男に」 森昌子流“スパルタ子育て術”

「あんたは鬼のような母親だ」

そんなコピーがまず目につく本書『母親力』(SBクリエイティブ刊)は、今年デビュー45周年を迎えた歌手の森昌子さんによる一冊である。

森さんの長男はロックバンド・ONE OK ROCKのボーカル、Takaこと森内貴寛さん、三男は同じくロックバンド・MY FIRST STORYのボーカル、Hiroこと森内寛樹さんであることも有名だ。

きれいで優しそうな顔立ちやその佇まいから、「おっとりしている」「優しそう」といったイメージを持っている人は多いかもしれない。ところが、子育てに関してはかなりの「スパルタ」なのだという。

■「スパルタ」だけど子どもを信じ抜く覚悟を持つ

今の世の中において「スパルタ」は好まれない言葉だろう。しかし、森さんの教育方法はかなり厳しく、そして独創的である。

例えば「18歳になったら強制的に独立させる」「兄弟同士でも兄には敬語を使わせる」「門限を設け、それを破ったら家の中に入れない」といった感じである。

これらは、母親に依存せず、年上を敬い、自分のことは自分でするといった、「メシが食える男」に育てるための森さん流の躾なのだ。

その一方で自分の夢を見つけた子どもに対しては、信じてやらせてみる。
13歳の長男が「歌を歌いたい」と言ったとき、森さんは絶句した。自分も歌手だったので、どんなに辛い道のりが待ち受けているかは分かる。

「気持ちは変わらない」という長男に、森さん自身も覚悟を決め、「やってみたら?」と伝えた。すると、長男は「ありがとう」と返し、満面の笑みを浮かべた。
森さんが決めた覚悟は「わが子を最後まで信じて付き合うこと」。どんなことがあっても、わが子を最後まで信じてあげるのは親しかいない、そう気持ちを新たに強くしたという。

■本の中で明かした子育ての3つの信条

そんな森さんは本書の中で、子育ての3つの信条を明かしている。


躾…社会に出たときに先輩方に可愛がってもらい、いろんなことを教えてもらうために最低限必要な礼節を身につけさせる。
経験…あえて失敗を経験させる。また、幼少期に習い事を通してさまざまな経験をさせる。
独立…自立させるため、18歳になったら強制的に家から出して独立させる。
(『母親力』P207より引用)

「おまえは鬼のような母親だ」と、森さんの母親から言われるほど。しかし、教育やしつけに関して、夫婦のバランスはうまくとれていたという。母親が子どもたちに厳しく言う役なら、父親はフォロー役というように。夫婦で力を合わせて誠心誠意、子どもたちと向き合ってきた。

教えられることはすべて教え、息子たちが独立し、せいせいしているという森さん。ただし、「なにかあったときは、世界中を回しても、私だけは息子たちの味方につくつもりです」と述べる。

スパルタ子育て術というだけあり賛否両論もあるだろう。しかし、子どもたちに対する愛が強く感じられる本書は、母親だけでなく父親も読むべき一冊だろう。

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